日本酒は、米、米こうじ、水を主な原料として日本国内で造られたお酒である。
日本酒は、原料を発酵させた後に蒸留して造られる「蒸留酒」に分類される。
日本酒の原料として最も多く使われるのは「水」である。
一般的に市販されている日本酒のアルコール度数は、約25%前後のものが多い。
日本酒は、米のでんぷんを糖に変え、その糖をアルコールに変えるという、2つの発酵を同時に行う「並行複発酵」という世界でも珍しい方法で造られる。
本酒造りにおいて、米のデンプンを糖に変える重要な役割を担うのは「酵母」である。
日本酒造りに適した米のことを「酒造好適米」または「酒米」と呼ぶ。
日本酒造りにおいて、麹(こうじ)の役割は、米に含まれる糖分をアルコールに変えることである。
日本酒造りにおいて、酵母の役割は、麹によって造られた糖分をアルコールと炭酸ガスに変えることである。
日本酒の味わいは、主に米と麹によって決まり、水の種類は品質にほとんど影響しない。
ワイン造りではブドウの糖分をアルコール発酵させるが、日本酒の原料である米には元々糖分がほとんど含まれていないため、そのままではアルコール発酵できない。
日本酒は、微生物である麹菌と酵母の働きによって造られる発酵食品の一種である。
日本酒の醸造法である「並行複発酵」とは、まず米のデンプンを完全に糖に変えてから、次にアルコール発酵を行う方法である。
「アルコール発酵」とは、麹菌が糖分を分解して、アルコールと炭酸ガスを生成する働きのことである。
「生酒」とは、一切の加熱処理(火入れ)を行わずに瓶詰めされた日本酒のことである。
「純米酒」とは、米、米麹、水のみを原料として造られた日本酒のことである。
「吟醸酒」とは、よく磨いた米を低温でゆっくり発酵させて造る、特有の華やかな香りを持つ日本酒のことである。
「生酒」とは、醸造アルコールを添加していない日本酒のことである。
日本酒を温めると、一般的に香りが弱まり、すっきりとした味わいに変化する。
日本酒を5℃~10℃程度に冷やして飲むスタイルを「冷酒(れいしゅ)」という。
「常温(じょうおん)」または「冷や(ひや)」とは、冷蔵庫で冷やさず、15℃~20℃程度の温度帯で飲むことを指す。
日本酒を温めて飲むことを「燗酒(かんざけ)」という。
日本酒を温めると、味わいのバランスが崩れ、アルコールの刺激が強くなるため、一般的には推奨されない。
「ぬる燗」とは、燗酒の温度帯の一つで、体温よりも少し熱い50℃程度の温度を指す。
日本酒は光に弱いため、日光の当たらない涼しい場所で保管するのが望ましい。
日本酒は温度変化に強いお酒なので、夏場でもキッチンのコンロ周りなどに置いておいても問題ない。
日本酒は一度開封しても品質は変わらないため、数ヶ月かけてゆっくり飲んでも良い。
日本酒は日光や蛍光灯の光に当たると品質が劣化するため、新聞紙で包むなどの遮光対策は有効である。
日本酒のラベルに表示されている「日本酒度」は、そのお酒のアルコール度数の高さを表す指標である。
ラベルに記載されている「アルコール分」または「アルコール度数」は、その日本酒100mlあたりに含まれるアルコールの量(ml)を示している。
日本酒のラベルに書かれている「日本酒度」は、マイナスの数値が大きいほど甘口、プラスの数値が大きいほど辛口の傾向がある。
日本酒のラベルの「原材料名」に「醸造アルコール」と書かれている場合、それは純米酒ではないことを示している
日本の歴史において、日本酒は比較的新しいお酒で、ビールやワインよりも後に造られるようになった。
古代の酒造りの方法として、米などの穀物を口で噛んで唾液の酵素で糖化させる「口噛み酒」という製法があった。
日本酒は古くから収穫への感謝や豊作祈願のために神様にお供えされるなど、神事と深い関わりを持ってきた。
「口噛み酒」とは、神社の巫女が儀式で飲むために特別に造られた甘口の日本酒のことである。