爪は、皮膚が変化してできた付属器官で、主成分は硬いケラチンです。目に見える部分が爪甲、爪をつくるのは根元にある爪母です。手の爪は1日に約0.1mm伸び、足の爪は手より遅く伸びます。(確認日:2026年11月3日)
このテーマのまとめ:ヘアケア・ネイル化粧品まとめ|毛と爪の構造から
爪の部位は名前が多く、似た言葉も出てくるので、混ざりやすいですよね。図を見ながら、位置と役割をセットで覚えていきましょう。
爪の各部の名前(図)
| 名称 | 別名・読み | 位置・特徴 |
|---|---|---|
| 爪甲(そうこう) | ネイルプレート | 一般に「爪」と呼ぶ、見えている硬い部分 |
| 爪根(そうこん) | ネイルルート | 皮膚の下に隠れている爪の根元の部分 |
| 爪母(そうぼ) | 爪母基、ネイルマトリックス | 爪根にあり、新しい爪をつくる細胞が集まっている |
| 爪半月(そうはんげつ) | ルヌラ、ハーフムーン | 爪の根元にある白っぽい半月形の部分。できたての爪で、水分が多いため白く見える |
| 爪上皮(そうじょうひ) | エポニキウム。一般に「甘皮」「キューティクル」 | 爪甲の根元を覆い、後ろの皮膚とつなぐ |
| 爪郭(そうかく) | ネイルウォール | 爪甲の両脇(側爪郭)と根元(後爪郭)を囲む皮膚 |
| 爪床(そうしょう) | ネイルベッド | 爪甲の下にあり、爪を指に密着させる薄いピンク色の部分 |
| 自由縁(じゆうえん) | フリーエッジ、爪先 | 爪床から離れて伸びた先端の部分 |
| 黄線(おうせん) | イエローライン | 爪甲が爪床から離れる境目の線 |
爪母(新しい爪をつくる部分)は、爪の根元の皮膚の下にあります。爪の形や表面に強い異常が続くときは、皮膚科に相談してください。
爪の成分と役割
爪は、毛髪と同じく硬いケラチンでできています。爪甲は3つの層(背側の角質層、中間層、腹側の角質層)からできていて、硬さとしなやかさを両立しています。
爪の役割は、次のとおりです。
- 指先を保護する
- 指先に加わる力を支える(足の爪は、歩くときに爪先に力を入れる助けになる)
- 物をつかむ・つまむ動作を助ける
爪も水分を含んでいます。水分が不足すると、爪が割れたり、二枚爪になったりしやすくなります。
伸びる速さ(目安)
| 部位 | 伸びる速さの目安 |
|---|---|
| 手の爪 | 1日に約0.1mm(1か月で約3mm前後) |
| 足の爪 | 手の爪より遅い |
- 夏は冬より伸びが速く、年齢とともに成長スピードは遅くなる傾向があります
- 爪が生え替わるには、手の爪でも数か月かかり、足の爪はさらに長くかかります
手の爪は1日約0.1mmという目安は、毛髪(1か月に約1cm)と取り違えないように区別して覚えたい数値です。毛髪の周期は毛髪の構造と機能にまとめています。
爪の健康状態のサイン
爪は、乾燥やダメージの影響が見た目に出やすい部分です。
- 二枚爪や割れ:水分の不足や、乾燥、強い刺激で起こりやすくなります
- 深爪:爪を切りすぎると、炎症や痛みの原因になります。両角を少し残して整えるのが基本です
爪の色、形、厚みの変化が続くときや、痛みがあるときは、自己判断せずに皮膚科に相談してください。爪の切り方などの基本は、準2級・3級のネイルケアの基本にまとめています。ネイル化粧品については、ネイル化粧品とお手入れで扱います。
試験での問われ方(取り違えやすい点)
区別して覚えたいのは、次の点です。
- 爪をつくる場所:爪母(爪根にあり、新しい爪をつくる)です。爪床ではありません
- 爪半月が白い理由:できたての爪で水分が多く、角質化が十分でないためです
- 爪上皮:一般に「甘皮」と呼ばれる部分です
- 成分:毛髪と同じ、硬いケラチンです
- 伸びる速さ:手の爪は1日に約0.1mm。足の爪は手より遅い。夏は冬より速くなります

