乙4でよく出る問題10問。3分野の頻出を解説つきで総チェック

資格試験

乙4は出題範囲が広く見えますが、よく出るテーマはある程度決まっています。私も、頻出のところを優先して固めたことで合格に届きました。この記事では、法令・物理化学・性質消火の3分野から、特によく出るテーマを10問だけ集めました。

試験前の総チェックに使ってください。ここで迷った分野は、後半のリンクから分野別の練習問題で深掘りできます。

よく出るテーマを問題で総チェックする

問題1:燃焼に必要ないものはどれか

次のうち、燃焼が起こるために必要でないものはどれですか。

  1. 可燃物
  2. 酸素供給源
  3. 点火源
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正解:4

燃焼の三要素は、可燃物・酸素供給源・点火源です。水はむしろ消火に使う側で燃焼の要素ではありません。三要素のどれか一つを断つのが消火です。

問題2:引火点について正しいものはどれか

次のうち、引火点についての説明として正しいものはどれですか。

  1. 引火点が高いものほど、常温で引火しやすく危険である。
  2. 引火点が低いものほど、常温で引火しやすく危険である。
  3. 引火点は、点火源がなくても燃え出す温度である。
  4. 引火点は危険性とは関係がない。
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正解:2

引火点が低いものほど、低い温度で可燃性蒸気を出し、常温でも引火しやすく危険です(ガソリンが典型)。1は逆、3は発火点、4は誤りです。

問題3:ガソリンの指定数量はいくらか

ガソリン(第1石油類・非水溶性)の指定数量として正しいものはどれですか。

  1. 50L
  2. 200L
  3. 1,000L
  4. 6,000L
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正解:2

ガソリンの指定数量は200Lです。50Lは特殊引火物、1,000Lは第2石油類(灯油・軽油)、6,000Lは第4石油類。混同に注意。

問題4:第4類で最も危険性が高い分類はどれか

次のうち、引火点が最も低く、危険性が高い第4類の分類はどれですか。

  1. 特殊引火物
  2. 第3石油類
  3. 第4石油類
  4. 動植物油類
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正解:1

特殊引火物は引火点・発火点が非常に低く、第4類で最も危険性が高いグループです。指定数量も50Lと最小。第3・第4石油類、動植物油類は引火点が高めです。

問題5:第4類危険物の火災の消火で不適切なものはどれか

次のうち、第4類危険物の火災の消火として一般に不適切なものはどれですか。

  1. 泡消火
  2. 粉末消火
  3. 二酸化炭素消火
  4. 棒状の注水
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正解:4

第4類の多くは水より軽く水に浮くため、棒状の注水は燃えている液を広げるおそれがあり一般に不適切です。泡・粉末・二酸化炭素などの窒息消火が有効です。

問題6:静電気対策として正しいものはどれか

次のうち、静電気による火災を防ぐ対策として正しいものはどれですか。

  1. 液体をできるだけ速く、勢いよく流す。
  2. 容器や配管を接地(アース)する。
  3. 湿度をできるだけ下げて乾燥させる。
  4. 絶縁して電気を逃がさないようにする。
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正解:2

静電気対策の基本は接地(アース)して電気を逃がすことです。ほかに流速を抑える・湿度を保つなど。1は速く流すと発生、3は乾燥でたまる、4は逃がさないとたまるため誤りです。

問題7:第4類危険物の蒸気について正しいものはどれか

次のうち、第4類危険物の蒸気の性質として正しいものはどれですか。

  1. 空気より軽く、天井付近にたまりやすい。
  2. 空気より重く、低い場所にたまりやすい。
  3. 空気と同じ重さで、拡散して危険はない。
  4. 蒸気にならないので、換気は不要である。
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正解:2

第4類危険物の蒸気は一般に空気より重く、低い場所に滞留しやすいです(蒸気比重が1超)。床付近にたまるため低所の換気が重要です。

問題8:危険物取扱者免状について正しいものはどれか

次のうち、危険物取扱者免状の説明として正しいものはどれですか。

  1. 免状は交付を受けた都道府県内だけで有効である。
  2. 免状は全国で有効で、写真は一定期間ごとに書換えが必要である。
  3. 乙種第4類で、すべての類の危険物を扱える。
  4. 免状に有効期限はなく、写真の書換えも不要である。
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正解:2

免状は全国で有効で、写真は10年ごとに書換えが必要です。1は全国有効、3は乙4は第4類のみ、4は書換え必要のため誤りです。

問題9:保安距離と保有空地について正しいものはどれか

次のうち、保安距離と保有空地の説明として正しいものはどれですか。

  1. 保安距離は施設の周囲に確保する空地、保有空地は対象物までの距離である。
  2. 保安距離は対象物までの距離、保有空地は施設の周囲に確保する空地である。
  3. 両方とも同じ意味である。
  4. どちらも危険物施設には関係がない。
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正解:2

保安距離は対象物(学校・病院・住宅など)までの距離、保有空地は施設の周囲に確保する空地です。名前が似ていますが別概念で、入れ替えた選択肢が定番です。

問題10:消火の4つの原理に含まれないものはどれか

次のうち、消火の基本となる4つの原理に含まれないものはどれですか。

  1. 除去消火
  2. 窒息消火
  3. 冷却消火
  4. 加圧消火
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正解:4

消火の4つの原理は、除去・窒息・冷却・抑制(負触媒)です。加圧消火という原理はありません。可燃物を断つ(除去)、酸素を断つ(窒息)、温度を下げる(冷却)、燃焼の連鎖反応を止める(抑制)で整理します。

迷った分野は、分野別の練習問題で深掘りする

この総チェックで間違えた分野は、そこが伸びる場所です。分野別の練習問題で同じテーマを固め、仕上げには本番形式の模試もおすすめです。

頻出テーマを先に固めれば、少ない勉強量でも合格ラインに届きます。まずはこの10問で、自分の弱点がどの分野かを確認してみてください。

「そもそも、どのテーマがよく出るのか」を先に地図で押さえたい人は、乙4でよく出るところもあわせて読んでみてください。

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