リンパは、リンパ管を流れる体液(リンパ液)のことで、余分な水分や老廃物を回収するはたらきがあります。心臓のような中央のポンプはなく、リンパ管自体の収縮と、周りの筋肉の動きや呼吸などに助けられて流れます。顔のマッサージは、顔の内側から外側へ、耳の前から首、鎖骨へという方向が基本です。クリームやオイルで滑りをよくし、こすらないことが大切です。(確認日:2026年11月3日)
このテーマのまとめ:筋肉・ツボ・リンパまとめ|マッサージの基本
リンパマッサージは、流れる方向を先に押さえると、手順はすっきり整理できます。
リンパとは
- リンパ液:リンパ管を流れる体液。不要な水分や老廃物を回収するはたらきがあります。
- 一方通行:体の中を一方向に流れ、最終的に鎖骨のあたりにある太いリンパ管に合流して、静脈に注がれます。
- リンパ節:リンパ管の途中にあり、ろ過のはたらきをもつ場所。
- 中央のポンプがない:血液は心臓が押し出しますが、リンパ液は、リンパ管自体の収縮に加え、周りの筋肉の動きや呼吸などに助けられて流れます。弁が逆流を防ぎます。そのため、運動不足や同じ姿勢が続くと滞りやすくなります(運動と美容でも触れています)。
リンパ節の位置
顔まわりで、マッサージの目印になる主なリンパ節です。
| 名称 | 位置 |
|---|---|
| オトガイ下リンパ節 | あご先のすぐ下のくぼみ |
| 耳下腺リンパ節 | 耳の前 |
| 耳介後リンパ節 | 耳の後ろ |
| 鎖骨まわりのリンパ節 | 鎖骨のくぼみ(最終的な出口) |
マッサージの方向と手順
おおまかな方向は、顔の内側から外側へ、そして耳の前から首、鎖骨へです。手順の一例を示します(順番は資料によって異なります)。
- クリームやオイルをのせる:滑りをよくします。
- あご下から耳の下へ:あごの骨に沿って、ゆっくりすべらせます。
- 頬を内側から外側へ:手のひら全体を使い、ゆっくりした速さで流します。
- 耳の前後を上から下へ:耳まわりのリンパ節に向けて、やさしくなでおろします。
- 首を通って鎖骨へ:首のわきをつたい、鎖骨のくぼみまで流します。
マッサージ料の役割と注意(摩擦)
- 滑りをよくする:素肌のままマッサージをすると、摩擦が肌の負担になります。マッサージ用のクリームやオイルを使って、指の動きをなめらかにします。
- こすらない:強い力で引っぱったり、ゴシゴシこすったりしません。ゆっくり、手のひら全体でなでるように行います。
- 温まったときに:入浴後など体が温まっているときに行うと、取り入れやすくなります。
- 避けるとき:赤み、かゆみ、炎症があるときは行いません。症状が続くときは、使用をやめて医療機関に相談しましょう。
約束しない表現:リンパマッサージで、脂肪が減る、恒久的にリフトアップする、「毒素が出る」と言い切ることはできません。見た目の印象や感じ方には個人差があります。化粧品の表現は、効能の範囲を超えないようにします(化粧品の効能の範囲)。
試験での問われ方(取り違えやすい点)
区別して覚えたいのは、次の点です。
- 流れるしくみ:心臓のような中央のポンプはなく、リンパ管自体の収縮と、筋肉の動きや呼吸などで流れます。
- 流れの出口:最終的に鎖骨のあたりで静脈に合流します。
- 方向:顔の内側から外側、耳の前から首・鎖骨へ。逆向きに覚えないようにします。
- マッサージ料の役割:摩擦を減らし、肌を守ること。

