構造・構法の練習問題7問|木造・RC造・壁・階段・サッシ

構造・環境・設備

構造・構法の5つのテーマ(木造・RC造とS造・床壁天井の構法・階段・造作材と建具)から、4択のオリジナル問題を7問用意しました。まず自分で答えを考えてから、「答えと解説」を開いて確認しましょう。間違えた問題は、解説の復習先へ戻ると定着しやすくなります。

このテーマのまとめ:構造・構法を整理する

問題の進め方

  • 1問ずつ、選択肢を読んで答えを決めてから解説を開く
  • 正解でも、「他の選択肢が違う理由」まで読む
  • 間違えた問題は、復習先の記事を読み返してからもう一度解く

問1(木造の部材)

2階建ての木造軸組工法で、1階と2階の境(2階の床の高さ)で柱どうしをつなぎ、2階の床の骨組みを受ける水平材は、どれでしょう。

  • ① 桁
  • ② 土台
  • ③ 胴差
  • ④ 間柱
答えと解説

正解:③

正解の理由:胴差は、2階建てで、1階と2階の境(2階の床の高さ)に、柱どうしをつなぐように横に渡す水平材です。2階の床の骨組みを受けます。

他の選択肢が違う理由

  • ①:桁は、柱の上部(最上部)に架けて、屋根の荷重を柱へ伝える水平材です。胴差と同じ水平材なので、取り違えやすいところです。2階の床の高さで床の骨組みを受けるのは、胴差です。
  • ②:土台は、基礎の上に載る水平材で、建物の荷重を基礎に伝えます。
  • ④:間柱は、柱と柱の間に入れる、柱より小さい断面の材で、主に壁の下地になります。

復習先:木造軸組工法と枠組壁工法(2×4)の違い

問2(枠組壁工法)

枠組壁工法(ツーバイフォー)で使う「204」の製材の断面寸法(規格上の寸法)として、正しいものはどれでしょう。

  • ① 50mm×100mm
  • ② 45mm×105mm
  • ③ 38mm×89mm
  • ④ 30mm×90mm
答えと解説

正解:③

正解の理由:204の断面は、38mm×89mmです。名前の「2×4(2インチ×4インチ)」より小さいのは、乾燥・加工したあとの実寸だからです。

他の選択肢が違う理由

  • ①:名前の「2インチ×4インチ」に近い値で、実寸ではありません。
  • ②・④:204の断面寸法ではありません。

復習先:木造軸組工法と枠組壁工法(2×4)の違い

問3(RC造・S造・SRC造)

SRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造)の説明として、正しいものはどれでしょう。

  • ① 鉄骨を芯に入れた鉄筋コンクリート造で、RC造より強度が高いとされ、柱を細くできる
  • ② 鉄骨だけで骨組みをつくる構造で、軽く、大きな空間をつくりやすい
  • ③ S造のうち、鋼材の厚さが約6mmより薄いものを指す呼び方
  • ④ 鉄筋とコンクリートだけでつくる構造で、鉄骨は使わない
答えと解説

正解:①

正解の理由:SRC造は、RC造の中に鉄骨を入れた構造です。RC造より強度が高いとされ、柱を細くできますが、コストは高めです。

他の選択肢が違う理由

  • ②:鉄骨だけの構造は、S造の説明です。
  • ③:鋼材の厚さが約6mmより薄いものは、S造の「軽量鉄骨」の説明です(約6mmは呼び方の目安です)。SRC造は、鉄骨とRC造を組み合わせた構造です。
  • ④:鉄筋とコンクリートだけでつくるのは、RC造の説明です。

復習先:RC造・S造・SRC造の違い

問4(大壁と真壁)

壁の構法のうち、柱と柱の間に壁を収めて、柱を外に見せるものは、どれでしょう。

  • ① 大壁
  • ② 真壁
  • ③ 管柱
  • ④ 通し柱
答えと解説

正解:②

正解の理由:真壁は、柱と柱の間に壁を収め、柱を外に見せる構法です。伝統的な木造の構法で、和風の建築に多く用いられます。

他の選択肢が違う理由

  • ①:大壁は、柱が見えないように、柱を壁で覆って仕上げる構法です。見える・見えないが逆になっています。
  • ③・④:管柱(各階で区切られる柱)と通し柱(土台から軒桁まで通る柱)は、柱の通し方による区別です。柱が見えるかどうかによる、壁の構法の分類(大壁・真壁)とは別の用語です。

復習先:床・壁・天井の構法

問5(階段の形式)

階段の途中に踊場を設けずに、扇形の踏面で向きを変える階段は、どれでしょう。

  • ① 回り階段
  • ② 折れ階段
  • ③ 直階段
  • ④ らせん階段
答えと解説

正解:①

正解の理由:回り階段は、踊場を設けず、扇形の踏面で向きを変えます。省スペースになりますが、踏面の形が一定になりません。

他の選択肢が違う理由

  • ②:折れ階段は、途中で向きを変えます。踊場を設けて向きを変えることが多く、回り階段とは違います。
  • ③:直階段は、上下の床を、一直線に結ぶ階段です。
  • ④:らせん階段は、中心の柱のまわりを、らせん状に上る階段です。最も狭い面積で設置できます。

復習先:階段の寸法と構法

問6(蹴上げと踏面)

国の指針(高齢者の配慮の基準)の、住戸内の階段の基本レベルでは、「蹴上げ×2+踏面」が550mm以上650mm以下で、踏面は195mm以上とされています。蹴上げが180mmの階段で、この2つの条件を満たす踏面は、どれでしょう。

  • ① 150mm
  • ② 300mm
  • ③ 200mm
  • ④ 350mm
答えと解説

正解:③

正解の理由:蹴上げ180mm×2+踏面200mm=560mmで、550mm以上650mm以下に収まります。踏面200mmは、195mm以上も満たします。

他の選択肢が違う理由

  • ①:180×2+150=510mmで、550mmに足りません。
  • ②:180×2+300=660mmで、650mmを超えます。
  • ④:180×2+350=710mmで、650mmを超えます。

この関係式と踏面195mm以上は、指針の住戸内の階段の基本レベルです(共用階段の踏面は240mm以上)。建築基準法施行令第23条の数値とは別のものなので、混ぜて覚えないようにしましょう。

復習先:階段の寸法と構法

問7(サッシ)

サッシの開閉形式のうち、障子の下端を外に押し出して開くものは、どれでしょう。

  • ① 上げ下げ
  • ② 内倒し
  • ③ FIX(はめ殺し)
  • ④ すべり出し
答えと解説

正解:④

正解の理由:すべり出しは、障子の下端を外に押し出して開く開閉形式です。

他の選択肢が違う理由

  • ①:上げ下げは、2枚の障子が上下に動く形式です。
  • ②:内倒しは、下を軸に、室内側へ倒して開く形式です。下端を外に押し出す形式とは違います。
  • ③:FIX(はめ殺し)は、開閉しない窓で、主に採光のためのものです。

復習先:造作材と建具

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