一次試験の分野から、4択のオリジナル問題を10問用意しました。各分野の個別記事を読んだあとに、理解の確認として解いてみてください。テーマ別の練習問題や、各まとめの確認問題とは、できるだけ別の論点で作っています。まず自分で答えを考えてから、「答えと解説」を開いて確認しましょう。
分野の入口:ICの仕事と歴史でまず押さえること、インテリア計画でまず押さえること、インテリアエレメントでまず押さえること
出題分野の一覧
| 問 | 分野 | テーマ |
|---|---|---|
| 問1 | 仕事(分野2) | 業務の流れ(各種監理・手配) |
| 問2 | 誕生(分野1) | ICの位置づけ |
| 問3 | 計画(分野4) | ライフステージと子ども室 |
| 問4 | 計画(分野4) | 色の組み合わせと見やすさ |
| 問5 | エレメント(分野5) | 絵の飾り方 |
| 問6 | エレメント(分野5) | 張りぐるみの上張り材 |
| 問7 | 構造・構法と仕上げ(分野6) | 天井の構法 |
| 問8 | 環境と設備(分野7) | 床暖房 |
| 問9 | 環境と設備(分野7) | 給湯器の熱源 |
| 問10 | 法規・規格・制度(分野9) | 品確法の3つの柱 |
同じ分野からは2問までにしています。オリジナルの学習用問題で、本番の出題形式とは異なる場合があります。
問題の進め方
- 1問ずつ、選択肢を読んで答えを決めてから解説を開く
- 正解でも、「他の選択肢が違う理由」まで読む
- 間違えた問題は、復習先の記事を読み返してからもう一度解く
問1(仕事:業務の流れ)
協会の講座資料の7段階で、「各種監理・手配」の段階で行うこととして、最も適切なものはどれでしょう。
- ① 依頼者の生活像や好みを整理して、課題をつかむ
- ② 内容と金額をまとめた見積りを出し、依頼者に納得してもらって契約を結ぶ
- ③ 商品を発注し、納品や工事の調整・確認をする
- ④ 引渡しのあとも、使い心地の確認や手直しなどで支える
答えと解説
正解:③
正解の理由:各種監理・手配は、7段階の6番目で、契約を結んだあとに、商品の発注、納品や工事の調整・確認をする段階です。納期や数量の食い違いを防ぐことが、気をつけたい点です。
他の選択肢が違う理由
- ①:生活像や好みを整理して課題をつかむのは、2番目の「カウンセリング」です。
- ②:見積りを出して契約を結ぶのは、5番目の「実施計画・見積り・契約」です。各種監理・手配は、契約のあとの段階です。
- ④:引渡しのあとも支えるのは、7番目の「引渡し・アフターフォロー」です。
問2(誕生:ICの位置づけ)
公益社団法人インテリア産業協会は、インテリアコーディネーターを、どのような専門職と説明しているでしょう。
- ① 建築物の設計と工事監理を行い、設計図書に責任を持つ専門職
- ② 家具・照明・カーテン・住宅設備などの選択や配置を具体化し、一般の生活者に提案・助言する専門職
- ③ 家具や内装材を製造し、品質を管理する専門職
- ④ 工事の施工を担当し、現場の工程と安全を管理する専門職
答えと解説
正解:②
正解の理由:協会は、ICを、家具・照明・カーテン・住宅設備などのインテリアについて、適切な選択や配置を具体化し、一般の生活者に提案・助言する専門職と説明しています。インテリアの商品が生活者に届く流れ(流通)の中で、助言と提案をする役割として位置づけられました。
他の選択肢が違う理由
- ①:建築物の設計や工事監理は、建築士法に定める資格が必要な場合がある仕事で、ICの資格でできるものではありません。
- ③:製造や品質管理は、メーカーの仕事です。ICは、商品を選んで提案する側の専門職です。
- ④:施工や現場の管理は、施工者の仕事です。ICは、設計者・施工者と連携して、インテリアの提案を進めます。
問3(計画:ライフステージと子ども室)
子どもの成長というライフステージの変化を見込んだ、子ども室の計画の考え方として、最も適切なものはどれでしょう。
- ① 子どもが小さい時期は個室に区切っておき、成長したら壁を取り払って、広い空間にする
- ② 子どもが小さい時期は広く使い、個室が必要になったら間仕切りで二つに分ける。そのための広さの余裕は、特に見込まなくてよい
- ③ 子どもが小さい時期は個室に区切っておき、成長に合わせて間仕切りを足して、さらに細かく分ける
- ④ 子どもが小さい時期は仕切らずに広く使い、成長して個室が必要になったら、間仕切りで二つに分けられるよう、あらかじめ少し広くしておく
答えと解説
正解:④
正解の理由:家族の暮らしは、ライフステージの変化とともに変わります。子どもが小さい時期は、部屋を仕切らずに広い空間として使い、成長して個室が必要になったら、あらかじめ少し広くしておいた子ども室を間仕切りで二つに分ける、といった方法があります。変化を見込んで計画する点がポイントです。
他の選択肢が違う理由
- ①:仕切る時期と、広くする時期が逆です。小さい時期に広く使い、成長に合わせて分けます。
- ②:間仕切りで分ける方法は合っていますが、分けても使いやすいように、あらかじめ少し広くしておく点が抜けています。
- ③:小さい時期に区切っておくと、広い空間として使う時期の利点がなくなります。分ける方向も、順序が違います。
復習先:生活場面ごとの計画と規模計画
問4(計画:色の組み合わせと見やすさ)
階段の段差など、足元の境目を見やすくしたいときに、色の組み合わせで意識したいことは、どれでしょう。
- ① 色相が大きく違う色を選べば、明るさが近くても、境目ははっきり見える
- ② 明るさの差(明度差)が大きい組み合わせにする
- ③ 暖色と寒色のように、感じ方が違う色を組み合わせれば、境目は十分に見える
- ④ 補色どうしを並べると、おたがいが鮮やかに見えるので、境目も見やすくなる
答えと解説
正解:②
正解の理由:明度差が大きい組み合わせほど、図形や文字の境目がはっきり見えます。逆に、明度差が小さいと、色相が違っていても境目が見えにくくなります。サインや表示、足元の段差を見やすくする場面では、明度差が手がかりになります。
他の選択肢が違う理由
- ①:色相が違っても、明度差が小さいと、境目は見えにくくなります。
- ③:暖色と寒色は、色の感じ方の分類です。見やすさは、明るさの差で考えます。
- ④:補色対比は、補色どうしを並べるとおたがいが鮮やかに見える現象です。見やすさを決めるのは、鮮やかさではなく、明度差です。
復習先:色の心理効果と対比
問5(エレメント:絵の飾り方)
壁に絵を飾るときの高さの基本として、最も適切なものはどれでしょう。
- ① 絵の中心が目の高さに近くなるように掛ける。座って見る場所では、立って見る場所より少し低めにする
- ② 絵の中心が目の高さに近くなるように掛ける。座って見る場所では、立って見る場所より少し高めにする
- ③ 絵の下端が目の高さに近くなるように掛ける。座って見る場所でも、位置は変えない
- ④ 絵の上端を、天井に近い位置にそろえて掛ける。座って見る場所でも、位置は変えない
答えと解説
正解:①
正解の理由:絵は、中心が目の高さに近くなるように掛けるのが基本です。座って見るソファやダイニングでは、立って見る玄関や廊下より、少し低めにします。天井に近い位置に掛けると、見上げる形になって見づらくなります。
他の選択肢が違う理由
- ②:座って見る場所では、目の位置が下がるので、高めではなく、低めにします。
- ③:基準にするのは、絵の下端ではなく、絵の中心です。座って見る場所で位置を変えない点も違います。
- ④:「高く掛けたほうが映える」は思い込みで、見上げる形になって見づらくなります。
問6(エレメント:張りぐるみの上張り材)
椅子やソファの張りぐるみで、見た目と座ったときの手ざわりを決める、表側の材料(上張り材)にあたるものは、どれでしょう。
- ① パームロック(ヤシの実の繊維を固めたもの)
- ② ウェビング(ゴム糸などをベルト状に織ったもの)
- ③ ヘッシャンクロス(目の粗い麻布)
- ④ 合成皮革
答えと解説
正解:④
正解の理由:上張り材は、座面や背の表側を包む材料で、布地、天然皮革、合成皮革などがあたります。見た目と、座ったときの手ざわりを決めます。
他の選択肢が違う理由
- ①:パームロックは、座り心地をつくる詰め物(クッション材)の一種です。
- ②:ウェビングは、座面を支えて弾力を出す材料です。表側には出ません。
- ③:ヘッシャンクロスは、あおり張りで、スプリングを覆う目の粗い麻布です。その上にクッション材と上張り材を重ねるので、表側の材料ではありません。
復習先:椅子とソファの種類と名称
問7(構造・構法と仕上げ:天井の構法)
マンションの二重天井の説明として、正しいものはどれでしょう。
- ① 天井スラブに、仕上げを直接施す。手間やコストを抑えやすいが、梁やダクトの下がりができることがある
- ② 天井スラブの下に空間をつくり、その下に天井仕上材を張る。照明の配線や換気のダクト、設備配管を、その空間に納められる
- ③ 床スラブの上に支持脚を立て、その上に天井材を載せる
- ④ 天井を高くするための構法で、階高が低い住まいほど、採用しやすい
答えと解説
正解:②
正解の理由:二重天井は、天井スラブの下に空間をつくり、その下に天井仕上材を張る(吊木などで吊る)構法です。空間に、照明の配線や換気のダクト、設備配管を納められ、天井がすっきりします。その分、手間・費用・工期がかかります。
他の選択肢が違う理由
- ①:天井スラブに直接仕上げるのは、「直天井」の説明です。直と二重の入れ替えに注意します。
- ③:支持脚を立てて、床スラブとの間に空間をつくるのは、「二重床」の説明です。床の構法と混ざっています。
- ④:二重の床・天井にするには、その分の高さ(階高)が必要です。階高が低いと、直床・直天井になる場合があります。
復習先:床・壁・天井の構法
問8(環境と設備:床暖房)
床暖房の説明として、正しいものはどれでしょう。
- ① 熱を運ぶのは主に温風で、エアコンと同じように、空気の流れで部屋を暖める
- ② 温水式は、電気ヒーターで床を暖めるタイプで、電気式は、温水を床下に循環させるタイプである
- ③ 床からの輻射(放射)熱が中心で、風を使わないので、ほこりが舞いにくい
- ④ 床の素材を選ばず、どのような床材にも、同じように使える
答えと解説
正解:③
正解の理由:床暖房は、床を暖めて、床からの輻射(放射)熱で部屋を暖める暖房です。風を使わないので、ほこりが舞いにくい点が特徴です。なお、床に触れて伝わる熱もあり、実際の暖かさは、これらが組み合わさっています。
他の選択肢が違う理由
- ①:温風で暖めるのは、エアコンやファンヒーターなどで、熱の伝わり方は対流が中心です。床暖房は、輻射が中心です。
- ②:熱源の説明が入れ替わっています。温水式は温水を床下に循環させ、電気式は電気ヒーターで床を暖めます。
- ④:床材は、床暖房に対応したものを選びます。
復習先:冷暖房設備の種類
問9(環境と設備:給湯器の熱源)
給湯器の種類のうち、大気中の熱を利用するヒートポンプで湯をわかし、貯湯タンクにためる電気式のものは、どれでしょう。
- ① エコジョーズ
- ② エネファーム
- ③ エコキュート
- ④ ガス給湯器(従来型)
答えと解説
正解:③
正解の理由:エコキュートは、大気中の熱を利用するヒートポンプで湯をわかし、貯湯タンクにためる、電気を熱源とする給湯器です。
他の選択肢が違う理由
- ①:エコジョーズは、排気の熱を回収して再利用するガス給湯器です。名前が似ていますが、熱源はガスです。
- ②:エネファームは、都市ガスなどから電気をつくり、そのときの熱でお湯をつくる、燃料電池のしくみです。
- ④:従来型のガス給湯器は、ガスを燃やしてお湯をつくります。
復習先:給水方式の種類と給湯、冷暖房設備の種類
問10(法規・規格・制度:品確法の3つの柱)
品確法(住宅の品質確保の促進等に関する法律)の3つの柱に関する説明として、正しいものはどれでしょう。
- ① 住宅性能表示制度は、すべての新築住宅で、利用が義務づけられている
- ② 新築住宅の10年の責任は、設備機器を含む住宅全体が対象である
- ③ 住宅の紛争処理体制は、製造物の欠陥による被害の賠償を定めた仕組みである
- ④ 住宅の紛争処理体制は、住宅会社とのトラブルを、裁判によらず、あっせん・調停・仲裁で解決する仕組みである
答えと解説
正解:④
正解の理由:品確法の3つの柱は、①住宅性能表示制度、②新築住宅の10年の責任、③住宅の紛争処理体制です。紛争処理体制は、住宅会社とのトラブルを、裁判によらず、あっせん・調停・仲裁で解決する仕組みです。建設住宅性能評価書がある住宅などで、指定住宅紛争処理機関を利用できます。
他の選択肢が違う理由
- ①:住宅性能表示制度の利用は任意です。評価を受ける新築住宅では、10分野のうち4分野が必須になります。
- ②:10年の責任の対象は、構造耐力上主要な部分と、雨水の浸入を防止する部分です。住宅全体ではありません。
- ③:製造物の欠陥による被害の賠償は、PL法(製造物責任法)の内容です。品確法の紛争処理体制とは別の法律です。
結果の見方
10問のうち、正解の数の目安は次のとおりです。これは学習用の目安で、合格ラインではありません。
| 正解数 | 目安 |
|---|---|
| 8〜10問 | 基本は押さえられています。分野別の演習で、弱いところを確認しましょう |
| 4〜7問 | 間違えた問題の復習先の記事を読み返してから、もう一度解きましょう |
| 0〜3問 | 各分野の「まず押さえること」の記事から、順に読み直しましょう |
もっと解きたい人へ
- 分野ごとにまとめて解く:各分野の練習問題や、基本確認9問
- 9分野をまとめて確認する:インテリアコーディネーター総合演習36問
- 優先して取り組むテーマを知りたい:ICで優先して覚えたい重要テーマ
- 数字をまとめて確認したい:ICで先に覚えたい数字
次に読む
- ICで優先して覚えたい重要テーマ:学習項目の優先順位を、このサイトの提案として確認します。
- インテリアコーディネーター総合演習36問:9分野をまとめて解きます。


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