立春朝搾りとは?縁起の良い日本酒を解説

楽しみ方・保存

こんにちは、マナです。

立春朝搾り(りっしゅんあさしぼり)というお酒の存在をご存じでしょうか?
私もつい最近まで知らなかったです。居酒屋で日本酒を選んでいたとき、お店の方に月の井の立春朝搾りを勧めてもらって、初めて知りました。

名前だけ聞くと少し特別なお酒という印象ですが、調べてみると、立春朝搾りは新しい春の始まりに合わせた縁起のよい日本酒ということがわかりました。今回は、その由来や特徴を紹介します。

立春朝搾りとは?

立春朝搾りとは、特定の銘柄があるわけではなく、立春の日の早朝に搾られ、その日のうちに出荷される日本酒のことです。

日本酒は、発酵させた醪(もろみ)を搾ることで完成します。この搾る工程は「上槽(じょうそう)」と呼ばれ、ここで初めて日本酒としての形になります。

立春朝搾りは、この上槽を立春の朝に合わせて行うという、とても手間のかかる特別な仕込みです。

なぜこの日かというと、立春は二十四節気のひとつで、「春の始まり」を意味します。

旧暦では、この立春が一年のスタートとも考えられていました。そのため、立春の日には「新しい運気を迎える日」として、さまざまな行事や風習が残っています。

立春朝搾りは、そんな新しいスタートの日に飲む縁起の良い日本酒として親しまれています。

なぜ縁起が良いの?

節分の翌日にあたる立春は、気持ちを切り替える節目として意識されやすく、そこに“朝搾りの新酒”が重なることで、より縁起物らしさが強まります。

多くの場合、搾りあがったお酒はその日のうちに神社で祈祷され、「無病息災」「商売繁盛」などの願いが込められます。

そしてそのまま出荷されるため、飲む側にとっても「運気を取り込むお酒」としての意味を持っています。

立春朝搾りの特徴

立春朝搾りは、いわゆる「新酒」にあたるので、次のような特徴があります。

  • フレッシュでみずみずしい
  • フルーティーな香り
  • 軽やかな飲み口
  • 微炭酸のようなガス感

搾りたてならではの若々しさを楽しめるのが、立春朝搾りの魅力です。

「しぼりたて」や「無濾過生酒」といったタイプが多く、フレッシュな日本酒が好きな人には特におすすめです。より広く冬のしぼりたてを知りたい方は、新酒の記事もあわせて読むと違いが整理しやすくなります。

どこでも買えるのか?

実は、立春朝搾りはどの酒蔵でも作っているわけではありません。

これは日本名門酒会という組織の企画として行われており、参加している酒蔵のみが製造しています。

引用:日本名門酒会公式サイト

また、搾ってすぐに出荷する必要があるため、流通や販売も限定的になっています。
実際に購入したい場合は、日本名門酒会の公式サイトから販売店を探して予約するのが確実です。

おすすめの楽しみ方

立春朝搾りは、そのフレッシュさを活かして冷酒で飲むのがおすすめです。

  • その日のうちに飲む
  • 軽めの料理と合わせる
  • 家族や友人と楽しむ

特に、刺身やさっぱりした料理との相性が良く、立春の時期の食卓にも合わせやすいです。

冬から春にかけての日本酒を飲み比べるなら、初しぼりにごり酒と比べてみるのも面白いです。似ているようで、意味や楽しみ方に少しずつ違いがあります。

まとめ:新しい春を味わう特別な一杯

立春朝搾りは、立春の朝に搾られる特別な日本酒です。縁起の良い一杯として楽しまれていて、味わいもフレッシュで爽やか。季節限定ならではの魅力があります。

日本酒には、こうした季節と結びついた楽しみ方がたくさんあります。

もし立春のころに見かけたら、立春朝搾りで新しい春の始まりを感じてみてください。あわせて、新酒初しぼりにごり酒も一緒に読むと、冬から春の日本酒の違いがより分かりやすくなります。