近代のデザイナーと代表作|運動との対応

仕事と歴史

デザイナーと作品は、どの運動・どの国の人かとセットで覚えると、取り違えにくくなります。時代の流れは西洋のインテリア様式を整理する、様式の特徴は西洋インテリア様式の一覧表で確認できます。

作品の年表

1830年から1950年までの年表。ウィリアム・モリスの生没(1834〜1896年)と作品《いちご泥棒》(1883年)、バウハウスの存続期間(1919〜1933年)、リートフェルトのレッド・ブルー・チェア(1917〜18年ごろ)、ミースのバルセロナチェア(1929年)、アアルトのアームチェア41「パイミオ」(1932年)を示した図。

デザイナーと代表作の一覧

複数の資料で年を確認できたものを、次の表に示します。

デザイナー国運動代表作年
ウィリアム・モリス(1834〜96)イギリスアーツ・アンド・クラフツ壁紙・テキスタイルなど。《いちご泥棒》1883年
ヘリット・リートフェルトオランダデ・ステイルレッド・ブルー・チェア1917〜18年ごろ
ミース・ファン・デル・ローエドイツバウハウス(最後の校長)バルセロナチェア1929年
アルヴァ・アアルトフィンランド北欧のモダンアームチェア41「パイミオ」1932年

作品のポイント

  • レッド・ブルー・チェア:もとは無塗装で、のちに三原色(赤・青・黄)に塗り分けられた。三原色の塗装は、1923年ごろとされる。規格化された木材を組み合わせた、直線と面の構成
  • バルセロナチェア:1929年のバルセロナ万国博覧会で、ミースが設計したドイツ館のために作られた。古代の折りたたみ椅子を手がかりにした
  • アームチェア41「パイミオ」:フィンランドのパイミオのサナトリウムのために設計された。成形合板で、座が浮いているように見える
  • ウィリアム・モリス:産業化が進む19世紀後半のイギリスで、手仕事の質を取り戻そうとした

運動との対応

運動・学校時代・国内容人物(上の表から)
アーツ・アンド・クラフツ19世紀後半・イギリス産業化に反発し、手仕事を見直すモリス
デ・ステイル20世紀初頭・オランダ美術雑誌『デ・ステイル』を拠点にした国際的な活動リートフェルト
バウハウス1919〜1933年・ドイツ芸術と技術の統合をめざした造形学校ミース(最後の校長)、ブロイヤー(学生として学んだ)

他の作品(作者と作品名のみ)

次の作品は、年が資料によって異なるため、作者と作品名をセットで覚えるのがおすすめです。年は、使う教材で確認してください。

デザイナー作品年
ブロイヤーワシリーチェア年は未確認
ル・コルビュジエ、ジャンヌレ、ペリアンLC1、LC2年は未確認
ミースブルノチェア年は未確認
ヤコブセンアントチェア年は未確認
ウェグナーYチェア年は未確認
イームズLCW・DCW年は未確認

名前と作品の取り違え対策

取り違えやすい点整理
運動の取り違え手仕事を見直す=アーツ・アンド・クラフツ(モリス)。芸術と技術の統合=バウハウス
国の取り違えリートフェルト=オランダ、ミース=ドイツ、アアルト=フィンランド、モリス=イギリス
作品名の取り違え万国博覧会のために作られたのはバルセロナチェア(ミース)。サナトリウムのために作られたのはパイミオ(アアルト)
素材の目印リートフェルトは木材と三原色。ミースのバルセロナチェアはクロームめっきの鋼とレザー。アアルトのパイミオは成形合板

「人名・国・運動・作品名・年」を1行ずつ書き出すと、整理しやすくなります。

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