フレグランス(香水)は、香料の濃度を表す賦香率によって、パルファン、オードパルファン、オードトワレ、オーデコロンの4種類に分けられます。賦香率が高いほど香りが濃く、持続時間も長くなります。香りは、時間とともにトップノート→ミドルノート→ラストノートと変化します。(確認日:2026年11月3日)
このテーマのまとめ:香り・オーラルケア・サプリまとめ|しくみと製品
フレグランスの種類は、賦香率の「濃い順」に並べて覚えます。香料の種類は嗅覚のしくみと香料の種類で確認できます。
フレグランスの種類(表)
賦香率は、フレグランスの中に香料が占める割合のことです。香料をエタノール(アルコール)と水で薄めて、濃度を調整します。
| 種類 | 賦香率の目安(資料により幅あり) | 持続時間の目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| パルファン(パルファム) | 15〜30%程度 | 約5〜7時間 | 最も濃厚で、香りに奥行きがある。フォーマルな場面向き |
| オードパルファン | 8〜15%程度 | 約4〜5時間 | パルファンに近い濃さで、より気軽に使える |
| オードトワレ | 5〜10%程度 | 約3〜4時間 | 軽めの香りで、日常使いしやすい |
| オーデコロン | 1〜5%程度 | 約1〜2時間 | 最も軽く、爽やかに香る |
表の数値は一般的な目安で、資料によって幅があります。香水の分類は、法律などで決められているわけではなく、メーカーによって基準が異なることもあります。大切なのは、賦香率の高さの順(パルファン>オードパルファン>オードトワレ>オーデコロン)と、賦香率が高いほど持続時間が長い関係です。
トップ・ミドル・ラストノート
香水に入っている香料は、すべてが同じ速さで揮発するわけではありません。揮発しやすい香りから先に立ち上がり、時間とともに香りが変わっていきます。この変化を3段階に分けたものがノートです。
| ノート | 時間の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| トップノート | つけた直後〜約10分 | 揮発しやすく、最初に香る。柑橘系などが多い |
| ミドルノート(ハートノート) | 30分〜1時間ほど経ったころ | 香水の中心になる香り。花やハーブなどが多い |
| ラストノート(ベースノート、ボトムノート) | 2〜3時間以降 | 最後まで残る余韻。ムスク、バニラ、ウッディ系などが多い |
つまり、最初に感じる香りと、時間が経ってからの香りは別物です。購入するときは、トップノートだけでなく、ミドルやラストの香りも確認するのがおすすめです。
つけ方とマナー
- 少量から:つけすぎないことが大前提です。少量で試して、適量を見極めます
- つける場所:手首の内側や耳の後ろなど体温が高い部位は、香りがよく立ちます。ひざの裏や足首など低い位置は、ふんわりと穏やかに香ります
- タイミング:トップノートが強いため、外出の30分ほど前につけると、ミドルノートが香るころに出かけられます
- 場面への配慮:食事の場では、強い香りを控えます。自分では香りを感じにくくなっても、周囲には届いていることがあります(においの順応は嗅覚のしくみ参照)
つけた部分に赤み、かゆみ、ヒリヒリする感じが出たときは、使用をやめて、症状が続くときは医療機関に相談してください。
試験での問われ方(取り違えやすい点)
- 賦香率の順:パルファン>オードパルファン>オードトワレ>オーデコロンです。持続時間も同じ順に長くなります
- 賦香率の意味:フレグランス全体に占める香料の割合です
- ノートの順番:トップ→ミドル→ラストです。ラストは「ベースノート」とも呼びます
- ノートが変わる理由:香料ごとの揮発速度の違いです
- 分類の根拠:法律で厳密に決まっているわけではなく、賦香率の目安による分類です

