インテリア計画の5テーマ(色彩・寸法・造形・安全・リフォーム)から、4択のオリジナル問題を9問用意しました。テーマ別の練習問題とは別の問題です。2つ以上のテーマを組み合わせた問題(問1・問2・問3・問7・問8)も入れています。まず自分で答えを考えてから、「答えと解説」を開いて確認しましょう。
分野の入口:インテリア計画でまず押さえること
出題テーマの一覧
| 問 | テーマ | 種類 |
|---|---|---|
| 問1 | 安全 × 色彩 | 組み合わせ |
| 問2 | 造形 × 色彩 | 組み合わせ |
| 問3 | 安全 × リフォーム | 組み合わせ |
| 問4 | 寸法 | 単独 |
| 問5 | 寸法・安全 | 単独 |
| 問6 | リフォーム | 単独 |
| 問7 | 寸法 × 安全 | 組み合わせ |
| 問8 | 色彩 × 造形 | 組み合わせ |
| 問9 | 安全 | 単独 |
オリジナルの学習用問題です。本番の出題形式とは異なる場合があります。
問題の進め方
- 1問ずつ、選択肢を読んで答えを決めてから解説を開く
- 正解でも、「他の選択肢が違う理由」まで読む
- 間違えた問題は、復習先の記事を読み返してからもう一度解く
問1(安全 × 色彩)
高齢者が暮らす住まいの、照明と色の配慮として、最も適切なものはどれでしょう。
- ① 国の指針は、廊下の照度を数値で定めているので、その数値に合わせて照明を選ぶ
- ② 薄い色どうしの組み合わせだけで、段差の位置を区別させる
- ③ 光沢の強い仕上げにして、反射で明るさを確保する
- ④ 階段・廊下・トイレへの通路など、動く場所に照明を置く
答えと解説
正解:④
正解の理由:加齢で、少し暗い場所では段差が見えにくくなるため、階段・廊下・トイレへの通路など、人が動く場所に照明を置く配慮が考えられます。
他の選択肢が違う理由
- ①:国の指針は、住戸内の照明を「安全上必要な箇所に設置し、十分な照度を確保する」と示すだけで、照度の数値は示していません。具体的な目安は、住宅の推奨照度の一覧で確認します。
- ②:水晶体のにごりで、薄い色が見分けにくくなることがあります。色の区別は、明るさの差をつけるのが基本です。
- ③:光沢の強い仕上げは、反射をまぶしく感じやすくなります。
復習先:高齢者の住まい、住宅の照度基準の一覧
問2(造形 × 色彩)
ベージュ系でまとめた居室に、濃い青のクッションを1つだけ置きました。造形原理と配色の役割の説明として、最も適切なものはどれでしょう。
- ① 部屋全体のまとまりは「統一」で、青いクッションは統一の中の「変化」であり、アクセントカラーにあたる
- ② 部屋全体の色は「変化」で、青いクッションが「統一」をつくり、ベースカラーにあたる
- ③ 青いクッションは「対称」をつくる要素で、アソートカラーにあたる
- ④ ベージュ系はアクセントカラー、青いクッションはベースカラーにあたり、造形原理では「均衡」を表す
答えと解説
正解:①
正解の理由:同じ系統の色でまとめた全体は「統一」、その中に部分的に加えた別の色は「変化」です。配色の役割では、小物に少量使う色をアクセントカラーと呼びます。
他の選択肢が違う理由
- ②:統一と変化が入れ替わっています。ベースカラーは、床・壁・天井のような大きな面の色です。
- ③:対称は、中心の軸を境に左右が同じ形になる、均衡のとり方です。クッション1つの色の話ではありません。
- ④:ベースカラーとアクセントカラーが逆です。アクセントカラーは少量で、全体を引き締める役です。
問3(安全 × リフォーム)
冬の入浴中の事故が心配で、既存の住宅の脱衣室と浴室の寒さを減らすリフォームを考えています。この目的と最も関係が深い、住宅性能表示制度の分野はどれでしょう。
- ① 構造の安定
- ② 音環境
- ③ 防犯
- ④ 温熱環境・エネルギー消費量
答えと解説
正解:④
正解の理由:入浴中の事故では、居室と脱衣室・浴室の温度差を小さくすることが中心です。断熱や暖房に関わる性能は、「温熱環境・エネルギー消費量」の分野で扱われます。断熱サッシへの交換や内窓の設置は、性能を向上させるリフォームの例です。
他の選択肢が違う理由
- ①:構造の安定は、地震や風などの力に対する建物の強さの分野です。
- ②:音環境は、遮音など、音に関わる分野です。
- ③:防犯は、侵入のしにくさに関わる分野です。
問4(寸法)
次の文の( )に入る値として、最も適切なものはどれでしょう。なお、略算値は経験則にもとづく目安です。
「身長160cmの人が使う机の高さは、座面の高さ(下腿高。身長の約0.25倍)に、差尺(座高の約1/3)を足して考え、目安として( )になる。座高は身長の約0.55倍とする」
- ① 約29cm
- ② 約69cm
- ③ 約88cm
- ④ 約40cm
答えと解説
正解:②
正解の理由:座面の高さは下腿高に合わせます。下腿高は身長の約0.25倍なので、160cm×0.25=約40cmです。差尺は、座高(160cm×0.55=約88cm)の約1/3なので、約29cmです。机の高さは、座面の高さ+差尺なので、約40cm+約29cm=約69cmになります。
他の選択肢が違う理由
- ①:差尺だけの値です。座面の高さを足していません。
- ③:座高(座面から頭頂まで)の値です。机の高さではありません。
- ④:座面の高さだけの値です。差尺を足していません。
復習先:人体寸法と動作寸法
問5(寸法・安全)
国土交通省の建築設計標準が示す通路の幅のうち、「人が横向きになれば、車いすの人とすれ違える」とされる幅はどれでしょう。
- ① 80cm
- ② 90cm
- ③ 120cm
- ④ 180cm
答えと解説
正解:③
正解の理由:120cmは、車いすで通行しやすい幅で、人が横向きになれば、車いすの人とすれ違える幅とされています。
他の選択肢が違う理由
- ①:80cmは、車いすで通過できる幅です。すれ違いはできません。
- ②:90cmは、車いすで通過しやすい幅です。
- ④:180cmは、車いす同士がすれ違える幅です。
問6(リフォーム)
マンションのバルコニーの床材を、自分の判断で張り替えたいと考えています。考え方として、最も適切なものはどれでしょう。
- ① 専用で使えても、共用部分として扱われることがあるため、管理規約で区分を確認する
- ② 専用で使える部分は、専有部分なので、自由に工事できる
- ③ 窓のサッシも、バルコニーも、必ず専有部分として扱われる
- ④ 工事が終わってから、管理組合に報告すればよい
答えと解説
正解:①
正解の理由:バルコニーのように、専用で使える部分でも、共用部分として扱われることがあります。区分は、マンションごとの管理規約で決まるため、最初に規約を確認します。
他の選択肢が違う理由
- ②:「専用で使える部分=専有部分」と考えるのは、取り違えやすい点です。
- ③:窓のサッシやバルコニーは、共用部分とされることが多い部分です。必ず専有部分とは限りません。
- ④:管理規約の確認は、契約や工事の前に行います。共用部分に関わる工事は、事前の許可が必要です。
復習先:リフォームの進め方
問7(寸法 × 安全)
心々が910mm(尺モデュール)の廊下で、柱が105mm角の箇所があります。壁の仕上げの厚みは考えず、柱の幅を引いて有効な幅を求めたとき(計算例)の説明として、最も適切なものはどれでしょう。なお、車いすの通過幅80cmは国土交通省の建築設計標準の標準的な寸法、780mmは高齢者の住宅の指針の通路の有効な幅(基本レベル)です。
- ① 有効な幅は、心々と同じ910mmなので、どちらの数値も満たす
- ② 有効な幅は約805mmで、車いすが通過できる80cmを満たさない
- ③ 有効な幅は約805mmで、車いすが通過できる80cmと、指針の780mm以上の両方を満たす
- ④ 有効な幅は約805mmで、車いすが通過できる80cmは満たすが、指針の780mm以上は満たさない
答えと解説
正解:③
正解の理由:心々の910mmから柱の105mmを引いた約805mmが、実際に通れる幅の計算例です。805mmは、80cm(800mm)より大きく、指針の780mmより大きいので、どちらも満たします。ただし、壁の仕上げの厚みを考えると、さらに狭くなります。
他の選択肢が違う理由
- ①:心々の寸法は、柱の中心から中心までの距離で、実際に通れる幅ではありません。
- ②:805mmは800mmより大きいので、車いすの通過幅80cmを満たします。
- ④:805mmは780mmより大きいので、指針の数値も満たします。
問8(色彩 × 造形)
寝室を、落ち着いた雰囲気にしたいと考えています。配色の型と、造形原理の調和の種類の組み合わせとして、最も適切なものはどれでしょう。
- ① 対照色相配色で、対照調和
- ② 類似色相配色で、類似調和
- ③ 対照色相配色で、類似調和
- ④ 類似色相配色で、対照調和
答えと解説
正解:②
正解の理由:落ち着かせたい部屋では、同一色相か類似色相の配色でまとめる、という考え方があります。造形原理では、似た要素を組み合わせる類似調和にあたり、落ち着きや安定感を与えます。
他の選択肢が違う理由
- ①:対照色相配色も対照調和も、反対の要素の組み合わせで、はっきりした、力強い印象になります。落ち着かせたい寝室よりも、華やかにしたい場所向きです。
- ③・④:配色の型と調和の種類が、「似たものどうし」と「反対どうし」でそろっていません。
問9(安全)
国土交通省の「高齢者が居住する住宅の設計に係る指針」で、特定寝室の広さについて、基本レベルとして示されている数値はどれでしょう(内法)。なお、これは国の指針が示す、設計上の配慮事項の数値です。
- ① 9㎡以上
- ② 12㎡以上
- ③ 2.0㎡以上
- ④ 2.5㎡以上
答えと解説
正解:①
正解の理由:特定寝室の広さは、基本レベルが内法9㎡以上、推奨レベルが内法12㎡以上です。
他の選択肢が違う理由
- ②:12㎡以上は、推奨レベルの数値です。基本と推奨の入れ替えは、取り違えやすい点です。
- ③:2.0㎡以上は、同じ指針で、一戸建ての浴室の面積の基本レベルとして示されている数値で、寝室の広さではありません。
- ④:2.5㎡以上は、同じ指針で、一戸建ての浴室の面積の推奨レベルとして示されている数値で、寝室の広さではありません。
復習先:高齢者の住まい
結果の見方
9問のうち、正解の数の目安は次のとおりです。これは学習用の目安で、合格ラインではありません。
| 正解数 | 目安 |
|---|---|
| 7〜9問 | 基本は身についています。テーマ別の練習問題で、弱いところを確認しましょう |
| 4〜6問 | 間違えたテーマのまとめを読み返してから、もう一度解きましょう |
| 0〜3問 | まとめから、順に読み直しましょう |
間違えたテーマは、次のまとめで確認できます。
| テーマ | 該当する問 | まとめ | テーマ別の練習問題 |
|---|---|---|---|
| 色彩 | 問1・問2・問8 | 色彩を整理する | 色彩の練習問題 |
| 寸法 | 問4・問5・問7 | 寸法・人間工学を整理する | 寸法・人間工学の練習問題 |
| 造形 | 問2・問8 | 造形・デザイン原理を整理する | 造形・デザイン原理の練習問題 |
| 安全 | 問1・問3・問5・問7・問9 | 安全・バリアフリーを整理する | 安全・バリアフリーの練習問題 |
| リフォーム | 問3・問6 | リフォーム計画を整理する | リフォーム計画の練習問題 |
次のステップ
- 分野の入口に戻る:インテリア計画でまず押さえること
- インテリアエレメントの基本確認9問:インテリアエレメントの基本確認9問
- オリジナル総合演習36問:インテリアコーディネーター総合演習36問


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