デンタルケアの基本|歯みがきと補助用具

準2級・3級の基本

歯みがきの基本は、歯ブラシを鉛筆のように持ち、軽い力で、小刻みに動かすことです。フッ化物配合歯みがき剤は、成人では1,450〜1,500ppm(公式テキスト第3版の記載値)のものが使われ、年齢によって使う濃度と量が変わります。歯と歯の間は、歯ブラシだけでは届きにくいため、デンタルフロスや歯間ブラシを使います。(確認日:2026年11月3日)

このテーマのまとめ:ボディ・ヘア・ネイルの基本まとめ|歯のケアも

歯みがきには、力加減、回数、歯みがき剤のフッ化物の濃度など、押さえておきたい点がいくつかあります。歯の構造や歯みがき剤の成分・区分は、1級のオーラルケア製品で扱います。ここでは使い方の基本を整理します。デンタルケアは、公式の範囲一覧では3級の項目です(準2級の一覧にはありません)。

歯みがきの基本

  • 持ち方:鉛筆を持つように軽く持つと、力が入りすぎません。
  • 力加減:歯ブラシを歯に当てる力は、150〜200g程度の軽い力(毛先が広がらない程度)が目安です。
  • 動かし方:大きく動かさず、小刻みに動かします。強くこすると、歯や歯ぐきを傷めます。
  • 当て方:歯と歯ぐきの境目には、毛先を45度ほどの角度で当て、弱い力で動かします。前歯の裏側は、歯ブラシを縦にして使います。
  • 回数:就寝前を含めて、1日2回が基本です(フッ化物配合歯みがき剤を使うとき)。
  • 歯ブラシの交換:毛先が広がったら交換します。目安は1〜2か月です。
  • 毛のかたさ:基本は「ふつう」を選び、口の状態に応じて歯科医師や歯科衛生士に相談します。

フッ化物配合歯みがき剤の選び方

フッ化物は、むし歯の予防のために配合されます。数値は、テキストに書かれた値と、年齢別の使い方の注意を分けて整理します。

内容出典の性質
テキスト記載値1,450〜1,500ppm(公式テキスト第3版の変更点)テキストの値
上限の考え方日本では2017年から、フッ化物イオン濃度1,500ppmを上限とする歯みがき剤が承認されている学会・行政の資料
6歳以上(成人を含む)1,400〜1,500ppm、使用量は歯ブラシ全体(1.5〜2cm程度)4学会合同の推奨(2023年)
3〜5歳900〜1,000ppm、グリーンピース大(5mm程度)4学会合同の推奨(2023年)
歯が生えてから2歳900〜1,000ppm、米粒程度(1〜2mm程度)4学会合同の推奨(2023年)

1,000ppmを超え1,500ppm以下の高濃度フッ化物配合の薬用歯みがきは、厚生労働省の通知(平成29年3月17日 薬生薬審発0317第1号・薬生安発0317第1号)と日本歯磨工業会の自主基準により、「6歳未満の子供への使用を控える」旨の注意表示が求められます。くわしくは1級のオーラルケア製品で扱います。

みがいたあとは、軽くはき出し、うがいは少量の水で1回にします。

「テキスト記載値」と「4学会の推奨範囲」は、集めた根拠が違います。試験の勉強ではテキストの値を、実際の使い方では年齢別の注意を覚えます。

デンタルフロス等の補助用具

歯ブラシだけでは、歯と歯の間の汚れが落としきれません。補助用具を使います。

用具特徴使い方のポイント
デンタルフロス糸状。歯と歯が接する面の汚れを取る歯に沿わせながら汚れをかき出す
歯間ブラシ歯と歯のすき間に通して汚れを取るすき間の大きさに合うサイズを選ぶ。無理に押し込まず、歯ぐきを傷つけないようにそっと通す。使い方は歯科医師や歯科衛生士に相談する

すき間が狭い人はデンタルフロス、広めの人は歯間ブラシを選ぶ、という使い分けがあります。

間違いがちなポイント

  • 力いっぱいゴシゴシみがく:150〜200g程度の軽い力で小刻みに動かします。
  • フッ化物の濃度を年齢に関係なく同じにする:年齢に合わせた濃度と量にします。
  • みがいたあと、何度もうがいをする:軽くはき出し、うがいは少量の水で1回にします。
  • 歯と歯の間を歯ブラシだけで済ませる:フロスや歯間ブラシを使います。
  • 毛先が広がった歯ブラシを使い続ける:広がったら交換します。

歯ぐきの出血、痛み、しみるなどの症状が続くときは、歯科医師に相談してください。

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