二次試験は、180分の中で、プレゼンテーション(図面・着彩)と論文を解答する試験です。協会は、解答欄に未記入の部分が残らないよう、時間配分に注意することを、問題用紙で求めています。この記事では、試験時間の決まり、時間配分の例、見直しの時間、当日の手順を整理します(確認日:2026年11月1日)。
このテーマのまとめ:二次試験の全体像
時間配分は、公式に決まったものではありません。 協会が示しているのは試験時間などの決まりで、配分の例は、このサイトの提案です。試験時間や実施時刻は年度で変わることがあるため、受験する年度の案内で確認してください。
試験時間と当日の決まり(協会の発表より)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 事前説明 | 15分(2022・2023年度は12:15〜12:30) |
| 試験時間 | 180分(2022・2023・2025年度は12:30〜15:30) |
| 退出 | 開始から120分以内と、終了5分前以降は、退出できない。開始時刻を繰り下げて実施する場合は、120分以降も退出できないことがある(問題用紙) |
| 遅刻 | 開始後30分を過ぎると、受験できない(2024年度の受験要項) |
| 配付物 | 問題用紙1部、解答用紙1枚、下書き用紙2枚(課題Ⅰ用、課題Ⅰ・Ⅱ用)(2023年度) |
| 質問 | 問題内容への質問は、誤植の確認以外は受け付けない(2025年度) |
※数値の性質:協会が公表している実施内容です。実施時刻は、変更される場合があります。受験票で確認してください。
解答するものの量は、年度で変わる
プレゼンテーションの解答の種類は、年度によって違います(くわしくは平面図・立・断面図・パースの描き方)。
| 年度 | プレゼンテーション | 論文 |
|---|---|---|
| 2022年度 | 平面図(着彩)、正面図 | 550〜600字 |
| 2023年度 | 平面図(着彩は一部)、正面図 | 550〜600字 |
| 2025年度 | 平面図(着彩)、仕上げ表、パース(着彩) | 550〜600字 |
論文は、設問で示された観点ごとに、段落を分けて書く形でした(2022・2023年度は2つの観点、2025年度は3つの観点)。
時間配分の例(サイトの提案)
2025年度の課題(平面図・仕上げ表・パース・論文)を想定した、配分の一例です。
※図は、配分の一例です。公式の配分ではありません。
| 順 | 内容 | 時間の例 | 考え方 |
|---|---|---|---|
| 1 | 問題を読み、条件を整理する | 20分 | 与条件、変更できない部分、指示を読み取る。下書き用紙で、配置の構想と、論文の構成を決める |
| 2 | 平面図 | 55分 | 描く・書き込む・着彩する作業が多いため、配分を大きくした例 |
| 3 | 仕上げ表 | 10分 | 指定された材料をそのまま写さず、具体的な材料名などを書く |
| 4 | パース | 35分 | 平面図と合わせて、家具や建具の寸法と個数をそろえる |
| 5 | 論文 | 35分 | 550〜600字。観点ごとに段落を分ける |
| 6 | 見直し | 15分 | 次の章を参照(15分は、サイトの提案) |
| 7 | 予備 | 10分 | 遅れた課題の調整に使う |
合計は180分です。2022年度・2023年度のように、平面図と正面図、論文という課題の場合は、パースと仕上げ表の時間を、正面図に振り替えて考えます。
配分の使い方は、次のとおりです。
- 過去の問題で、課題ごとの所要時間を測る。 協会は、過去の問題用紙と講評を公開しています。測った時間をもとに、自分の配分を決めます
- どの課題から始めるかは、練習で決めておく。 確認できた問題用紙には、解答の順番を指定する記載はありません
- 未記入の解答欄を残さない。 時間が足りないときは、1つの課題に時間をかけ過ぎず、すべての解答欄を埋めることを優先します
論文の書き方は、二次試験の論文で扱います。
見直しの時間
見直す内容を、あらかじめ決めておくと、短い時間で確認できます。見直しにかける時間(15分)と、下の確認の並べ方は、サイトの提案です。確認する項目そのものは、協会の問題用紙と講評にもとづきます。
| 場所 | 確認すること |
|---|---|
| 解答用紙 | 受験番号と氏名を記入したか。未記入の解答欄がないか |
| 平面図 | 家具・建具の開閉記号、室名・家具名・床仕上げ材の名称、家具の寸法と床の高さ、床の目地の記入もれ。通路幅 |
| 仕上げ表 | 指定された材料を写すだけでなく、具体的な材料名などを書いたか |
| パース | 床・壁・天井の稜線、見える物のすべて、平面図との合致 |
| 論文 | 字数が550〜600字の範囲か。観点ごとに段落を分けたか。設問に答えているか |
終了5分前以降は、退出できません。最後の数分も、記入もれの確認に使えます(サイトの提案)。開始時刻を繰り下げて実施する場合は、120分以降も退出できないことがあります(問題用紙)。
当日の手順(流れの例)
1〜4は、協会の問題用紙の注意事項に書かれた内容にもとづく手順です。5以降の順番は、サイトの提案です。
- 受験票を、机上に置く。 受験番号面を外にして三つ折りにする(2025年度の問題用紙)
- 事前説明(15分)を聞く。 事前説明の開始までに着席する
- 配付物を確認する。 問題用紙1部、解答用紙1枚。試験開始直後に、下書き用紙2枚があるかも確認する。不足や乱丁があれば、手を挙げて申し出ます
- 解答用紙に、受験番号と氏名を記入する。
- 問題を読み、条件を整理する。 課題Ⅰ・Ⅱの内容と、指示を読む(サイトの提案)
- 下書き用紙で、構想する。 配置や、論文の構成を決める(サイトの提案)
- 配分の例を目安に、解答する。(サイトの提案)
- 見直しをする。 記入もれ、字数、名前の確認(サイトの提案)
- 終了の合図まで、確認する。 開始から120分以内と、終了5分前以降は退出できない(開始時刻を繰り下げる場合は、120分以降も退出できないことがある)
問題用紙と下書き用紙は、持ち帰ることになっています(2023年度・2025年度の問題用紙)。
試験での使い方と取り違えやすい点
- 配分の分数は、公式の決まりではない。 「例」を、自分の所要時間で作り直す
- 解答する図面の数は、年度で違う。 前の年度の配分を、そのまま使わない
- 退出の決まりは、2つ。 開始から120分以内と、終了5分前以降は退出できない(開始時刻を繰り下げた場合は、120分以降も退出できないことがある)
- 遅刻の決まり。 開始後30分を過ぎると、受験できない
- 未記入の解答欄を、残さない。 どの解答欄も、時間配分を守って埋める
次に読む
- 二次試験の論文:論文の書き方と、時間のかけ方を扱います。
- 二次試験のプレゼンテーション:図面と着彩の課題の考え方を扱います。
- 平面図・立・断面図・パースの描き方:配分の中で、描く順番と、線の使い分けを確認します。


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