ポイントメイクの化粧品は、油・ワックス・粉体(色材)・水の組み合わせでできています。口紅は「油+ワックス+色材」で形を保ち、マスカラは「水系」と「油性(ウォータープルーフ)」の2つに分けて整理できます。(確認日:2026年11月3日)
このテーマのまとめ:メイクアップ化粧品まとめ|色材と剤型
ここでは製品の中身(種類と処方)を扱います。塗り方のコツは、ポイントメイクの基本で確認してください。
ポイントメイク化粧品の種類(表)
| 種類 | 主な中身 | 剤型のポイント |
|---|---|---|
| 口紅(リップスティック) | 油、ワックス、色材 | 油とワックスで固めた、スティック状 |
| アイシャドウ | 粉体(体質顔料・着色顔料・パール)が中心 | 粉を固めたタイプのほか、クリーム状のものもある |
| アイライナー | 色材、皮膜をつくる成分 | リキッド、ペンシル、ジェルなど |
| マスカラ | ワックス、色材、皮膜形成剤 | 水系と油性(ウォータープルーフ)の2つ |
口紅の構成
口紅は、油(液体の油性成分)、ワックス、色材を主体にして、酸化防止剤などを加えてつくります。
| 構成 | 代表的な表示名称 | 役割 |
|---|---|---|
| 油 | ヒマシ油、オリーブ果実油、トリエチルヘキサノインなど | 色材を分散させ、なめらかにのびる。色材を均一に散らす |
| ワックス | ミツロウ、カルナウバロウ、キャンデリラロウ、パラフィン、マイクロクリスタリンワックス | スティックの形を保つ。光沢やかたさを調整する |
| 色材 | 赤201、赤202、酸化鉄、酸化チタン、硫酸Baなど | 色をつける、かくす、感触を整える |
| 酸化防止剤 | トコフェロール、BHT、アスコルビン酸 | 油の酸化を防ぐ |
ポイントは、ワックスと色材のバランスです。ワックスは、口紅の形を保つ役割をします。色材は色をつけるために欠かせません。ワックスと色材の割合によって、口紅のかたさや形の保ちやすさが変わるため、バランスを考えてつくられます。
また、口紅は唇(粘膜)に使うため、使えるタール色素の範囲が限られています(色材)。
マスカラ・アイライナーの種類
マスカラは、主成分のワックスと色材を、水に分散させるか、揮発性の油に分散させるかで、2つに分けて整理できます。
| 種類 | 中身の特徴 | 使い心地・落とし方の考え方 |
|---|---|---|
| 水系(クリームマスカラなど) | ワックスを水に乳化させた、水を含むタイプ | 洗い流しやすい |
| 油性(ウォータープルーフ) | 水を含まない、または水が少ないタイプ。ワックスを揮発性の溶剤に分散する | 水や汗に強い。落とすには、油分でなじませるオイルタイプが向く |
マスカラには、まつ毛の上に膜をつくって、形や色を保つ皮膜形成剤も使われます(高分子・増粘剤)。
アイライナーは、リキッド、ペンシル、ジェルなど形が多く、水や汗に強い(ウォータープルーフ)タイプもあります。
ウォータープルーフのポイントメイクが落ちにくいのは、油性の成分でつくられているためです。クレンジング料も、油分の多いオイルタイプが向きます(洗浄料・クレンジング料の処方)。
試験での問われ方(取り違えやすい点)
混同しやすいので、次の違いを覚えておきましょう。
- 口紅の構成:油、ワックス、色材。ワックスが形を保ちます。
- ワックスと色材のバランス:割合によって、かたさや形の保ちやすさが変わります。
- マスカラの2種類:水系は洗い流しやすく、ウォータープルーフ(油性)は水や汗に強いです。
- ウォータープルーフが落ちにくい理由:油性の成分でできているためです。
- 口紅の色素:粘膜に使うため、使えるタール色素の範囲が限られます。
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