ベースメイクの化粧品は、粉体(顔料)と油・水を組み合わせた剤型で整理できます。ファンデーションなら、粉を固めたパウダリー、水と油を含むリキッド、油分の多いクリームなどに分かれ、中の粉体が、色・かくす力・感触を決めます。(確認日:2026年11月3日)
このテーマのまとめ:メイクアップ化粧品まとめ|色材と剤型
ここでは製品の中身(剤型と原料)を扱います。塗る順番やコツは、ベースメイクの基本で確認してください。
ベースメイク化粧品の種類(表:剤型・主な原料・特徴)
ベースメイクの主な化粧品は、化粧下地、ファンデーション、コンシーラー、フェイスパウダーの4つです。
| 種類 | 役割 | 剤型・特徴 |
|---|---|---|
| 化粧下地 | 肌の凹凸や色むらを整え、ファンデーションを密着しやすくする | 乳液状やクリーム状など。色をつけるものと、つけないものがある |
| ファンデーション | 肌の色を均一に整え、気になる部分をカバーする | 下の表のとおり、複数の剤型がある |
| コンシーラー | 気になる部分に重ねて、色むらをカバーする | 部分的に使う |
| フェイスパウダー | ファンデーションの後に使い、テカリを抑えて化粧崩れを防ぐ | 粉状(ルース)と、粉を固めたもの(プレスト) |
ファンデーションの剤型
| 剤型 | 中身の特徴 | 仕上がり・使い心地の傾向 |
|---|---|---|
| パウダリー(パウダー) | 粉体を押し固めたもの | サラサラ。皮脂を吸収してテカリを抑えやすい |
| リキッド | 水分と油分をバランスよく含む | うるおいのあるツヤ。密着してカバー力がある |
| クリーム | 油分が多く、こってりしたテクスチャー | 密着してカバー力が高い。しっとり |
| エマルション | クリーム状のものを固めてコンパクトにしたもの。肌にのせると液状になる | ツヤのある仕上がり。クリームよりカバー力は弱め |
| クッション | リキッドタイプをスポンジに含ませたもの | 手軽。カバー力は控えめ |
| ミネラル | ミネラル(鉱物)由来の粉体を主体にしたもの(剤型というより原料の考え方で、パウダリーなどの形になる) | 粉体が中心 |
粉体の役割
ファンデーションやフェイスパウダーなどのベースメイクは、粉体(顔料)を主体にしています。粉体の種類ごとに、役割が違います。
| 粉体の種類 | 代表的な表示名称 | 役割 |
|---|---|---|
| 体質顔料 | タルク、マイカ、カオリンなど | のび・つき・すべりなど、感触や付着を整える。かさを増す |
| 白色顔料 | 酸化チタン、酸化亜鉛 | 白さと、肌の色をかくす力(隠ぺい力)をもたらす |
| 着色顔料 | 酸化鉄、群青、紺青など | 肌の色に合わせて色を調整する |
| パール顔料 | マイカ、酸化チタン(いわゆる雲母チタン) | 光沢や透明感の演出 |
これらの粉体を混ぜ合わせて、目的の肌色や感触に調整します。たとえば、体質顔料のタルクやマイカは、ファンデーションの「のび」と「つき」を左右し、酸化チタンは「かくす力」を高めます。粉体の種類は色材で確認できます。
紫外線防御との関係
下地やファンデーションには、SPF・PAの表示をもつものがあります。酸化チタンのような白色顔料は、隠ぺい力とともに、紫外線を防ぐ働きも持ちます(UVケア化粧品)。
試験での問われ方(取り違えやすい点)
次の違いを押さえておきましょう。
- 化粧下地とファンデーション:下地は凹凸・色むらを整えて密着を助ける、ファンデーションは肌色を均一にしてカバーします。
- パウダリー:粉体を固めたもの。皮脂を吸収してテカリを抑えやすい傾向があります。
- エマルションとクリーム:エマルションは、クリーム状のものを固めたもので、肌にのせると液状になります。
- 体質顔料と白色顔料:体質顔料(タルクなど)は感触、白色顔料(酸化チタンなど)はかくす力です。
- フェイスパウダー:ファンデーションの後に使い、テカリと化粧崩れを抑えます。ルースは粉状のもの、プレストは粉を固めたものです。

