インテリアコーディネーター総合演習36問|9分野の問題と解説

資格試験

このサイトのオリジナル問題です。本番の出題形式・配点とは異なる場合があります。 一次試験の9分野から、4択の問題を各4問、計36問用意しました。まず自分で答えを考えてから、「答えと解説」を開いて確認しましょう。

試験の全体像:インテリアコーディネーター試験とは

この演習の使い方

  • 1問ずつ、選択肢を読んで答えを決めてから解説を開く
  • 正解でも、「他の選択肢が違う理由」まで読む
  • 解説の「復習先」で、間違えた分野の記事に戻る
  • 最後に、分野ごとの正答数を数える(下の「分野別の正答数の見方」)

「各分野4問、計36問」は、このサイトが学習用に決めた配分です。協会が公表している出題の配分ではありません。問題の形(4択)も、本番とは違う場合があります。

分野の名称は、協会の審査基準の9分野にそろえています。

分野1:ICの誕生とその背景

問1(協会の前身)

公益社団法人インテリア産業協会の前身にあたる団体は、どれでしょう。

  • ① 日本住宅公団
  • ② インテリア産業協議会(任意団体)
  • ③ 通商産業省
  • ④ 住宅金融公庫
答えと解説

正解:②

正解の理由:協会は、1978年にインテリア産業協議会(任意団体)として発足し、のちのインテリア産業協会の前身になりました。1983年に社団法人となり、2012年に公益社団法人に移行しています。

他の選択肢が違う理由

  • ①:日本住宅公団は、団地などの住宅を供給した機関で、協会の前身ではありません。
  • ③:通商産業省は国の省庁です。協会は、国の機関ではなく、民間の公益社団法人です。
  • ④:住宅金融公庫は、住宅の資金に関わった機関で、協会の前身ではありません。

復習先:ICが生まれた背景

問2(審査基準の範囲)

協会の審査基準の分野1「ICの誕生とその背景」で、基礎知識として求められる内容にあてはまらないものは、どれでしょう。

  • ① ICが生まれた背景にある、住まいへの意識の変化
  • ② 住宅・インテリア産業が発展してきた経過
  • ③ その後のインテリア産業の進展と、ICの職域の広がり
  • ④ 木造住宅の構造計算の方法
答えと解説

正解:④

正解の理由:木造住宅の構造計算は、構造の分野の内容で、分野1の範囲ではありません。分野1は、「住まい・産業・資格」の3つの流れで、ICが必要とされた理由を説明できることがねらいです。

他の選択肢が違う理由

  • ①:住まいへの意識の変化は、分野1で求められる内容です。
  • ②:住宅・インテリア産業が発展してきた経過も、分野1の内容です。
  • ③:産業の進展と職域の広がりも、分野1で求められる内容です。

復習先:ICが生まれた背景

問3(ICの位置づけ)

協会は、インテリアコーディネーター(IC)を、どのような専門職と説明しているでしょう。

  • ① 家具・照明・カーテン・住宅設備などの選択や配置を具体化し、生活者に提案・助言する専門職
  • ② 建物の構造や設備を設計し、工事が設計どおりに行われているかを監理する専門職
  • ③ 家具やカーテンを製造するメーカーで、商品を企画し、生産を管理する専門職
  • ④ 国が免許を交付し、インテリアの工事を請け負う資格者
答えと解説

正解:①

正解の理由:協会は、ICを、家具・照明・カーテン・住宅設備などのインテリアについて、適切な選択や配置を具体化し、一般の生活者に提案・助言する専門職と説明しています。

他の選択肢が違う理由

  • ②:建物の設計や工事監理は、建築士の仕事です。ICは、インテリアの商品選びと提案が中心です。
  • ③:メーカーの商品企画や生産管理は、ICの位置づけの説明ではありません。
  • ④:ICは、国が免許を交付する資格ではなく、協会が認定する民間の資格です。

復習先:ICが生まれた背景

問4(活躍の場)

協会の講座資料が、ICの活躍の場として挙げているものに含まれないものは、どれでしょう。

  • ① ハウスメーカーや工務店
  • ② インテリアエレメント専門店やホームセンター
  • ③ 家具の原木を製材する製材所
  • ④ 設計事務所やディベロッパー
答えと解説

正解:③

正解の理由:協会の講座資料は、ICの活躍の場として、ハウスメーカー、工務店、リフォーム工事店、メーカー、インテリアエレメント専門店、ホームセンター、ディベロッパー、不動産販売、設計事務所などを挙げています。原木を製材する製材所は、挙げられていません。

他の選択肢が違う理由

  • ①:ハウスメーカーや工務店は、活躍の場として挙げられています。
  • ②:インテリアエレメント専門店やホームセンターは、販売系の活躍の場です。
  • ④:設計事務所やディベロッパー(不動産系)も、活躍の場として挙げられています。

復習先:ICの仕事と職域

分野2:ICの仕事

問5(引渡しのあとの対応)

引渡しのあとの対応について、販売の場で意識することとして、最も適切なものはどれでしょう。

  • ① 保証や手直しの窓口は、契約書の保証期間が終わった時点で、あらためて案内する
  • ② 保証や手直しの窓口は、依頼者から連絡があってから、案内する
  • ③ 保証や手直しの窓口を、引渡しのときに、依頼者へ伝えておく
  • ④ 手直しが必要なときは、依頼者の了承を待たず、先に工事を進める
答えと解説

正解:③

正解の理由:引渡しのあとの対応(保証、手直し)の窓口を、依頼者にわかるようにしておくことが、販売の場で意識する点です。業務の流れでも、最後の段階は「引渡し・アフターフォロー」です。

他の選択肢が違う理由

  • ①:保証期間が終わってからの案内では、期間中に困ったときの連絡先がわかりません。
  • ②:連絡があってからの案内では、困ったときに連絡先がわかりません。
  • ④:手直しの内容は、依頼者と確認してから進めます。

復習先:販売と流通の流れ

問6(業務の流れ)

協会の講座資料の7段階のうち、「各種監理・手配」の段階で行うこととして、正しいものはどれでしょう。

  • ① 商品を発注し、納品や工事の調整・確認をする
  • ② 要望、予算、住まいの現状などを聞き取る
  • ③ 図面、カタログ、サンプルなどで提案し、依頼者と調整する
  • ④ 引渡しのあとも、使い心地の確認や手直しで支える
答えと解説

正解:①

正解の理由:各種監理・手配は、契約のあとに、商品を発注し、納品や工事の調整・確認をする段階です。

他の選択肢が違う理由

  • ②:要望や予算の聞き取りは、最初の「ヒアリング・事前調査」の内容です。
  • ③:図面やサンプルでの提案は、「提案・調整」の内容です。
  • ④:引渡しのあとの支えは、最後の「引渡し・アフターフォロー」の内容です。

復習先:ICの仕事と職域、販売と流通の流れ

問7(流通経路)

家具などの流通経路の一例で、メーカーが問屋や小売店を通さず、直接取引するケースがあるとされる相手は、どれでしょう。

  • ① 問屋
  • ② 大型小売店
  • ③ 生活者(消費者)
  • ④ 住宅会社(建設業者)
答えと解説

正解:④

正解の理由:直接取引の形は、メーカーが住宅会社(建設業者)と直接取引するケースがある、と整理されます。ただし、この整理は家具の一例で、実際の流通は商品や会社によって異なります。

他の選択肢が違う理由

  • ①:問屋は、基本形でメーカーと小売店の間に入る相手です。直接取引の相手ではなく、通さない形がある側です。
  • ②:大型小売店へ直接納める形は、「問屋を通さない形」の説明です。住宅会社との直接取引とは別の型です。
  • ③:メーカー直系の販売会社が生活者に売る「直販の形」は、メーカー本体が生活者と取引する形ではありません。

流通経路は「メーカーから生活者に届くまでの道筋」で、販売形態(商品を売る場の種類)とは別の整理です。

復習先:販売と流通の流れ

問8(見積もりと契約)

契約を結んだあと、依頼者から、追加の要望が出ました。販売の場で意識することとして、最も適切なものは、どれでしょう。

  • ① 先に追加の工事を進め、金額は、引渡しのときにまとめて伝える
  • ② 変更や追加の内容と金額を、そのつど依頼者と確認する
  • ③ 契約内容は変えられないので、追加の要望は、すべて断る
  • ④ 追加分は、見積書を作らずに、口頭の了承だけで進める
答えと解説

正解:②

正解の理由:変更や追加が出たときは、内容と金額を、そのつど依頼者とすり合わせます。見積書の内容(商品、数量、金額、工事の範囲、納期)を、依頼者がわかる形で確認しておくと、食い違いを防げます。

他の選択肢が違う理由

  • ①:金額を後からまとめて伝えると、依頼者の納得を得にくくなります。そのつど確認することが基本です。
  • ③:変更や追加を、すべて断る決まりはありません。内容と金額を確認して、対応します。
  • ④:口頭の了承だけでは、あとで食い違いが起きやすくなります。内容を、書面で確認します。

復習先:販売と流通の流れ

分野3:インテリアの歴史

問9(日本の住まいの担い手)

寝殿造と書院造の、主な担い手の組み合わせとして、正しいものはどれでしょう。

  • ① 寝殿造:武家、書院造:貴族
  • ② 寝殿造:武家、書院造:町人
  • ③ 寝殿造:貴族、書院造:町人
  • ④ 寝殿造:貴族、書院造:武家
答えと解説

正解:④

正解の理由:寝殿造は、平安時代の貴族の住宅です。書院造は、室町時代に始まり、桃山時代に完成した武家の住宅です。

他の選択肢が違う理由

  • ①:貴族と武家が入れ替わっています。
  • ②:寝殿造の担い手は貴族です。書院造の担い手は、町人ではなく武家です。
  • ③:書院造の担い手は、武家です。

寝殿造は板敷が基本で、書院造は畳を敷きつめる点も、あわせて覚えましょう。

復習先:寝殿造・書院造・数寄屋造の違い

問10(様式の前後関係)

ロココの直前の様式と、ロココの直後に現れた様式の組み合わせとして、正しいものはどれでしょう。

  • ① 直前:ルネサンス、直後:バロック
  • ② 直前:バロック、直後:新古典主義
  • ③ 直前:新古典主義、直後:アーツ・アンド・クラフツ
  • ④ 直前:バロック、直後:アール・ヌーヴォー
答えと解説

正解:②

正解の理由:ロココ(18世紀)の直前の様式がバロック、直後の様式が新古典主義です。

他の選択肢が違う理由

  • ①:ルネサンスとバロックは、ロココより前の様式です。順番が合っていません。
  • ③:新古典主義は、ロココの直後の様式です。ロココの直前ではありません。
  • ④:アール・ヌーヴォーは19世紀末〜20世紀初頭の運動で、ロココの直後ではありません。

様式は、前の様式への反応として並べると、順番が混ざりにくくなります。

復習先:西洋インテリア様式の一覧表

問11(バロックの背景)

17世紀ごろの、豪華で壮麗な様式で、金箔・大理石・大胆な光の演出が特徴のバロックは、何を背景にしていたとされるでしょう。

  • ① 産業化への反発
  • ② 古代ギリシャ・ローマへの回帰
  • ③ カトリック教会の権勢
  • ④ 芸術と技術の統合
答えと解説

正解:③

正解の理由:バロックは、カトリック教会の権勢を背景にした、豪華で壮麗な様式とされます。

他の選択肢が違う理由

  • ①:産業化への反発は、19世紀後半のアーツ・アンド・クラフツの背景です。
  • ②:古代ギリシャ・ローマへの回帰は、新古典主義の特徴です。
  • ④:芸術と技術の統合は、20世紀のバウハウスの考え方です。

復習先:西洋インテリア様式の一覧表

問12(戦後の住宅)

1976年に、三軒長屋の中央の一軒を、鉄筋コンクリートの打ち放しで建て、中央に中庭を設けた住宅は、どれでしょう。

  • ① 住吉の長屋
  • ② 白の家
  • ③ 私の家
  • ④ 中廊下型住宅
答えと解説

正解:①

正解の理由:住吉の長屋は、安藤忠雄が1976年に設計した住宅です。三軒長屋の中央の一軒を、鉄筋コンクリートの打ち放しで建て、中央に中庭があります。

他の選択肢が違う理由

  • ②:白の家は、篠原一男が1966年に設計した小住宅で、「住宅は芸術である」と唱えた建築家の代表作の一つです。
  • ③:私の家は、清家清の1954年の自邸です。ワンルームに伝統的な要素を取り入れ、床一面を石張りにしました。
  • ④:中廊下型住宅は、明治以降に広まった住宅の型で、個々の建築家の作品名ではありません。

復習先:近代から現代の住宅

分野4:インテリアコーディネーションの計画

問13(人体寸法)

目安として、立って使うキッチンの作業台の高さは、「身長÷2+5cm」で考えられています。身長160cmの人の場合、作業台の高さとして、最も近いものはどれでしょう。なお、これは経験則にもとづく目安です。

  • ① 約85cm
  • ② 約80cm
  • ③ 約90cm
  • ④ 約96cm
答えと解説

正解:①

正解の理由:160cm÷2+5cm=85cmです。

他の選択肢が違う理由

  • ②:「身長÷2」だけで計算した、80cmです。「+5cm」を入れ忘れた値です。
  • ③:身長170cmの人の場合の値(170÷2+5=90cm)です。身長を取り違えています。
  • ④:160cm×0.6の値です。式が違います。

座って使う机の差尺(座高の約1/3)などと、式を取り違えないようにしましょう。

復習先:人体寸法と動作寸法

問14(尺貫法の換算)

尺貫法で、1間(6尺、約1,820mm)四方にあたる「1坪」の面積に、最も近いものは、どれでしょう。なお、数値は換算値です。

  • ① 約1.65㎡
  • ② 約2.2㎡
  • ③ 約3.3㎡
  • ④ 約6.6㎡
答えと解説

正解:③

正解の理由:1間は約1.82mなので、1間四方は、約1.82m×1.82m=約3.3㎡です。これが、1坪の面積の換算値です。

他の選択肢が違う理由

  • ①:1坪の半分にあたります。畳1枚(約1.45〜1.82㎡)に近い値で、1坪と取り違えやすいところです。
  • ②:1坪の2/3にあたる値で、根拠のない数値です。
  • ④:1坪の2倍(2坪)にあたる値です。

復習先:モデュールと尺貫法

問15(色の効果)

リビングに、大きな収納家具を置きます。実際より小さく、引き締まって見せたいとき、色の効果の点から、適切なものは、どれでしょう。

  • ① 明るい暖色を選ぶ(膨張して見えるので、存在感が出る)
  • ② 暗めの色や寒色を選ぶ(収縮して見える)
  • ③ 白い背景に置いて、明度対比で目立たせる
  • ④ 暖色を選ぶ(後退して、遠くに見える)
答えと解説

正解:②

正解の理由:暖色や明るい色は大きく(膨張)、寒色や暗い色は小さく(収縮)見えます。大きな家具を暗めの色にすると、引き締まって見えます。

他の選択肢が違う理由

  • ①:明るい暖色は、膨張して、実際より大きく見えます。小さく見せたい目的とは、逆の効果です。
  • ③:背景との明るさの差で、色の見え方が変わるのは、明度対比です。目立たせる効果は、小さく見せる効果ではありません。
  • ④:暖色は、後退ではなく、近くに見える(進出)色です。

復習先:色の心理効果と対比

問16(バリアフリーの寸法)

国土交通省の建築設計標準が示す、車いすの人が360度回転できる寸法として、正しいものは、どれでしょう。なお、これは設計上の目安です。

  • ① 幅80cm以上の通路
  • ② 120cm角以上
  • ③ 140cm角以上
  • ④ 直径150cm以上の円
答えと解説

正解:④

正解の理由:車いすの人が360度回転できる寸法は、直径150cm以上の円です。

他の選択肢が違う理由

  • ①:80cmは、車いすが通過できる通路の幅です。回転の寸法ではありません。
  • ②:120cmは、人が横向きになれば、車いすの人とすれ違える通路の幅です。回転の寸法ではありません。
  • ③:140cm角は、車いすが180度回転できる寸法です。360度回転ではありません。

復習先:バリアフリーの寸法一覧

分野5:インテリアエレメント

問17(ベッドの長さ)

目安として、日本のベッドの長さは、幅が違うどのサイズでも、ほぼ共通とされます。その長さの目安は、どれでしょう。なお、数値はメーカーが示す目安で、製品により数cm異なります。

  • ① 180cm
  • ② 195cm
  • ③ 205cm
  • ④ 215cm
答えと解説

正解:②

正解の理由:日本のベッドは、長さが195cmのものが一般的で、幅によって、セミシングル、シングル、セミダブル、ダブル、クイーン、キングに分けて呼びます。

他の選択肢が違う理由

  • ①・③・④:どのサイズも、長さはほぼ195cmです。205cmなどは、ロングサイズとして別に用意されるもので、一般的な長さではありません。幅(セミダブル120cm、ダブル140cm、クイーン160cm、キング180cm)と、長さを取り違えないようにしましょう。

「呼び名は幅で分かれ、長さはどれも約195cm」と覚えると、数値の取り違えを防げます。

復習先:ベッドのサイズと寝室の配置

問18(椅子の種類)

背もたれのない椅子のうち、複数人が並んで座れる横長の椅子は、どれでしょう。

  • ① スツール
  • ② オットマン
  • ③ 座椅子
  • ④ ベンチ
答えと解説

正解:④

正解の理由:ベンチは、複数人が並んで座れる、横長の椅子です。背もたれのないものが多くあります。

他の選択肢が違う理由

  • ①:スツールは、背もたれのない、1人用の補助席です。横長ではありません。
  • ②:オットマンは、ソファや椅子の前に置く、足置きです。
  • ③:座椅子は、脚がなく、畳や床に座るための椅子です。

復習先:椅子とソファの種類と名称

問19(家具の面のつくり方)

家具の扉や天板などの「面」を、角材などで内部が空洞の枠(骨組み)をつくり、その両面に合板などの薄い板を貼ってつくる構造を、何というでしょう。

  • ① 框組
  • ② 留つぎ
  • ③ フラッシュ構造
  • ④ 相欠きつぎ
答えと解説

正解:③

正解の理由:フラッシュ構造は、内部が空洞の枠をつくり、両面に薄い板を貼る構造です。軽くて反りにくく、量産しやすい一方で、ビスや金物は枠のある位置にしか効かず、一点に重さがかかる使い方は苦手です。

他の選択肢が違う理由

  • ①:框組は、框(周囲の枠材)を組んで全体をつくる構造です。板幅に制約されず、大型の家具をつくれます。内部が空洞の枠に板を貼る構造とは違います。
  • ②:留つぎは、材の端を45度に切って合わせる接合です。面のつくり方ではなく、つなぎ方の名前です。
  • ④:相欠きつぎは、2つの材を、半分ずつ欠いて組み合わせる接合です。面のつくり方ではありません。

復習先:家具の構造と継手

問20(照明の用語)

照明の明るさを表す言葉のうち、「光を受ける面の明るさ」を表し、単位がlx(ルクス)であるものは、どれでしょう。

  • ① 照度
  • ② 色温度
  • ③ 平均演色評価数(Ra)
  • ④ 配光
答えと解説

正解:①

正解の理由:照度は、光を受ける面の明るさで、単位はlxです。部屋や作業ごとに、望ましい照度の目安が示されています。

他の選択肢が違う理由

  • ②:色温度は、光の色を表す指標で、単位はK(ケルビン)です。
  • ③:平均演色評価数(Ra)は、色の見え方を表す指標で、100に近いほど、基準の光で見たときの見え方に近くなります。
  • ④:配光は、光の広がり方(上下方向にどれだけ光が出るか)のことで、明るさの量そのものではありません。

復習先:照明を整理する、光源と色温度・演色性

分野6:構造・構法と仕上げ

問21(木造の工法)

木造の工法のうち、木材の枠に構造用合板を打ち付けて、壁・床・屋根を箱型にし、壁そのもので建物を支える点に特徴があるものは、どれでしょう。

  • ① 木造軸組構法(在来工法)
  • ② ラーメン構造
  • ③ 枠組壁工法(ツーバイフォー)
  • ④ 伝統工法
答えと解説

正解:③

正解の理由:枠組壁工法は、木材の枠に構造用合板を打ち付けて、壁・床・屋根を箱型にし、壁全体で建物を支える工法です。

他の選択肢が違う理由

  • ①:木造軸組構法(在来工法)は、柱と梁で骨組みを支える、日本の伝統的な木造の工法です。筋かいや金物で補強します。
  • ②:ラーメン構造は、柱と梁を剛接合した構造形式の名前で、工法の名前ではありません。
  • ④:伝統工法は、日本で古くから使われてきた木造の工法で、壁全体で支える工法ではありません。

復習先:木造軸組工法と枠組壁工法(2×4)の違い

問22(筋かい)

木造の軸組で、柱と柱の間に斜めに入れ、地震や強風などの水平力による変形を抑える部材は、どれでしょう。

  • ① 筋かい
  • ② 根太
  • ③ 間柱
  • ④ 大引
答えと解説

正解:①

正解の理由:地震や強風で、建物に横からの力(水平力)がかかると、柱と梁でできた長方形が、ひし形にゆがもうとします。筋かいは、対角線の方向に入って、この変形を抑えます。

他の選択肢が違う理由

  • ②〜④:根太、間柱、大引は、床組や壁の下地をつくる部材です。水平力による変形を抑えるために、柱と柱の間に斜めに入れる部材ではありません。

復習先:木造軸組工法と枠組壁工法(2×4)の違い

問23(ラーメン構造)

柱と梁を強く接合(剛接合)して一体化させた構造形式で、構造上の壁が少なくてすみ、比較的大きな部屋をつくりやすいものは、どれでしょう。

  • ① 壁式構造
  • ② ラーメン構造
  • ③ 枠組壁工法
  • ④ トラス構造
答えと解説

正解:②

正解の理由:ラーメン構造は、柱と梁を剛接合して一体化させた構造形式です。構造上の壁が少なくてすむので、窓を取りやすく、間取りの自由度が高いとされます。

他の選択肢が違う理由

  • ①:壁式構造は、壁で建物を支える構造です。柱と梁を剛接合して支えるラーメン構造とは、考え方が違います。
  • ③:枠組壁工法は、壁全体で建物を支える木造の工法です。
  • ④:トラス構造は、三角形の骨組みを組み合わせる構造で、柱と梁を剛接合する形式ではありません。

復習先:RC造・S造・SRC造の違い

問24(鉄筋コンクリート造)

鉄筋コンクリート造の部材の特徴として、正しいものは、どれでしょう。

  • ① 圧縮する力にだけ強く、引っ張る力には弱い
  • ② 引っ張る力にだけ強く、圧縮する力には弱い
  • ③ 自重が軽く、大きな空間をつくる構造としては、ほかの構造より向いている
  • ④ 圧縮に強いコンクリートと、引っ張りに強い鉄筋を一体化している
答えと解説

正解:④

正解の理由:コンクリートは圧縮する力に強く、引っ張る力に弱い材料です。鉄筋は引っ張る力に強い材料です。この2つを一体化して、互いの弱点を補うのが、鉄筋コンクリート造の考え方です。

他の選択肢が違う理由

  • ①:圧縮する力にだけ強い、という説明は、コンクリート単体の特徴です。引っ張りに強い鉄筋と一体化して、弱点を補います。
  • ②:引っ張る力にだけ強い、という説明は、鉄筋単体の特徴です。圧縮に強いコンクリートと一体化して、弱点を補います。
  • ③:鉄筋コンクリート造は、木造などに比べて重い構造です。「最も向いている」と言い切る説明も、正しくありません。

復習先:RC造・S造・SRC造の違い

分野7:環境と設備

問25(結露)

冬に、窓ガラスの室内側に水滴がつく「結露」が起きる仕組みとして、正しいものは、どれでしょう。

  • ① 窓ガラスの内側から、水がしみ出す
  • ② 室内の湿度が下がると、空気中の水がガラスにつく
  • ③ 冷たい空気が暖められて、空気中の水蒸気が増える
  • ④ 水蒸気を含んだ空気が、冷たい面で冷やされて水滴になる
答えと解説

正解:④

正解の理由:空気は水蒸気を含んでいますが、含める量は温度で変わり、暖かい空気ほど多く含めます。水蒸気を含んだ空気が、冷たい面に触れて冷やされると、含みきれなくなった水蒸気が水滴になります。これが結露で、結露が始まる温度を露点といいます。

他の選択肢が違う理由

  • ①:水がガラスからしみ出すのではなく、空気中の水蒸気が水滴になる現象です。
  • ②:湿度が下がると、結露は起きにくくなります。水蒸気が多いほど、結露しやすくなります。
  • ③:空気が暖められても、水蒸気が増えるわけではありません。結露は、空気が冷やされて起きる現象です。

復習先:断熱と結露

問26(排水トラップ)

排水管の途中に水(封水)をためて、下水からの臭いやガス、害虫が室内に入ることを防ぐ装置は、どれでしょう。

  • ① 通気管
  • ② 排水トラップ
  • ③ 排水ます
  • ④ 防水パン
答えと解説

正解:②

正解の理由:排水トラップは、排水の経路の途中に水をためて、常に水で遮断した状態を保つ装置です。この水を封水といい、下水の臭気やガス、害虫などが室内に入るのを防ぎます。封水が蒸発や吸い出しで減ると、この働きが失われます。

他の選択肢が違う理由

  • ①:通気管は、排水管に空気を入れて、封水が吸い出されるのを防ぐ配管です。封水をためる装置そのものではありません。
  • ③:排水ますは、排水を集めたり、点検や掃除をしたりするための設備です。
  • ④:防水パンは、洗濯機などの下に敷いて、水もれを受ける受け皿です。

復習先:給水方式の種類と給湯、排水トラップと通気

問27(熱の伝わり方)

ストーブやヒーターから出る赤外線で、壁や床、人の体が直接温められる熱の伝わり方は、どれでしょう。

  • ① 放射(輻射)
  • ② 伝導
  • ③ 対流
  • ④ 気化
答えと解説

正解:①

正解の理由:赤外線のように、熱が空間を通って、離れた物に直接伝わる方法を、放射(輻射)といいます。ストーブやヒーター、床暖房の暖かさには、放射の働きがあります。

他の選択肢が違う理由

  • ②:伝導は、触れている物の間で、熱が伝わる方法です。
  • ③:対流は、暖められた空気や水が動いて、熱を運ぶ方法です。
  • ④:気化は、液体が気体になることで、熱の伝わり方の名前ではありません。

復習先:冷暖房設備の種類

問28(遮音の指標)

壁の遮音性能を表す指標と、その向きの組み合わせとして、正しいものはどれでしょう。

  • ① 吸音率:数値が大きいほど、遮音性能が高い
  • ② 吸音率:数値が小さいほど、遮音性能が高い
  • ③ 透過損失:数値が大きいほど、遮音性能が高い
  • ④ 透過損失:数値が小さいほど、遮音性能が高い
答えと解説

正解:③

正解の理由:遮音は、音を壁や床の反対側へ通さないことで、指標は透過損失(単位はdB)です。透過損失が大きいほど、遮音性能が高くなります。

他の選択肢が違う理由

  • ①・②:吸音率は、遮音ではなく、室内での音の反射や残響を抑える「吸音」の指標です。
  • ④:透過損失は、小さいほどよく音を通します。大きいほど、遮音性能が高くなります。

遮音と吸音は、目的も指標も違います。「通さない(遮音)」と「反射を抑える(吸音)」で区別しましょう。

復習先:遮音と吸音

分野8:表現

問29(縮尺の計算)

縮尺1/50の平面図に、実際の長さが3,600mmの壁を描きます。図面上の長さは、何mmになるでしょう。

  • ① 72mm
  • ② 36mm
  • ③ 7.2mm
  • ④ 180mm
答えと解説

正解:①

正解の理由:縮尺1/50は、実際の長さを50分の1にして描くことです。3,600mm÷50=72mmです。

他の選択肢が違う理由

  • ②:3,600mm÷100の値で、縮尺1/100のときの長さです。
  • ③:3,600mm÷500の値です。縮尺を取り違えています。
  • ④:3,600mmを20で割った値で、縮尺1/20のときの長さです。

縮尺は、図面上の長さと、実際の長さの比です。図面には、使った縮尺を記入します(略号はS)。

復習先:製図記号の一覧

問30(線の種類)

製図で、寸法線や引出線、ハッチングに使う線は、どれでしょう。

  • ① 太い実線
  • ② 細い破線
  • ③ 細い実線
  • ④ 細い一点鎖線
答えと解説

正解:③

正解の理由:寸法線、引出線、ハッチングは、細い実線で表します。

他の選択肢が違う理由

  • ①:太い実線は、見える部分の形を表す外形線に使います。
  • ②:細い破線は、見えない部分の形を表すかくれ線に使います。
  • ④:細い一点鎖線は、中心線や基準線に使います。

復習先:製図記号の一覧

問31(図面の略号)

図面の略号「FL」が表すものは、どれでしょう。

  • ① 基準地盤面
  • ② 縮尺
  • ③ 間隔
  • ④ 基準床面
答えと解説

正解:④

正解の理由:FLは、基準床面を表す略号です。

他の選択肢が違う理由

  • ①:基準地盤面は、「GL」です。FLと取り違えやすいところです。
  • ②:縮尺は、「S」で表します。
  • ③:間隔は、「@」で表します。

復習先:製図記号の一覧

問32(建具の平面記号)

平面図の建具の記号を読むとき、記号だけからは読み取れないものは、どれでしょう。

  • ① 開き戸の吊元(ヒンジの側)
  • ② 扉や窓の高さ
  • ③ 引き戸が左右どちらに引かれるか
  • ④ 開き戸の開く向き
答えと解説

正解:②

正解の理由:平面図の記号は、建具の開き方がわかるように表します。しかし、扉や窓の高さは、読み取れません。高さは、立面図や展開図とあわせて確認します。

他の選択肢が違う理由

  • ①・④:開き戸は、吊元と開く向きを、記号から読み取ります。
  • ③:引き戸は、左右どちらに引くか、壁の中へ引き込むかを、記号から読み取ります。

復習先:製図記号の一覧

分野9:法規・規格・制度

問33(回り階段の踏面)

建築基準法施行令で、回り階段の踏面は、どの位置で測ると定められているでしょう。

  • ① 踏面の中心線上
  • ② 踏面の狭い方の端から30cmの位置
  • ③ 踏面の広い方の端から30cmの位置
  • ④ 手すりのある側の端から10cmの位置
答えと解説

正解:②

正解の理由:回り階段の踏面は、踏面の狭い方の端から30cmの位置で測ります(施行令第23条第2項)。

他の選択肢が違う理由

  • ①:測る位置は、中心線上ではなく、狭い方の端から30cmの位置です。
  • ③:広い方ではなく、狭い方の端から測ります。
  • ④:10cmは、手すりが階段の幅に突き出している場合の、幅の算定の限度(第23条第3項)で、踏面の測り方ではありません。

数値は、法令で定められた測り方の規定です。

復習先:階段の規定、法規の数値一覧

問34(階段の幅の算定)

階段に手すりを設けたとき、階段の幅の測り方として、正しいものはどれでしょう。

  • ① 手すりが突き出していても、10cmを限度として、ないものとみなして幅を測る
  • ② 手すりが突き出した分を、すべて除いて幅を測る
  • ③ 手すりが突き出した分は、幅に含めて測る
  • ④ 手すりが10cmを超えて突き出す階段は、設けてはならない
答えと解説

正解:①

正解の理由:手すりが階段の幅に突き出していても、10cmを限度として、ないものとみなして幅を測ります(施行令第23条第3項)。10cmを超える突き出しは、その超える部分を除いて測ります。

他の選択肢が違う理由

  • ②:突き出した分を、すべて除くのではなく、10cmまでは、ないものとみなします。
  • ③:10cmまでは、ないものとみなすので、突き出した分を含めて測るわけではありません。
  • ④:10cmを超える突き出しがあっても、設けてはならないという規定ではありません。超える部分を除いて測ります。

数値は、法令で定められた算定の規定です。

復習先:階段の規定、法規の数値一覧

問35(シックハウス規制)

ホルムアルデヒドの発散速度が、1時間あたり1平方メートルにつき0.12mgを超える建築材料(第1種ホルムアルデヒド発散建築材料)の、居室の内装仕上げでの扱いとして、正しいものはどれでしょう。

  • ① 使用面積を制限して、使える
  • ② 制限なしに、使える
  • ③ 換気回数を増やせば、使える
  • ④ 使用が禁止されている
答えと解説

正解:④

正解の理由:発散速度が0.12mgを超える第1種は、居室の内装仕上げに使用が禁止されています(施行令第20条の7)。

他の選択肢が違う理由

  • ①:使用面積が制限されるのは、第2種(F☆☆)と第3種(F☆☆☆)です。
  • ②:制限なしに使えるのは、発散速度が0.005mg以下の、規制対象外(F☆☆☆☆)です。
  • ③:換気設備の設置は別の規制で、第1種の使用禁止は、換気回数にかかわらず変わりません。

数値は、材料の区分の境目です。

復習先:シックハウス規制

問36(法令の数値と目安の区別)

次のうち、建築基準法(施行令を含む)で定められた数値ではないものは、どれでしょう。

  • ① 居室の天井の高さ:2.1m以上
  • ② 住宅の居室の採光に有効な開口部:床面積の1/7以上
  • ③ 屋内の通路の手すりの高さ:75〜85cm程度
  • ④ 住宅の階段の蹴上げ:23cm以下
答えと解説

正解:③

正解の理由:屋内の通路の手すりの高さ75〜85cm程度は、国土交通省の建築設計標準が示す、設計上の目安です。建築基準法で定められた数値ではありません。

他の選択肢が違う理由

  • ①:居室の天井の高さ2.1m以上は、施行令で定められた、法定の最低値です(一室で異なるときは、平均の高さで判断します)。
  • ②:採光に有効な開口部の1/7以上は、建築基準法第28条第1項と施行令第19条第3項で定められた、法定の最低値です。
  • ④:住宅の階段の蹴上げ23cm以下は、施行令第23条で定められた、法定の上限値です。

法令の数値と、指針や設計標準の目安を、区別して覚えましょう。

復習先:バリアフリーの寸法一覧、法規の数値一覧

分野別の正答数の見方

分野ごとに、4問中何問正解したかを数えて、苦手な分野を見つけましょう。正答数は、学習の進み具合を見るための目安です。合格点を示すものではありません。

分野問題4問中の正答数次にすること
1 ICの誕生とその背景問1〜4/4ICの仕事と歴史でまず押さえることで、分野1〜3を確認する
2 ICの仕事問5〜8/4同上
3 インテリアの歴史問9〜12/4同上
4 インテリアコーディネーションの計画問13〜16/4インテリア計画でまず押さえることに戻る
5 インテリアエレメント問17〜20/4インテリアエレメントでまず押さえることに戻る
6 構造・構法と仕上げ問21〜24/4構造・構法を整理する
7 環境と設備問25〜28/4環境工学を整理する、住宅設備を整理する
8 表現問29〜32/4製図・表現技法を整理する、製図記号の一覧
9 法規・規格・制度問33〜36/4建築基準法を整理する、法規の数値一覧
  • 4問中3〜4問:この分野の基本は、おおむね身についています。解説の「他の選択肢が違う理由」を読み返して、取り違えやすい点を確認しましょう
  • 4問中0〜2問:復習先の記事に戻り、表や一覧を見直してから、もう一度解いてみましょう

分野1〜5は、分野ごとの練習問題でも、続けて確認できます。分野の基本確認は、仕事と歴史(分野1〜3)、インテリア計画(分野4)、インテリアエレメント(分野5)にあります。

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