生成AIパスポートの練習問題

生成AIパスポートの試験対策には、実際に問題を解いてみることが一番です。知識のインプットだけでは、本番で迷ってしまうことがあります。

この記事では、全章から厳選した練習問題10問を出題します。答えと解説もあるので、試験前の実力チェックに活用してください。

練習問題(全10問)

第1問(第1章:AIの基礎)

機械学習の手法のうち、正解ラベル付きのデータを使って学習する方法はどれですか。

  • A. 強化学習
  • B. 教師なし学習
  • C. 教師あり学習
  • D. 転移学習

第2問(第2章:生成AI)

Transformerの最大の特徴とされるしくみはどれですか。

  • A. 強化学習
  • B. Attention(注意機構)
  • C. 過学習
  • D. 転移学習

第3問(第2章:生成AI)

GPTとBERTの違いについて、正しい説明はどれですか。

  • A. GPTは文章の理解が得意で、BERTは文章の生成が得意
  • B. GPTは文章の生成が得意で、BERTは文章の理解が得意
  • C. GPTもBERTも文章の生成が得意
  • D. GPTとBERTはまったく異なるアーキテクチャを使っている

第4問(第2章:生成AI)

AIが事実ではない内容をもっともらしく生成してしまう現象を何と呼びますか。

  • A. アラインメント
  • B. ファインチューニング
  • C. ハルシネーション
  • D. プロンプトインジェクション

第5問(第3章:最新動向)

外部のデータベースやドキュメントを検索してからAIが回答を生成するしくみを何と呼びますか。

  • A. RLHF
  • B. RAG(検索拡張生成)
  • C. ファインチューニング
  • D. ディープフェイク

第6問(第3章:最新動向)

テキスト、画像、音声など複数の種類のデータを同時に扱えるAIを何と呼びますか。

  • A. AIエージェント
  • B. 拡散モデル
  • C. マルチモーダルAI
  • D. 大規模言語モデル

第7問(第4章:リスク・法規制)

日本の著作権法第30条の4について、正しい説明はどれですか。

  • A. AIの学習のために著作物を利用することは一切禁止されている
  • B. AIの学習のために著作物を利用することは一定の条件で認められている
  • C. AIが生成した文章には自動的に著作権が発生する
  • D. AIの学習データはすべて公開する義務がある

第8問(第4章:リスク・法規制)

有名人の名前や顔が持つ経済的価値を守る権利を何と呼びますか。

  • A. 著作権
  • B. 肖像権
  • C. パブリシティ権
  • D. 個人情報保護権

第9問(第5章:プロンプト)

例を2〜5つ示してからAIに指示を出す方法を何と呼びますか。

  • A. Zero-Shot
  • B. One-Shot
  • C. Few-Shot
  • D. Chain of Thought

第10問(第5章:プロンプト)

AIのシステムプロンプトを無視させようとする悪意のある入力を何と呼びますか。

  • A. ハルシネーション
  • B. プロンプトインジェクション
  • C. ファインチューニング
  • D. Chain of Thought

解答と解説

第1問:正解 C. 教師あり学習

教師あり学習は、正解ラベル(答え)が付いたデータをAIに与えて学習させる方法です。「教師」が正解を教えてくれるイメージです。強化学習は報酬を使って学ぶ方法、教師なし学習は正解なしでデータのパターンを見つける方法、転移学習はある分野の知識を別の分野に活用する技術です。

第2問:正解 B. Attention(注意機構)

Transformerの最大の特徴はAttention(注意機構)です。文章の中で「どの言葉とどの言葉が関連しているか」を自動的に見つけ出すしくみです。GPTやBERTなど、現在の主要な生成AIモデルはすべてTransformerをベースにしています。

第3問:正解 B. GPTは生成、BERTは理解

GPTは「次の単語を予測する」方式で文章を生成するのが得意です。BERTは「文脈から空欄を埋める」方式で文章を理解するのが得意です。どちらもTransformerがベースですが、得意分野が異なります。

第4問:正解 C. ハルシネーション

ハルシネーション(幻覚)は、AIが事実ではない内容をもっともらしく生成してしまう現象です。AIは「正しさ」ではなく「自然さ」を基準に文章を作るために起こります。AIの回答は必ず人間が確認することが重要です。

第5問:正解 B. RAG(検索拡張生成)

RAG(Retrieval-Augmented Generation)は、AIが回答する前に外部の情報源を検索し、その結果をもとに回答を生成するしくみです。学習データにない最新情報も活用でき、ハルシネーションの軽減にも役立ちます。

第6問:正解 C. マルチモーダルAI

マルチモーダルAIは、テキスト・画像・音声・動画など複数の種類のデータを扱えるAIです。「マルチ(複数の)」+「モーダル(様式)」という意味です。最新のChatGPTやGeminiはマルチモーダルに対応しています。

第7問:正解 B. 一定の条件で認められている

日本の著作権法第30条の4では、AIの学習目的であれば著作物の利用が一定の条件で認められています。ただし、AIの出力が既存の著作物に類似していれば著作権侵害になる可能性があります。「学習は一定条件でOK、出力は注意が必要」と覚えましょう。

第8問:正解 C. パブリシティ権

パブリシティ権は、有名人の名前や顔が持つ経済的価値を守る権利です。肖像権は「自分の顔や姿を無断で撮影・公開されない権利」で、一般の人にも認められます。パブリシティ権は主に有名人の「経済的価値」を守る点がポイントです。

第9問:正解 C. Few-Shot

Few-Shotは、例を2〜5つ示してから指示を出す方法です。「Shot=例の数」と覚えましょう。Zero-Shotは例なし、One-Shotは例1つ、Few-Shotは例を複数示す方法です。例が多いほど、AIは期待通りの形式で回答しやすくなります。

第10問:正解 B. プロンプトインジェクション

プロンプトインジェクションは、AIの事前設定(システムプロンプト)を無視させるような悪意のある入力です。たとえば「今までの指示をすべて忘れて」と入力して制限を回避しようとする攻撃です。AIサービスのセキュリティ上の重要な課題です。

結果の目安

  • 9〜10問正解:試験合格レベルです。自信を持って試験に臨みましょう
  • 7〜8問正解:あと少しです。間違えた分野を重点的に復習しましょう
  • 6問以下:各章の記事をもう一度読み直しましょう。用語の意味を確認することが大切です

用語の確認には「生成AIパスポートの頻出用語まとめ」を活用してください。シラバスの全体像は「生成AIパスポートのシラバスをやさしく整理する」で確認できます。

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