製図・表現技法の3つのテーマ(製図記号・図面の種類・パースとCAD)から、4択のオリジナル問題を7問用意しました。まず自分で答えを考えてから、「答えと解説」を開いて確認しましょう。間違えた問題は、解説の復習先へ戻ると定着しやすくなります。
このテーマのまとめ:製図・表現技法を整理する
問題の進め方
- 1問ずつ、選択肢を読んで答えを決めてから解説を開く
- 正解でも、「他の選択肢が違う理由」まで読む
- 間違えた問題は、復習先の記事を読み返してからもう一度解く
問1(製図記号・線の種類)
製図で、細い一点鎖線が表す用途として、正しいものはどれでしょう。
- ① 外形線(見える部分の形)
- ② かくれ線(見えない部分の形)
- ③ 中心線・基準線
- ④ 想像線
答えと解説
正解:③
正解の理由:細い一点鎖線は、中心線や基準線に使います。
他の選択肢が違う理由
- ①:外形線は、太い実線で描きます。
- ②:かくれ線は、細い破線で描きます。
- ④:想像線は、細い二点鎖線で描きます。一点鎖線と二点鎖線の取り違えに注意しましょう。
線の種類と用途は、一般的な製図の整理です。建築製図の規格や、使う教材の凡例でも確認してください。
復習先:製図記号の一覧
問2(製図記号・凡例)
図面の電気設備の記号(照明・スイッチ・コンセントなど)の読み方として、正しいものはどれでしょう。
- ① 記号は規格で決まっているので、凡例を見なくても、どの図面でも同じ意味になる
- ② 記号は、図面や教材の凡例とあわせて読み、意味を確かめる
- ③ 照明器具の位置は平面図にだけ記入し、天井伏図には記入しない
- ④ スイッチやコンセントの取付け高さは、記号の形だけで読み取れる
答えと解説
正解:②
正解の理由:照明・スイッチ・コンセントなどの記号の形は、使う教材と、図面や問題の凡例で確認します。凡例とあわせて読むのが基本です。
他の選択肢が違う理由
- ①:記号の形が決まっていても、図面や教材によって表し方が違うことがあります。凡例で確かめずに、同じ意味と決めつけないようにします。
- ③:天井伏図は、天井材や照明などの位置を示す図面です。照明器具の位置は、天井伏図にも表れます。
- ④:平面図の記号からは、位置や種類はわかりますが、高さはわかりません。高さは、立面図や展開図とあわせて確認します。
問3(図面の種類)
天井を見上げた形で表し、天井材や照明などの位置を示す図面は、どれでしょう。
- ① 展開図
- ② 立面図
- ③ 矩計図
- ④ 天井伏図
答えと解説
正解:④
正解の理由:天井伏図(てんじょうふせず)は、天井を見上げた形で表した図で、天井材や照明などの位置を示します。床の平面図とは別の図面です。
他の選択肢が違う理由
- ①:展開図は、部屋を東西南北の各方向から見た壁面の図です。天井面そのものの形は表しません。
- ②:立面図は、建物を各方向から見た外側の図です。
- ③:矩計図は、外壁などの垂直断面を詳しく描き、各部の高さと納まりを示す図です。
復習先:平面図・展開図・矩計図の違い
問4(図面の種類・展開図の読み方)
展開図の読み方として、正しいものはどれでしょう。
- ① 平面図とセットで読み、窓・建具・家具の位置や幅が、平面図と合っているかを確かめる
- ② 平面図と向きが同じなので、壁の左右は気にしなくてよい
- ③ 高さ方向の寸法は表せないので、高さは平面図で確認する
- ④ 建物の外壁の、外側の仕上げを表す図である
答えと解説
正解:①
正解の理由:展開図は、平面図で「どの壁を見る図か」を確認しながら読みます。窓、建具、家具の位置や幅が、平面図と食い違っていないかも確かめます。
他の選択肢が違う理由
- ②:展開図は、壁ごとに見る向きが変わるため、平面図と左右が入れ替わる壁があります。壁の左右が平面図のどちらにあたるかを、確かめます。
- ③:高さ方向の寸法は、主に展開図に記入します。平面図では、窓や家具の高さはわかりません。
- ④:建物の外側の壁面を表すのは、立面図です。展開図は、部屋の内側の壁面を表します。
復習先:平面図・展開図・矩計図の違い
問5(パース)
二点透視のパースで、縦の線(柱や壁の角など)の描き方として、正しいものはどれでしょう。
- ① 縦の線も、上の1点に集まる
- ② 縦の線は、水平線に重なる
- ③ 縦の線は、垂直のまま描く
- ④ 縦の線も、左右の消失点に向かう
答えと解説
正解:③
正解の理由:二点透視は、水平線上の左右2つの消失点に向かって線を引き、縦の線は垂直のまま描きます。縦の線も上または下の点に集まる場合は、三点透視です。
他の選択肢が違う理由
- ①:縦の線が上の点に集まるのは、三点透視です。
- ②:縦の線が水平になることはありません。
- ④:左右の消失点に向かうのは、奥行き方向や横方向の線です。縦の線は向かいません。
問6(CAD・レンダリング)
モデリングとレンダリングの説明として、正しいものはどれでしょう。
- ① モデリングは画像にする処理で、レンダリングは3Dのモデル(形)をつくる作業である
- ② モデリングは3Dのモデル(形)をつくる作業で、レンダリングはそのデータを演算して画像にする処理である
- ③ どちらも、消失点の数を決める作業である
- ④ レンダリングは、3Dモデルの形を決める作業で、モデリングは平面図を描く作業である
答えと解説
正解:②
正解の理由:モデリングは3Dのモデル(形)をつくること、レンダリングは、モデルのデータを演算して画像にする処理です。建築のレンダリングでは、日照や影、反射なども取り入れて、完成後の見え方を示します。
他の選択肢が違う理由
- ①:2つの役割が入れ替わっています。取り違えやすいところです。
- ③:消失点の数で区別するのは、一点・二点・三点透視の違いです。
- ④:形を決めるのは、モデリングです。レンダリングは、形が決まった3Dモデルを、画像にする処理です。平面図を描くのは、2D CADなどの作業です。
問7(一点透視と二点透視の見分け方)
次の2つの構図を、それぞれ描く図法の組み合わせとして、正しいものはどれでしょう。
A:部屋の奥の壁を正面に見て、床や天井の奥行きの線が、水平線上の1つの点に集まる構図 B:部屋の角を斜めから見て、壁の線が、水平線上の左右2つの点に向かう構図
- ① A:二点透視 B:一点透視
- ② A:一点透視 B:三点透視
- ③ A:一点透視 B:二点透視
- ④ A:三点透視 B:二点透視
答えと解説
正解:③
正解の理由:消失点の数で見分けます。奥行きの線が1つの点に集まる、正面から見た構図は一点透視です。左右2つの点に向かう、斜めから見た構図は二点透視です。
他の選択肢が違う理由
- ①:AとBが入れ替わっています。正面から見る構図が一点透視、斜めから見る構図が二点透視です。
- ②:Bは消失点が水平線上の左右2つなので、二点透視です。三点透視は、縦の線も上または下の点に向かいます。
- ④:Aの消失点は1つなので、三点透視ではありません。
次のステップ
- まとめに戻る:製図・表現技法を整理する
- 製図・表現と法規の基本確認9問:製図・表現と法規の基本確認9問


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