西洋のインテリア様式は、時代の順に流れで覚えると整理しやすくなります。このページでは、時代の流れの要点と、個別の記事への案内をまとめます。「仕事と歴史」の分野の全体は、仕事と歴史のまとめで扱います。
時代の流れ
| 順 | 様式・運動 | 時代の目安 | ひとことで |
|---|---|---|---|
| 1 | ルネサンス | 15〜16世紀 | 古典に学び、対称や幾何学的な調和を重んじる |
| 2 | バロック | 17世紀ごろ | 豪華で壮麗。カトリック教会の権勢を背景にした装飾 |
| 3 | ロココ | 18世紀 | バロックから生まれた、繊細で優美、遊び心のある装飾 |
| 4 | 新古典主義 | 18世紀後半〜19世紀 | 古代ギリシャ・ローマを手本にする |
| 5 | アーツ・アンド・クラフツ | 19世紀後半 | 産業化に反発し、手仕事の質を見直す(イギリス) |
| 6 | アール・ヌーヴォー | 19世紀末〜20世紀初頭 | 「新しい芸術」。工芸と新しい技術を組み合わせた |
| 7 | バウハウス | 1919〜1933年 | 芸術と技術の統合をめざしたドイツの造形学校 |
時代の年は、世紀の目安です。資料によって、始まりと終わりの年が数年から数十年異なります。
古代・中世(ロマネスク、ゴシックなど)やヴィクトリアンは、このページでは扱っていません。デ・ステイルや北欧のデザインなどの運動・人物は、近代のデザイナーと代表作で扱います。
個別記事へのリンク
- 西洋インテリア様式の一覧表:様式ごとの時代・特徴を表で確認
- 家具の様式の一覧
- 近代のデザイナーと代表作:運動と人物・作品の対応
練習問題へ
テーマ別の練習問題西洋様式の練習問題でも練習できます。ここでは、確認問題を3問用意しました。
確認問題3問
学んだ内容を、3問で確かめてみましょう。答えは折りたたんであります。
問1
バウハウスが設立されたのは、いつ、どこでしょう。
- ① 1919年、ドイツのワイマール
- ② 1919年、ドイツのデッサウ
- ③ 1925年、ドイツのワイマール
- ④ 1933年、ドイツのベルリン
答えと解説
正解:①
正解の理由:バウハウスは、1919年にドイツのワイマールで設立された造形学校です。
他の選択肢が違う理由
- ②:デッサウは、のちに移った先の都市です
- ③:1925年は、デッサウへ移った年です
- ④:1933年は、ナチスの圧力で閉校した年です
復習先:このページの「時代の流れ」
問2
ロココの説明として、最も適切なものはどれでしょう。
- ① バロックから生まれた、繊細で優美な装飾の様式
- ② 古代ギリシャ・ローマを手本にした様式
- ③ 産業化に反発し、手仕事を見直した運動
- ④ 芸術と技術の統合をめざした造形学校
答えと解説
正解:①
正解の理由:ロココは18世紀に、バロックから生まれた、繊細で遊び心のある様式です。
他の選択肢が違う理由
- ②:新古典主義の説明です
- ③:アーツ・アンド・クラフツの説明です
- ④:バウハウスの説明です
復習先:このページの「時代の流れ」、西洋インテリア様式の一覧表
問3
産業革命以降に失われつつあった、職人の手仕事によるものづくりを見直した、19世紀後半のイギリスの運動はどれでしょう。
- ① バウハウス
- ② 新古典主義
- ③ アーツ・アンド・クラフツ
- ④ アール・ヌーヴォー
答えと解説
正解:③
正解の理由:アーツ・アンド・クラフツは、ウィリアム・モリスらが先導した運動です。
他の選択肢が違う理由
- ①:バウハウスは、芸術と技術の統合をめざした、20世紀の学校です
- ②:新古典主義は、古代ギリシャ・ローマを手本にした様式です
- ④:アール・ヌーヴォーは「新しい芸術」で、工芸と新しい工業技術を組み合わせた動きです
復習先:このページの「時代の流れ」
次に読む
- 西洋インテリア様式の一覧表:様式ごとの特徴を、表で整理します。