ICは何点で受かる?合格ラインの考え方と目標点の立て方

資格試験

「ICは何点で受かるのか」について、結論から言うと、協会の受験要項(2026年度。確認できた2023・2024年度も同じ)には、合格点や配点の記載がありません。この記事では、協会が公表している内容と、公表されていない内容を分けて整理し、そのうえで「このサイトの考え方」として目標の立て方を紹介します(確認日:2026年11月3日)。

出典:インテリア産業協会「第44回(2026年度)インテリアコーディネーター資格認定試験 受験要項」(2026年7月8日公開)、同「インテリアコーディネーター資格試験に関するFAQ」(2026年7月8日)

試験の全体像:インテリアコーディネーター試験とは

公表されている合格基準

協会が公表しているのは、何点で合格かという数字ではなく、試験で審査する範囲と能力(審査基準)です。

試験協会が示している審査の内容
一次試験インテリアコーディネーターに必要な学科の基礎知識(9つの分野)
二次試験インテリア計画の提案(プレゼンテーション)と論文による表現力

一方、2026年度の受験要項にも、確認できた2023年度・2024年度の受験要項にも、合格点・配点・分野ごとの基準点についての記載がありません。2025年度の二次試験の解説にも、配点や合格点の記載はありません。合否の結果や採点についての問い合わせと異議申し立ては受け付けない、という趣旨も要項に書かれています。

また、一次試験はCBT方式で、試験の画面では合否も得点も確認できません。合否は協会からの通知で知ります(CBT方式の受け方)。

一次試験の合格ラインと、このサイトの目標

合格点が公表されていないため、「何問正解すれば合格」という公式の数字はありません。インターネット上の正答率の推定も、協会の数字ではありません。そのうえで、このサイトでは、総合演習36問の復習の目標として26問(7割強)以上をおすすめします。これは弱い分野を見つけるための目安で、本番の合格可能性を判定する基準ではありません。

わかっている数字は、次のものです。

  • 一次試験は、2023年度からCBT方式で、36問・120分(協会が公表している実施内容。年度によって変わることがあります)
  • 一次試験の合格率は、2025年度が34.0%

合格率は、受験者のうち合格した人の割合です。これは「合格者が結果としてどのくらいいたか」を示す数字であって、合格点を示す数字ではありません。合格率の見方は、ICの合格率と難易度で整理しています。

二次試験の評価の考え方

二次試験にも、点数の配分や合格点は公表されていません。わかっているのは、協会が公開している解説にある解答のポイントです。2025年度の解説では、解答ごとに次の観点がポイントとして示されています。これは採点基準そのものではありません。

解答解説が示すポイント
平面図与条件の理解、図面による表現、着彩による表現、インテリアの計画
仕上げ表インテリアの計画
インテリアパース図面による表現、着彩による表現、インテリアの計画

※観点は年度によって変わることがあります。二次試験の内容は、二次試験の全体像で整理しています。

ポイントからわかるのは、「条件を読み取れているか」「図面で伝わるか」「計画として筋が通っているか」が意識されていそうだ、ということまでです。各ポイントの点数の重みは、公表されていません。

目標点の立て方(このサイトの考え方)

ここからは、協会の公表事項ではなく、このサイトの考え方です。合格点がわからないときは、「何点取れば安心か」を決めるのではなく、「分野ごとの弱点を減らす」目標の立て方がおすすめです。

  1. 分野ごとの実力を測る:総合演習36問で、9分野それぞれの正答数を数えます。この演習の配分(各分野4問)は、このサイトが決めたもので、本番の配分ではありません
  2. 弱い分野を底上げする:正答数が低い分野の「まとめ」に戻って、読み直してから解き直します
  3. 全体の正答率を少しずつ上げる:同じ問題を解き直すのではなく、別の問題や別の言い回しでも答えられるかを確かめます

分野ごとの取りこぼしはどこまで許されるか

分野ごとに基準点があるかどうかも、公表されていません。そのため、「この分野は捨ててよい」という判断には、根拠がありません。このサイトでは、特定の分野を最初から捨てる進め方はおすすめしません。

分野によって、覚える数字の量や、記事の数は違います。そのため、学習の順番は、学習順の提案に沿って進め、時間が足りないときは、優先して見直す項目を決めるのが現実的です。優先順位の考え方は、優先して覚えたい重要テーマで整理しています。

試験前にやっておきたいこと

  • 受験要項と、協会の最新の案内で、合格基準の記載が変わっていないかを確認する
  • 自分の弱い分野を、総合演習の結果で把握しておく
  • 二次試験は、解説が示すポイント(上の表)を意識して、練習した図面を見直す

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