床と壁の仕上げ材は、カーペット・床材(フローリング・畳・タイル)・壁紙の3テーマで整理すると、全体像がつかめます。このページでは、3つの要点、覚える順番、確認問題3問をまとめました。迷ったら、このページに戻ってきてくださいね。
分野の入口:インテリアエレメントでまず押さえること
床と壁の3テーマを比べてみよう
まずは、3つのテーマを表で比べます。
| テーマ | 何を整理するか | 試験での問われ方 |
|---|---|---|
| カーペット | 製法(織り・タフテッド・ニードルパンチ)、パイルの形状、素材 | 製法と特徴を結びつける。カット・ループを区別する |
| 床材(フローリング・畳・タイル) | 単層・複合フローリング、畳の構成、シートやタイルの違い | 種類を特徴と使う場所から区別する |
| 壁紙 | 素材ごとの種類、機能性壁紙、防火材料との関係 | 素材と特徴、機能と性能を結びつける |
この3つに共通するのは、素材・つくりの違いを、使う場所と結びつけて選ぶという考え方です。
カーペット・床材・壁紙の要点
カーペットの要点
- 製法は、織る(ウィルトン、アキスミンスター)、刺す(タフテッド)、絡める(ニードルパンチ)で区別する
- パイルの形状は、カット(切ってある)、ループ(輪)、カット&ループ(両方)
- 素材は、ウールが弾力性にすぐれ、ナイロンは摩耗に強い
床材の要点
| 床材 | 要点 |
|---|---|
| フローリング | 単層(無垢)は1層、複合は合板などの基材に突板や化粧シートをはる |
| 畳 | 畳表・畳床・畳縁でできている。畳床には稲わら床、建材畳床などがある |
| クッションフロア | 軟らかいビニルのシート。水まわりに多い |
| フロアタイル | 硬いビニルのタイル。傷や凹みに強い |
| 床タイル | 耐久性・耐水性が高い。冷たく、すべりやすさに注意 |
壁紙の要点
- 素材は、ビニル(最も一般的で水に強い)、紙、織物(風合いがあり、ほこりに注意)
- 機能性壁紙には、汚れ防止、消臭、抗菌、調湿などがある
- 防火材料は、不燃→準不燃→難燃の順に性能が高い。壁紙の認定は、下地との組み合わせで受けていることが多い
床・壁の材料そのものの特性(木材・石材・タイルの性質、下地、施工)は、仕上げ材料を整理するで扱います。
覚える順番は、この3ステップ
| 順番 | テーマ | この順番にする理由 |
|---|---|---|
| 1 | カーペット | 製法・パイル・素材の3つの軸で整理でき、「分けて覚える」練習になる |
| 2 | 床材(フローリング・畳・タイル) | 種類が多いので、使う場所ごとの選び方とセットで覚える |
| 3 | 壁紙 | 素材と機能の整理に加えて、防火材料との関係を押さえる |
各テーマの記事への案内
詳しい説明は、テーマごとの記事にまとめています。
| テーマ | 記事 | ひとこと紹介 |
|---|---|---|
| カーペット | カーペットの種類と製法 | 織り・タフテッド・ニードルパンチ、パイルの形状、素材の特徴 |
| 床材 | フローリング・畳・床タイルの種類 | 単層と複合、畳床の種類、シート・タイルの違い、使う場所ごとの選び方 |
| 壁紙 | 壁紙(クロス)の種類 | ビニル・紙・織物、機能性壁紙、防火材料との関係 |
試験での問われ方のポイント
床と壁の仕上げ材で、特に取り違えやすいのは次の3つです。
- 製法の区別:タフテッドは「刺す」製法で、織る製法ではない
- 似た床材の区別:クッションフロア(軟らかいシート)とフロアタイル(硬いタイル)、単層と複合
- 順番の取り違え:防火材料は、不燃が最も性能が高く、次に準不燃、難燃
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- カーペットの種類と製法:まず、製法・パイルの形状・素材の3つの軸から始めましょう。
確認問題3問
学んだ内容を、3問で確かめてみましょう。答えは折りたたんであります。
問1(カーペット)
基布にパイル糸を針で刺し込み、裏面を接着剤などで固定して作るカーペットは、どれでしょう。
- ① ウィルトンカーペット
- ② アキスミンスターカーペット
- ③ タフテッドカーペット
- ④ ニードルパンチカーペット
答えと解説
正解:③
正解の理由:基布にパイル糸を刺し込む製法を、タフテッドといいます。刺しゅうカーペットともよばれ、生産しやすく、現在の主流とされます。
他の選択肢が違う理由
- ①・②:ウィルトンとアキスミンスターは、糸を織って作る織りカーペットです。
- ④:ニードルパンチは、繊維を針で突いて絡ませ、フェルト状にする製法です。
復習先:カーペットの種類と製法
問2(床材)
硬いタイル状で、傷や凹みに強く、傷んだ部分だけを交換できる。クッション性はない。この特徴にあてはまる床材は、どれでしょう。
- ① クッションフロア
- ② フロアタイル
- ③ 床タイル(陶磁器質)
- ④ 複合フローリング
答えと解説
正解:②
正解の理由:フロアタイル(塩ビタイル)は、塩化ビニルを主成分にした硬いタイル状の床材です。傷や凹みに強く、傷んだタイルだけを交換できます。
他の選択肢が違う理由
- ①:クッションフロアは、軟らかいシート状の床材で、重い物で凹みやすい点が違います。
- ③:床タイルは、焼いて作る陶磁器質のタイルです。耐久性・耐水性は高いものの、冷たく、すべりやすさに注意が必要です。
- ④:複合フローリングは、合板などの基材に、突板や化粧シートをはった木質系の床材です。
復習先:フローリング・畳・床タイルの種類
問3(壁紙)
壁紙の防火材料の認定について、正しいものはどれでしょう。
- ① 壁紙だけで認定を受けるので、下地は何でもよい
- ② 下地との組み合わせで、認定を受けている
- ③ 防火材料の認定を受けた壁紙はない
- ④ 難燃材料は、不燃材料よりも性能が高い
答えと解説
正解:②
正解の理由:壁紙の防火材料の認定は、壁紙単体ではなく、下地との組み合わせで受けていることが多いとされます。防火材料の性能は、不燃材料、準不燃材料、難燃材料の順に高くなります。
他の選択肢が違う理由
- ①:認定は下地との組み合わせが前提で、下地を問わないわけではありません。
- ③:不燃・準不燃・難燃の認定を受けた壁紙の製品があります。
- ④:順番が逆です。性能が最も高いのは不燃材料です。
復習先:壁紙(クロス)の種類
練習問題へ
さらに問題を解きたい方は、準備ができ次第、案内します。