乙4の勉強を始めると、かなり早い段階で「数字、多くない?」と感じると思います。
保存版チートシート|乙4でよく出る数字を1枚で
試験前に何度も見返せるよう、乙4でよく出る数字を1か所にまとめました。ブックマーク推奨です。細かい理屈は各リンク先で確認し、ここでは「数字と覚え方」だけを一気に押さえてください。
試験そのものの数字
| 項目 | 数字 |
|---|---|
| 試験時間 | 2時間(120分) |
| 問題数 | 35問(法令15・物理化学10・性質消火10) |
| 合格基準 | 各科目60%以上(合計ではなく分野ごと) |
| 合格率 | 近年30%台前半(令和7年度31.9%) |
| 受験料 | 5,300円(電子申請は事務手数料160円が別途/2026年時点) |
| 免状交付手数料 | 2,900円 |
指定数量(非水溶性)+ゴロ
ゴロ「ゴニはセンニのロクマン長者」。水溶性は非水溶性の2倍、アルコール類は400L。
| 分類 | 指定数量 |
|---|---|
| 特殊引火物(ゴ) | 50L |
| 第1石油類(ニ) | 200L(水溶性400L) |
| アルコール類 | 400L |
| 第2石油類(セン) | 1,000L(水溶性2,000L) |
| 第3石油類(ニ) | 2,000L(水溶性4,000L) |
| 第4石油類(ロク) | 6,000L |
| 動植物油類(マン) | 10,000L |
第4類の分類の順番+ゴロ
ゴロ「特進クラスは1組である。2、3、4組のことは、動物に聞けよ」。特進=特殊引火物/1組=第1石油類/ある=アルコール類/2・3・4組=第2〜第4石油類/動物=動植物油類。指定数量のゴロと同じ並び順なので、セットで覚えると強いです。
引火点の目安(代表物質)
| 物質 | 引火点の目安 |
|---|---|
| 特殊引火物(ジエチルエーテル等) | 非常に低い(−40℃前後以下) |
| ガソリン | 約−40℃以下 |
| 灯油 | 約40℃以上 |
| 軽油 | 約45℃以上 |
| 重油 | 約60〜150℃ |
※引火点は目安です。数値は幅があるため、正確な値は各解説記事で確認してください。参考:発火点はガソリン約300℃、二硫化炭素は約90℃と特に低い。
保安距離・保有空地(法令)
| 保安距離の対象 | 距離 |
|---|---|
| 一般の住居 | 10m以上 |
| 学校・病院・劇場など多数を収容する施設 | 30m以上 |
| 重要文化財など | 50m以上 |
| 高圧ガス施設 | 20m以上 |
| 特別高圧арх空電線(7,000V超〜35,000V以下) | 3m以上(35,000V超は5m以上) |
保有空地は「施設の周囲に確保する空地」で、指定数量の倍数などで幅が決まります(例:製造所・一般取扱所は指定数量10倍以下で3m以上、10倍超で5m以上)。※保安距離・保有空地の数値は改正され得るため、公開前に最新の法令で必ず確認してください。
確認ミニ問題(数字)
ミニ問題1:特殊引火物の指定数量は?
- 50L
- 200L
- 1,000L
- 10,000L
解答と解説を見る
正解:1(50L)
特殊引火物は第4類で最も危険性が高く、指定数量も最小の50L。ゴロの先頭「ゴ」です。
ミニ問題2:学校・病院などへの保安距離は?
- 10m以上
- 20m以上
- 30m以上
- 50m以上
解答と解説を見る
正解:3(30m以上)
多数の人を収容する学校・病院・劇場などは30m以上。一般住居は10m、重要文化財は50m。
ミニ問題3:乙4の合格基準は?
- 3科目の合計で60%以上
- 各科目それぞれ60%以上
- 合計で70%以上
- 1科目でも満点があればよい
解答と解説を見る
正解:2(各科目60%以上)
合計点ではなく分野ごとに60%以上が必要です。苦手科目を1つでも落とすと不合格になります。
数字を問題で仕上げたい人は、指定数量の練習問題や総合練習問題35問へ進みましょう。
指定数量、引火点、試験時間、問題数、保安距離、保有空地、保安講習……。参考書をめくるたびに数字が出てくるので、最初から全部覚えようとすると、ちょっとしんどくなります。
私もこの分野を見るなら、まず「どの数字から覚えればいいの?」と迷うと思います。でも、乙4の数字は全部を同じ重さで覚える必要はありません。
先に覚えたいのは、試験でよく使う数字と、判断の基準になる数字です。この記事では、乙4初心者が先に押さえたい数字を、意味ごとに整理していきます。
乙4で覚える数字に迷ったら、まずは優先順位をつけて、試験でよく使う数字から押さえていきましょう。
乙4の数字は全部を最初に覚えなくていい
乙4では、いろいろな数字が出てきます。ですが、最初から細かい数字を全部暗記しようとすると、どれが大事なのか分からなくなります。
まず分けたいのは、次の3つです。
| 数字の種類 | 見るポイント |
|---|---|
| 試験そのものの数字 | 問題数、試験時間、合格基準など |
| 法令で使う数字 | 指定数量、倍数、期間、施設の基準など |
| 危険物の性質を判断する数字 | 引火点、発火点、指定数量など |
このように分けると、数字が少し扱いやすくなります。数字だけを丸暗記するのではなく、「これは何を判断する数字なのか」をセットで見ていきましょう。
まず試験そのものの数字を確認する
最初に確認したいのは、乙4の試験そのものに関する数字です。
ここは、暗記というより「試験の作戦」を立てるための数字です。問題数や合格基準を知っておくと、どの分野をどれくらい勉強すればよいかが見えやすくなります。
| 数字 | 意味 | 見方 |
|---|---|---|
| 35問 | 乙4試験の問題数 | 3分野の合計問題数 |
| 2時間 | 乙種の試験時間 | 時間に余裕はあるが見直しも大切 |
| 15問 | 法令の問題数 | 配点上、かなり大きい分野 |
| 10問 | 物理・化学の問題数 | 苦手でも6問以上を狙う |
| 10問 | 性質・消火の問題数 | 第4類危険物の理解が中心 |
| 60%以上 | 各科目の合格基準 | 全体ではなく各分野で必要 |
乙4で特に大事なのは、全体で何点取ればよい試験ではないということです。各科目でそれぞれ60%以上が必要です。
つまり、法令だけ高得点でも、物理・化学で大きく落とすと合格できません。私の感覚では、乙4は「得意科目で逃げ切る試験」ではなく、「3科目をそれぞれ合格ラインに乗せる試験」と見ると分かりやすいです。
法令で最初に覚えたい数字
法令の数字で最初に押さえたいのは、やはり指定数量です。
指定数量は、「この量を超えると危険」という単純な数字ではありません。危険物をどれくらいの量で貯蔵・取り扱うかによって、法律上の規制が変わる基準です。
ここは、数字だけで覚えると混乱しやすいところです。まずは「指定数量=規制が変わる境目」として見ると、少し楽になります。
| 数字・考え方 | 意味 | 先に見るポイント |
|---|---|---|
| 指定数量 | 規制が変わる基準量 | 危険物ごとに違う |
| 指定数量の倍数 | 実際の量が指定数量の何倍か | 複数の危険物を扱うときに重要 |
| 10日以内 | 仮貯蔵・仮取扱いの期間 | 一時的な扱いとして出やすい |
| 各科目60%以上 | 合格基準 | 試験対策の作戦に関係する |
指定数量の倍数計算は、乙4の法令でよく出るテーマです。ガソリンを何L、灯油を何L、アルコール類を何L扱うと、指定数量の何倍になるか、という形で問われます。
このあたりは、あとで指定数量とは何かや指定数量の倍数をどう計算するかで詳しく確認するとよいです。
第4類危険物で先に覚えたい指定数量
乙4で特に重要なのが、第4類危険物の指定数量です。
第4類危険物は種類が多いですが、最初から全部を同じ強さで覚えようとしなくて大丈夫です。まずは、試験でよく出やすく、身近な危険物から押さえます。
| 危険物 | 分類 | 指定数量 | 覚え方のヒント |
|---|---|---|---|
| 特殊引火物 | 特殊引火物 | 50L | とても引火しやすいので少ない |
| ガソリン | 第1石油類・非水溶性 | 200L | 乙4で最優先レベル |
| アセトン | 第1石油類・水溶性 | 400L | 水溶性は指定数量が変わる |
| アルコール類 | アルコール類 | 400L | エタノールなどをイメージ |
| 灯油・軽油 | 第2石油類・非水溶性 | 1,000L | ガソリンより引火しにくい |
| 重油 | 第3石油類・非水溶性 | 2,000L | さらに引火点が高い |
| 潤滑油など | 第4石油類 | 6,000L | 油類としてまとめて見る |
| 動植物油類 | 動植物油類 | 10,000L | 量が大きいので印象に残しやすい |
細かく見ると、水溶性・非水溶性によって指定数量が変わるものがあります。ただ、最初はガソリン200L、アルコール類400L、灯油・軽油1,000L、重油2,000Lあたりから覚えると入りやすいです。
ガソリン、灯油、アルコール類は日常でもイメージしやすいので、数字だけでなく「何の危険物か」とセットで覚えるのがおすすめです。
引火点で覚えたい数字
第4類危険物では、引火点も大切な数字です。
引火点は、火がつきやすさを見るための目安です。厳密には、液体から発生した蒸気が空気と混ざり、火源があると引火する最低温度を表します。
乙4では、物質ごとの細かい引火点をすべて覚えるより、まず分類の境目になる数字を押さえるのが大切です。
| 分類 | 引火点の目安 | 見方 |
|---|---|---|
| 特殊引火物 | 引火点が-20℃以下など | 非常に引火しやすい |
| 第1石油類 | 21℃未満 | ガソリンなど |
| 第2石油類 | 21℃以上70℃未満 | 灯油・軽油など |
| 第3石油類 | 70℃以上200℃未満 | 重油など |
| 第4石油類 | 200℃以上250℃未満 | 潤滑油など |
この表で見てほしいのは、数字そのものだけではありません。引火点が低いほど、低い温度でも可燃性蒸気が出やすく、火がつきやすいということです。
たとえば、ガソリンは第1石油類で、引火点が低い危険物です。灯油は第2石油類で、ガソリンよりは引火しにくいですが、危険物であることに変わりはありません。
ここは、あとで引火点をどう覚えるかにつなげて確認すると、性質・消火の理解がかなり楽になります。
発火点は引火点とセットで見る
引火点と一緒に出やすいのが、発火点です。
引火点は、火源があるときに引火する温度です。一方、発火点は、火源がなくても自ら燃え始める温度です。
試験では、引火点と発火点を入れ替えたような選択肢が出ることがあります。ここは数字を覚える前に、まず意味の違いを押さえたいところです。
| 用語 | 見るポイント | 試験での注意 |
|---|---|---|
| 引火点 | 火源があると引火する最低温度 | 第4類危険物の分類で重要 |
| 発火点 | 火源がなくても燃え始める温度 | 引火点と混同しやすい |
引火点は「火を近づけたらつくか」、発火点は「火を近づけなくても燃え出すか」で分けると覚えやすいです。
施設・設備で出る数字は優先順位をつける
法令では、施設や設備に関する数字も出てきます。
たとえば、保安距離、保有空地、標識・掲示板、予防規程、保安講習などです。このあたりは重要ですが、最初から全部を完璧に覚えようとするとかなり重くなります。
まずは、「何のための数字か」を押さえるのがおすすめです。
| 数字が出るテーマ | 何を判断する数字か | 最初の見方 |
|---|---|---|
| 保安距離 | 周囲の建物などとの距離 | 火災時の影響を小さくする |
| 保有空地 | 施設の周囲に必要な空地 | 消火活動や延焼防止に関係する |
| 標識・掲示板 | 表示内容や大きさ | 施設の情報を示す |
| 予防規程 | 必要になる施設や条件 | 安全管理のルール |
| 保安講習 | 受講時期や期限 | 免状取得後の手続きにも関係する |
この分野の数字は、試験直前にまとめて確認するのも効果的です。最初は、指定数量や引火点のような中心になる数字を優先し、施設・設備の細かい数字はあとから整理していきましょう。
数字を覚えるときにやりがちな失敗
乙4の数字でつまずく原因は、数字そのものが難しいからというより、似た数字をまとめて丸暗記しようとすることにあります。
よくある失敗は、次のようなものです。
- 指定数量と引火点を同じように暗記しようとする
- ガソリン200L、灯油1,000Lだけを覚えて、何の数字か分からなくなる
- 第1石油類と第2石油類の境目を混同する
- 水溶性と非水溶性の指定数量を入れ替える
- 試験直前に細かい数字を一気に詰め込む
数字は、ただ並べると似て見えます。でも、「これは規制の数字」「これは火のつきやすさの数字」「これは施設の安全距離の数字」と分けると、かなり覚えやすくなります。
私の結論:数字は「何を判断する数字か」で分ける
乙4の数字は、丸暗記だけで押し切ろうとすると苦しくなります。
結論としては、数字は「何を判断する数字か」で分けるのがおすすめです。
| 数字の種類 | 見るポイント |
|---|---|
| 試験時間・問題数 | 試験の作戦を立てる数字 |
| 合格基準 | 各科目で必要な正答率を見る数字 |
| 指定数量 | 規制が変わる境目を見る数字 |
| 引火点 | 火がつきやすい温度を見る数字 |
| 保安距離・保有空地 | 火災時の被害拡大を防ぐ数字 |
| 保安講習などの期限 | 免状取得後の管理に関係する数字 |
たとえば、ガソリン200Lは「ガソリンの危険さを表す数字」というより、指定数量として規制の基準になる数字です。引火点21℃未満は、第1石油類を見分けるための数字です。
このように数字の役割を分けておくと、問題文でどの数字を使えばよいか判断しやすくなります。
まず優先して覚えたい数字をまとめる
最後に、乙4初心者が先に押さえたい数字をまとめます。
| 数字 | 意味 | 優先度 |
|---|---|---|
| 35問 | 乙4試験の問題数 | 高 |
| 2時間 | 乙種の試験時間 | 高 |
| 各科目60%以上 | 合格基準 | 高 |
| ガソリン200L | 第1石油類・非水溶性の代表的な指定数量 | 高 |
| アルコール類400L | アルコール類の指定数量 | 高 |
| 灯油・軽油1,000L | 第2石油類・非水溶性の代表的な指定数量 | 高 |
| 重油2,000L | 第3石油類・非水溶性の代表的な指定数量 | 中 |
| 引火点21℃未満 | 第1石油類の境目 | 高 |
| 引火点21℃以上70℃未満 | 第2石油類の境目 | 高 |
| 引火点70℃以上200℃未満 | 第3石油類の境目 | 中 |
| 10日以内 | 仮貯蔵・仮取扱いの期間 | 中 |
最初は、この表の「優先度:高」から覚えていくとよいです。細かい施設基準や例外は、問題演習をしながら少しずつ足していきましょう。
次に確認するとよい関連知識
数字の全体像が見えてきたら、次はよく出るテーマごとに深掘りしていきます。特に、指定数量と引火点は乙4の中心になる数字なので、早めに確認しておくと他の分野も理解しやすくなります。
覚え方ゴロと確認ミニ問題
数字は、ゴロで「並び順」を先に固めると一気にラクになります。ここでは、指定数量と分類の定番ゴロを押さえて、最後にミニ問題で確認します。
指定数量のゴロ「ゴニはセンニのロクマン長者」
ゴ(特殊引火物50)・ニ(第1石油類200)・セン(第2石油類1,000)・ニ(第3石油類2,000)・ロク(第4石油類6,000)・マン(動植物油類10,000)。水溶性は2倍、アルコール類は400Lだけ別に足せば完成です。
第4類の分類のゴロ「特進クラスは1組である。2、3、4組のことは、動物に聞けよ」
特進=特殊引火物/1組=第1石油類/ある=アルコール類/2・3・4組=第2〜第4石油類/動物=動植物油類。指定数量のゴロと同じ並び順なので、2つセットで覚えると定着します。
ミニ問題1:特殊引火物の指定数量は?
- 50L
- 200L
- 1,000L
- 10,000L
解答と解説を見る
正解:1(50L)
特殊引火物は第4類で最も危険性が高く、指定数量も最小の50L。ゴロの先頭「ゴ」です。
ミニ問題2:灯油400Lは指定数量の何倍か?
- 0.4倍(指定数量未満)
- 0.4倍(指定数量以上)
- 2.5倍
- 4倍
解答と解説を見る
正解:1(0.4倍・指定数量未満)
灯油は第2石油類(非水溶性)で指定数量1,000L。400÷1,000=0.4倍で1未満なので指定数量未満です。
ミニ問題3:乙4の合格基準は?
- 3科目の合計で60%以上
- 各科目それぞれ60%以上
- 合計で70%以上
- 1科目でも満点があればよい
解答と解説を見る
正解:2(各科目60%以上)
合計点ではなく分野ごとに60%以上が必要です。苦手科目を1つでも落とすと不合格になります。
もっと解いて仕上げたい人は、指定数量の練習問題や総合練習問題35問へ進みましょう。
まとめ:乙4の数字は優先順位をつけて覚える
乙4では、たくさんの数字が出てきます。ですが、最初から全部を同じように覚える必要はありません。
まずは、試験そのものの数字、指定数量、引火点、代表的な第4類危険物の数字から押さえていきましょう。
数字は、意味とセットで覚えると忘れにくくなります。指定数量は規制が変わる境目、引火点は火がつきやすさを見る数字、試験時間や問題数は試験の作戦を立てる数字です。
乙4で覚える数字は、優先順位をつけるとかなり整理しやすくなります。まずはよく使う数字から押さえて、そこから問題演習を通して少しずつ使える知識にしていきましょう。
数字の整理ができたら、独学か通信講座かの選択も早めに決めておくと、勉強計画が立てやすくなります。乙4の通信講座おすすめ3選と独学との比較もあわせてご覧ください。
数字を効率よく暗記するには、集中できる環境も重要です。乙4の暗記勉強にノイズキャンセリングイヤホンが効く理由もあわせてどうぞ。

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