乙4の第4類危険物を勉強していると、「特殊引火物」「第1石油類」「アルコール類」「第2石油類」など、分類名が一気に出てきます。
ここで分類表を上から順番に丸暗記しようとすると、かなり混乱しやすいです。特に、第3石油類・第4石油類・動植物油類まで一気に覚えようとすると、最初に押さえるべき中心が見えにくくなります。
マナの感覚では、第4類危険物の分類は、まずガソリン=第1石油類、灯油=第2石油類を固定すると覚えやすくなります。
車に使うガソリン、暖房に使う灯油。この2つを基準にすると、第1石油類と第2石油類の違いがぐっと見えやすくなります。さらに、アルコール類は石油類とは別枠として置いておくと、分類全体が整理しやすくなります。
この記事では、乙4 第1石油類 第2石油類の覚え方を中心に、第4類危険物の分類をどう整理すればよいかを解説します。分類表を丸暗記する前に、まず「代表例の置き場所」を作っていきましょう。
- 乙4 第4類危険物の分類マップ|ガソリンと灯油を基準に覚える
- マナの結論:第4類危険物の分類は「上から暗記」ではなく「代表例の置き場所」で覚える
- 乙4 第4類危険物の分類の出題傾向
- 乙4 第1石油類・第2石油類の覚え方|ガソリンと灯油で固定する
- 乙4 第4類危険物でよく出る頻出分類
- 乙4 第4類危険物の分類でアルコール類を混同しやすい理由
- 特殊引火物は最初から細かい物質名を全部覚えなくてよい
- 乙4 第4類危険物の分類で初心者がつまずきやすいところ
- 試験でひっかけになりやすい第4類危険物の分類
- 乙4 第4類危険物の分類の合格ライン・配点・勉強時間の目安
- 第4類危険物の分類を独学で失敗しやすい人の特徴
- 第4類危険物の分類を身近な例で考える
- 第4類危険物の分類を学ぶ順番
- 第4類危険物の分類の関連記事への導線
- ミニ問題|第1石油類と第2石油類の覚え方を確認する
- まとめ|第4類危険物の分類はガソリンと灯油から覚える
乙4 第4類危険物の分類マップ|ガソリンと灯油を基準に覚える
第4類危険物の分類は、次のように整理されます。
| 分類 | 最初のイメージ | 覚え方のポイント | 関連記事 |
|---|---|---|---|
| 特殊引火物 | 特に引火しやすいもの | 最初は「さらに危険なグループ」として置く | 特殊引火物で覚えること |
| 第1石油類 | ガソリン | ガソリンを代表例として固定する | 第1石油類で覚えること |
| アルコール類 | アルコール消毒液など | 石油類とは別枠として覚える | アルコール類で覚えること |
| 第2石油類 | 灯油・軽油 | 灯油を代表例として固定する | 第2石油類で覚えること |
| 第3石油類 | 重油など | 最初は後回しでよい | 第3石油類で覚えること |
| 第4石油類 | 潤滑油など | 後半で整理する | 第4石油類で覚えること |
| 動植物油類 | 食用油など | 石油類とは別の油として後半で整理する | 動植物油類で覚えること |
表を見ると項目が多く感じますが、最初から全部を同じ重さで覚える必要はありません。
まずは、次の3つを固定してください。
- ガソリン → 第1石油類
- 灯油 → 第2石油類
- アルコール → アルコール類
この3つが入ると、第4類危険物の分類はかなり見えやすくなります。
マナの結論:第4類危険物の分類は「上から暗記」ではなく「代表例の置き場所」で覚える
多くの解説では、第4類危険物の分類表を上から順番に並べて説明します。
もちろん、最終的には分類全体を覚える必要があります。ただ、その説明だけだと初心者は「結局、全部暗記するしかないのかな」と感じやすいです。
特に、特殊引火物、第1石油類、アルコール類、第2石油類、第3石油類、第4石油類、動植物油類を一気に並べると、どこが試験で点につながりやすいのか分かりにくくなります。
マナなら、分類表を上から覚える前に、まず代表例の置き場所を作ります。
- 車の燃料として身近なガソリンは、第1石油類
- 暖房用として身近な灯油は、第2石油類
- 消毒液などで身近なアルコールは、アルコール類
この3つを先に固定すると、分類表がただの暗記表ではなく、危険物を置いていく地図になります。
今日から使える判断基準は、次のとおりです。
第4類危険物の分類で迷ったら、まず「ガソリンに近いか」「灯油に近いか」「アルコールの別枠か」で考える。
この見方を持ってから、特殊引火物や第3石油類以降を追加していくと、分類の暗記がかなり楽になります。
乙4 第4類危険物の分類の出題傾向
乙4の性質・消火では、第4類危険物の性質や火災予防、消火方法が問われます。その中で分類は、代表物質とセットで問われやすいテーマです。
出題パターンとしては、次のような形が考えられます。
- ガソリンがどの分類に入るかを問う
- 灯油や軽油がどの分類に入るかを問う
- アルコール類を石油類と混同させる
- 特殊引火物の位置づけを問う
- 第3石油類・第4石油類・動植物油類の代表例を問う
- 分類と引火点の関係を問う
ここで大切なのは、分類名だけを単独で覚えないことです。
たとえば「第1石油類」とだけ覚えるより、「ガソリンは第1石油類」と覚えた方が、試験問題で判断しやすくなります。同じように、「灯油は第2石油類」「アルコールはアルコール類」と固定すると、選択肢で迷いにくくなります。
乙4 第1石油類・第2石油類の覚え方|ガソリンと灯油で固定する
今回の記事で一番大事なのは、第1石油類と第2石油類の覚え方です。
まず、次の2つをそのまま覚えてください。
| 代表例 | 分類 | 身近なイメージ |
|---|---|---|
| ガソリン | 第1石油類 | 車の燃料 |
| 灯油 | 第2石油類 | 暖房用の燃料 |
この2つは、第4類危険物の分類を覚えるときの柱になります。
ガソリンは、車の燃料として身近です。燃えやすい液体の代表として、第1石油類に置きます。
灯油は、ストーブなどの暖房用として身近です。ガソリンよりも扱いやすいイメージがありますが、危険物であることに変わりはありません。分類としては第2石油類に置きます。
このように、生活の中でイメージしやすいものから分類に入ると、暗記の負担がかなり軽くなります。
乙4 第4類危険物でよく出る頻出分類
第4類危険物の分類で、最初に優先したいものは次の順番です。
| 優先度 | 分類 | 最初の覚え方 |
|---|---|---|
| 高 | 第1石油類 | ガソリンを基準にする |
| 高 | 第2石油類 | 灯油を基準にする |
| 高 | アルコール類 | 石油類とは別枠で覚える |
| 中 | 特殊引火物 | さらに引火しやすいグループとして足す |
| 中 | 第3石油類・第4石油類・動植物油類 | 後半で広げる |
最初から第3石油類・第4石油類・動植物油類まで一気に覚えようとすると、混乱しやすくなります。
まずは、第1石油類・第2石油類・アルコール類です。ここを固めるだけで、分類問題の見え方が変わります。
分類の入口をもう一度確認したい場合は、第4類危険物の分類を整理する もあわせて読むとよいです。
乙4 第4類危険物の分類でアルコール類を混同しやすい理由
試験でひっかかりやすいのが、アルコール類の位置づけです。
アルコール類も第4類危険物ですが、ガソリンや灯油と同じ「石油類」ではありません。ここを混同すると、選択肢で迷いやすくなります。
最初は、次のように別枠で覚えてください。
- ガソリン → 第1石油類
- 灯油 → 第2石油類
- アルコール → アルコール類
アルコール消毒液などを思い浮かべると、アルコール類は身近に感じやすいです。ただし、身近だから安全というわけではありません。火気の近くでは危険です。
分類のうえでは、アルコール類は石油類とは別枠です。ここを最初に分けておくと、第1石油類・第2石油類との混同を防ぎやすくなります。
特殊引火物は最初から細かい物質名を全部覚えなくてよい
特殊引火物は、第4類危険物の中でも特に危険性が高いグループです。
ただし、最初から特殊引火物の細かい物質名を全部覚えようとすると、分類全体が見えにくくなります。
まずは、特殊引火物を次のように置いてください。
特殊引火物は、第1石油類よりもさらに引火しやすいもの。
この感覚を持ってから、個別の物質名を覚えていけば十分です。
詳しく整理したい場合は、特殊引火物で覚えること に進んでください。
乙4 第4類危険物の分類で初心者がつまずきやすいところ
初心者がつまずきやすいのは、分類を一気に覚えようとすることです。
分類表を見ると、どうしても上から順番に全部覚えたくなります。
でも、最初から次のすべてを同じ重さで覚えようとすると、かなり負担が大きいです。
- 特殊引火物
- 第1石油類
- アルコール類
- 第2石油類
- 第3石油類
- 第4石油類
- 動植物油類
マナのおすすめは、順番を変えることです。
- ガソリン=第1石油類を固定する
- 灯油=第2石油類を固定する
- アルコール類は石油類とは別枠で覚える
- 特殊引火物を「さらに危険なグループ」として足す
- 第3石油類・第4石油類・動植物油類を後半で整理する
この順番なら、分類表を暗記する前に、自分の中に「置き場所」ができます。
試験でひっかけになりやすい第4類危険物の分類
第4類危険物の分類では、次のようなひっかけに注意してください。
- ガソリンと灯油の分類を逆に覚える
- 軽油を第1石油類と間違える
- アルコール類を第1石油類や第2石油類と混同する
- 特殊引火物を第1石油類の一部のように考える
- 第3石油類以降を最初から細かく覚えようとして、中心テーマを落とす
特に、アルコール類の混同は注意です。
アルコール類は第4類危険物ですが、石油類ではありません。ガソリン・灯油・アルコールの3つを、別々の置き場所として覚えてください。
問題演習をしていると、分類名だけを見ていると迷う場面があります。そんなときは、「代表例で判断する」クセをつけると、選択肢をかなり絞りやすくなります。
乙4 第4類危険物の分類の合格ライン・配点・勉強時間の目安
乙4の性質・消火は10問出題されます。第4類危険物の分類は、その中でも基本となるテーマです。
分類だけで何問出ると決まっているわけではありませんが、分類が分からないと、性質、火災予防、消火方法の問題でも判断がしにくくなります。
目安として、第4類危険物の分類は2〜4時間ほどで一度整理できます。ただし、最初から細かい物質名まですべて覚えようとすると、もっと時間がかかります。
| 学習内容 | 目安時間 | やること |
|---|---|---|
| 代表例の固定 | 30分〜1時間 | ガソリン・灯油・アルコールの分類を覚える |
| 分類全体の整理 | 1〜2時間 | 特殊引火物から動植物油類まで流れを見る |
| 問題演習 | 1時間以上 | 代表例と分類の組み合わせを確認する |
最初の目標は、分類表を完璧に暗唱することではありません。
まずは、ガソリン=第1石油類、灯油=第2石油類、アルコール=アルコール類を迷わず言えるようにすることです。
第4類危険物の分類を独学で失敗しやすい人の特徴
独学で失敗しやすい人は、分類表を上から順番に覚えようとします。
- 代表例を押さえずに分類名だけ覚える
- 第1石油類と第2石油類の違いをあいまいにする
- アルコール類を石油類と混同する
- 特殊引火物の細かい物質名に最初から時間をかけすぎる
- 第3石油類・第4石油類・動植物油類まで一気に覚えようとする
- 問題演習で分類を確認しない
分類は、暗記量よりも順番が大事です。
「代表例 → 分類名 → 引火点の順番」という流れを作ると、丸暗記よりもずっと覚えやすくなります。
第4類危険物の分類を身近な例で考える
ガソリンは車、灯油は暖房用として身近です。
この2つは、第4類危険物の分類を覚えるときの基準になります。
- ガソリン → 車の燃料 → 第1石油類
- 灯油 → 暖房用の燃料 → 第2石油類
- アルコール → 消毒液など → アルコール類
このように、日常で見たことがあるものから入ると、分類が急に覚えやすくなります。
危険物の勉強は、知らない物質名を覚えるだけではありません。身近な液体が、どの分類に入り、どのような危険性を持つのかを整理する勉強でもあります。
第4類危険物の分類を学ぶ順番
第4類危険物の分類は、次の順番で学ぶのがおすすめです。
最初に読む記事
- 第4類危険物の基本を整理する
第4類危険物が引火性液体であることを確認します。 - 第4類危険物の分類を整理する
分類全体の入口として、各分類の位置づけを見ます。
次に読む記事
- 第1石油類で覚えること
ガソリンを基準に、第1石油類を整理します。 - 第2石油類で覚えること
灯油・軽油を基準に、第2石油類を整理します。 - アルコール類で覚えること
アルコール類を石油類とは別枠で確認します。
仕上げに読む記事
- 特殊引火物で覚えること
第1石油類よりさらに危険なグループとして整理します。 - 第3石油類で覚えること
分類の後半として確認します。 - 第4石油類で覚えること
第4石油類の位置づけを整理します。 - 動植物油類で覚えること
動植物油類を、石油類とは違う油として確認します。
最後に読む記事
- 第4類危険物の分類の練習問題
分類と代表例を問題で確認します。
第4類危険物の分類の関連記事への導線
分類が苦手な人は、次の記事を目的別に読んでください。
- 第1石油類で覚えること
ガソリンを中心に、第1石油類を固めたい人向けです。 - 第2石油類で覚えること
灯油・軽油を中心に、第2石油類を整理したい人向けです。 - アルコール類で覚えること
アルコール類を石油類と混同しやすい人向けです。 - 特殊引火物で覚えること
特殊引火物の位置づけを確認したい人向けです。 - 第3石油類で覚えること
後半の分類を少しずつ広げたい人向けです。 - 第4石油類で覚えること
第4石油類まで整理したい人向けです。 - 動植物油類で覚えること
動植物油類の扱いを確認したい人向けです。 - 第4類危険物の分類の練習問題
分類を問題で確認したい人向けです。
ミニ問題|第1石油類と第2石油類の覚え方を確認する
問題:第4類危険物の分類について、正しい組み合わせはどれですか。
- ガソリン → 第2石油類、灯油 → 第1石油類
- ガソリン → 第1石油類、灯油 → 第2石油類
- ガソリン → アルコール類、灯油 → 第2石油類
- ガソリン → 第3石油類、灯油 → 特殊引火物
解答:2
解説:ガソリンは第1石油類、灯油は第2石油類です。第4類危険物の分類を覚えるときは、まずこの2つを基準にしましょう。アルコール類は石油類とは別枠で覚えると、混同しにくくなります。
まとめ|第4類危険物の分類はガソリンと灯油から覚える
第4類危険物の分類は、分類表を上から丸暗記するより、代表例を先に固定した方が覚えやすいです。
まずは、ガソリン=第1石油類、灯油=第2石油類を覚えてください。次に、アルコール類は石油類とは別枠として整理します。
特殊引火物は「さらに引火しやすいグループ」として後から足し、第3石油類・第4石油類・動植物油類は後半で広げれば大丈夫です。
次に読むなら、第1石油類で覚えること と 第2石油類で覚えること で、ガソリンと灯油を中心に整理するのがおすすめです。アルコール類で迷いやすい人は、アルコール類で覚えること も続けて読んでください。