仕上げ材料の4つの記事(木材・石材とタイル・塗料・ガラス)から、4択のオリジナル問題を7問用意しました。まず自分で答えを考えてから、「答えと解説」を開いて確認しましょう。間違えた問題は、解説の復習先へ戻ると定着しやすくなります。
このテーマのまとめ:仕上げ材料を整理する
問題の進め方
- 1問ずつ、選択肢を読んで答えを決めてから解説を開く
- 正解でも、「他の選択肢が違う理由」まで読む
- 間違えた問題は、復習先の記事を読み返してからもう一度解く
問1(木材)
板の面のうち、丸太の樹心から遠い(樹皮に近い)面を、何というでしょう。
- ① 木裏
- ② 木表
- ③ 柾目
- ④ 板目
答えと解説
正解:②
正解の理由:樹心から遠い(樹皮に近い)面を木表、樹心に近い面を木裏といいます。
他の選択肢が違う理由
- ①:木裏は、樹心に近い面です。木表と入れ替えやすいので注意しましょう。
- ③・④:柾目と板目は、板の面のどちら側かではなく、木目の見え方(木取りの違い)です。柾目は平行な縦じまで変形しにくく、板目は山形・波形で、表と裏で収縮の差が出て反りやすくなります。
復習先:木材と木質材料
問2(石材)
花崗岩(御影石)の説明として、正しいものはどれでしょう。
- ① 堆積岩で、砂粒が固まったもの
- ② 変成岩で、石灰岩が熱や圧力で結晶化したもの
- ③ 火成岩で、石材の中では柔らかい部類で、加工しやすい
- ④ 火成岩(深成岩)で、硬くて耐久性がある
答えと解説
正解:④
正解の理由:花崗岩は、マグマが地下の深いところで固まった火成岩(深成岩)です。硬くて耐久性があり、磨くと光沢が得られます。
他の選択肢が違う理由
- ①:砂粒が固まった堆積岩は、砂岩です。
- ②:石灰岩が熱や圧力で結晶化した変成岩は、大理石です。
- ③:石材の中では柔らかい部類で、加工しやすいのは、大理石です。花崗岩は硬い石材で、特徴が逆です。
復習先:石材・タイルの種類と特徴
問3(木材の含水率)
木材の含水率について、目安として、細胞の空隙の水(自由水)がなくなり、細胞壁の中の水(結合水)だけになった状態(繊維飽和点)の含水率は、どれでしょう。なお、数値は木材の一般的な目安で、規格や法令の値ではありません。
- ① 約5%
- ② 約15%
- ③ 約30%
- ④ 約60%
答えと解説
正解:③
正解の理由:繊維飽和点は、含水率が約30%の状態です。含水率がこれを下回ると、木材は乾燥して縮み始め、割れや反りなどの狂いが起こります。
他の選択肢が違う理由
- ②:約15%は、日本で、木材がまわりの空気の温度・湿度と釣り合って安定した状態(気乾状態)の含水率の目安です。繊維飽和点と取り違えやすいところです。
- ①・④:どちらも、繊維飽和点や気乾状態の目安ではありません。
復習先:木材と木質材料
問4(塗料)
水性塗料と溶剤系塗料の説明の組み合わせとして、正しいものはどれでしょう。
- ① 水性塗料は、シンナーなどの有機溶剤で薄め、臭気が出やすい。溶剤系塗料は、水で薄める
- ② 水性塗料は、水で薄め、溶剤系に比べて臭気が少ない。溶剤系塗料は、有機溶剤で薄め、揮発性有機化合物(VOC)への配慮が必要
- ③ 水性塗料は、溶剤が揮発して塗膜になるラッカー型。溶剤系塗料は、主剤と硬化剤が反応する二液硬化型
- ④ 水性塗料は、揮発性有機化合物(VOC)への配慮が必要。溶剤系塗料は、臭気が少ない
答えと解説
正解:②
正解の理由:水性(水系)塗料は水で薄め、溶剤系に比べて臭気が少ない塗料です。溶剤系塗料は、シンナーなどの有機溶剤で薄め、臭気が出やすく、揮発性有機化合物(VOC)の面で環境や健康への配慮が必要です。
他の選択肢が違う理由
- ①:水性と溶剤系の特徴が入れ替わっています。
- ③:ラッカー型・二液硬化型は、塗膜のでき方による分け方です。「何で薄めるか」の水性・溶剤系の分け方とは別で、対応しません。
- ④:VOCへの配慮が必要なのは溶剤系で、臭気が出やすいのも溶剤系です。
復習先:塗料の種類と特徴
問5(塗料の種類)
合成樹脂エマルションペイントの説明として、正しいものはどれでしょう。
- ① 合成樹脂を水に分散させた水性塗料で、一般的につや消しとなり、内装の壁や天井に多く使われる
- ② フタル酸(アルキド)樹脂を基本にした溶剤系の塗料で、鉄部・木部に使われる
- ③ 天然の油脂や樹脂を主原料にした、浸透して仕上げる塗料
- ④ 樹脂の種類で耐候性が違い、外壁や屋根に使われる塗料
答えと解説
正解:①
正解の理由:合成樹脂エマルションペイントは、合成樹脂を水に分散させた水性塗料です。コンクリート、モルタル、石膏ボードなどの壁や天井に使われます。屋外での耐候性は、外装用の塗料より劣ります。
他の選択肢が違う理由
- ②:これは、合成樹脂調合ペイントの説明です。エマルションペイントと取り違えやすいところです。
- ③:これは、自然系塗料の説明です。
- ④:樹脂の種類(フッ素樹脂・シリコン樹脂など)で耐候性が違うのは、外装用の塗料の説明です。エマルションペイントは、外装用の塗料ほどの耐候性はありません。
復習先:塗料の種類と特徴
問6(ガラス)
網入り板ガラスの説明として、正しいものはどれでしょう。
- ① 割れにくさを高めたガラスで、防犯に向く
- ② 2枚のガラスの間に空気の層があり、断熱性が高い
- ③ 内部の金属のワイヤーで、割れても破片が脱落しにくい
- ④ 割れると細かい粒状になり、大きなけがをしにくい
答えと解説
正解:③
正解の理由:網入り板ガラスは、内部の金属のワイヤーで、割れても破片が脱落しにくいガラスです。防火の目的で使われることがあります。ただし、ガラス自体の割れにくさは、普通のガラスとほとんど変わりません。
他の選択肢が違う理由
- ①:網入りガラスを、割れにくい、防犯に強いガラスと思い込まないように注意しましょう。
- ②:中空層で断熱するのは、複層ガラスの説明です。
- ④:割れると細かい粒状になるのは、強化ガラスの説明です。
復習先:ガラスの種類と特徴
問7(断熱とガラス)
Low-E複層ガラスの説明として、正しいものはどれでしょう。
- ① 2枚のガラスの間を真空にしたガラス
- ② 2枚のガラスの間に、樹脂の中間膜をはさんだガラス
- ③ 片面に凹凸の模様をつけて、視線を遮るガラス
- ④ 複層ガラスの、中空層に面したガラスの表面に、金属の薄い膜をつけたガラス
答えと解説
正解:④
正解の理由:Low-E複層ガラスは、複層ガラスの中空層側に、特殊な金属膜(Low-E膜)をつけたものです。断熱性・遮熱性をさらに高めます。膜をつける位置は、製品によって違います。
他の選択肢が違う理由
- ①:真空にするのは、真空ガラスです。
- ②:中間膜をはさむのは、合わせガラスです。割れても飛散しにくくなります。
- ③:片面に凹凸の模様があるのは、型板ガラスです。
復習先:ガラスの種類と特徴
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