スキンケア化粧品やUVケア化粧品は、「原料の組み合わせ」で製品の種類が決まると考えると整理できます。水と油の割合、乳化しているか、界面活性剤の量、紫外線を防ぐ成分の種類、といった違いを押さえましょう。(確認日:2026年11月3日)
この分野の入口:1級の化粧品の中身の出題範囲と覚える順番|3つのまとめ
原料のまとめ(化粧品の原料まとめ)で学んだ役割が、ここでは製品にどう組み込まれているかを見ていきます。製品ごとの使い方は、準2級・3級の基本の記事で確認できます。
製品ごとの主な原料(表)
| 製品 | 主な原料 | 設計のポイント |
|---|---|---|
| 化粧水 | 水、保湿剤、エタノール、水溶性の美容成分 | 水が中心。収れん・拭き取りなど種類がある |
| 乳液・クリーム | 水、油性成分、界面活性剤、保湿剤 | 水と油を乳化。クリームのほうが油分が多い |
| 美容液 | 美容成分を高めた配合 | 剤型は決まっていない |
| クレンジング料 | 油性成分、界面活性剤(水クレンジングは水がベースで、主な洗浄成分は界面活性剤) | オイル>クリーム>ミルクの順に油分が多く、洗浄力も強い傾向 |
| 洗顔料 | 石けん(脂肪酸のNa・K塩)または合成界面活性剤 | 石けんは弱アルカリ性、弱酸性に設計したものもある |
| 男性化粧品 | 洗浄成分、保湿剤、UVケア成分 | 皮脂は落としつつ、うるおいを守る設計 |
| UVケア化粧品 | 紫外線吸収剤、紫外線散乱剤(酸化チタン、酸化亜鉛) | SPFはUVB、PAはUVAの指標 |
個別記事の要点と問われ方
| 記事 | 要点 | 取り違えやすい点 |
|---|---|---|
| スキンケア化粧品の種類 | 化粧水・乳液・クリーム・美容液の処方。水と油の割合と乳化 | 透明な化粧水でも、可溶化やラメラ構造で油分を含むことがある |
| 洗浄料・クレンジング料の処方 | 洗浄のしくみ。剤型ごとの油分量と洗浄力。石けんと合成界面活性剤 | 洗浄力が高いほど、肌への負担も大きくなりやすい。水クレンジングは油分を含まないものがある |
| 男性の肌と男性化粧品 | 皮脂は多く水分は少ない傾向。ひげそりでバリア機能が低下しやすい | 皮脂が多くても、うるおっているわけではない |
| UVケア化粧品 | SPFとPA、吸収剤と散乱剤、UV耐水性 | SPFはUVB、PAはUVA。吸収剤と散乱剤の働きは完全には二分できない |
確認問題3問
この3問は、このまとめの要点を確認するための抽出問題です。全論点を確認するものではありません。7問の練習問題はスキンケア・UV化粧品 練習問題にあります。
問1 化粧水・乳液・クリームの処方に関する説明として、正しいものはどれか。
- 化粧水は、水と油が同じ割合で乳化されたものである
- 透明な化粧水は、油分を含んでいない
- クリームは、乳液よりも水分が多く、油分が少ない
- 乳液は、クリームよりも油分が少なく、水分が比較的多い
答えと解説
答え:4
- 正解の理由:乳液は、水と油を乳化させた粘度の低いもので、クリームと比べて水分が比較的多めです。
- 1:化粧水は、水と水性成分が大半です。
- 2:可溶化やラメラ構造により、油分を含みながら透明な化粧水もあります。
- 3:逆です。クリームのほうが、乳液よりも油分が多くなります。
復習:スキンケア化粧品の種類
問2 油分が多い順に並べた組み合わせとして、正しいものはどれか。
- クレンジングミルク > クレンジングクリーム > クレンジングオイル
- クレンジングクリーム > クレンジングオイル > クレンジングミルク
- クレンジングオイル > クレンジングクリーム > クレンジングミルク
- クレンジングミルク > クレンジングオイル > クレンジングクリーム
答えと解説
答え:3
- 正解の理由:オイルは油分が最も多く、クリームは油分が水分より多く、ミルクはクリームより油分が少なく水分が多めです。洗浄力の目安も、この順に強い傾向があります。
- 1・4:ミルクの油分が最も多いという並びは誤りです。
- 2:オイルとクリームの順が逆です。
問3 PPDの値が「8以上16未満」のとき、日焼け止めに表示されるPAとして、正しいものはどれか。
- PA+
- PA++
- PA+++
- PA++++
答えと解説
答え:3
- 正解の理由:PAは、PPD(持続型即時黒化)の値で区分します。2以上4未満がPA+、4以上8未満がPA++、8以上16未満がPA+++、16以上がPA++++です。
- 1:PA+は、PPDが2以上4未満です。
- 2:PA++は、PPDが4以上8未満です。
- 4:PA++++は、PPDが16以上です。
復習:UVケア化粧品

