肌を劣化させる内的要因は、体の内側から起こる影響のことで、公式の試験範囲では加齢(自然老化)・食生活の乱れ・代謝不良・ホルモンバランスの乱れ・ストレスの5つが挙げられています。この記事では、加齢・食生活の乱れ・代謝不良を扱い、ホルモンとストレスは別の記事に分けています。(確認日:2026年11月3日)
このテーマのまとめ:肌を劣化させる要因まとめ|外的・内的と酸化・糖化
「年齢のせい」とあきらめてしまいがちな内的要因ですが、生活の影響を受けるものも多くあります。ひとつずつ整理していきましょう。
内的要因の全体像
| 内的要因 | 内容 | 詳しく学ぶ記事 |
|---|---|---|
| 加齢(自然老化) | 年齢を重ねることで起こる、肌の変化 | この記事 |
| 食生活の乱れ | 栄養の偏り、食べすぎ、不足 | この記事 |
| 代謝不良 | 血行不良、冷え、運動不足、睡眠不足などによる、体の巡りの低下 | この記事 |
| ホルモンバランスの乱れ | 女性ホルモンの変動、月経周期、年代による変化 | ホルモンバランスと肌 |
| ストレス | 自律神経やホルモンを介した、肌への影響 | ストレスと肌 |
外側から受ける影響は肌を劣化させる外的要因で整理しています。
加齢(自然老化)と光老化の違い
加齢による変化を自然老化といいます。紫外線の影響が加わった光老化と区別して覚えます。
| 自然老化 | 光老化 | |
|---|---|---|
| 原因 | 年齢を重ねること(内的要因) | 年齢に加えて、紫外線を長年浴びること(外的要因) |
| 主な変化 | たるみ、シワ、乾燥、皮膚が薄くなる | 深くて不規則なシワ、色素の沈着 |
| 現れやすい部位 | 日光にあたらない部位にも現れる | 日光にあたる部位(顔など)に強く現れる |
加齢にともなって、肌には次のような変化が起こるとされます。
- 真皮のコラーゲンやエラスチンが減り、ハリと弾力が低下する(真皮の構造)
- ターンオーバーが遅くなり、古い角質が残りやすくなる(表皮のターンオーバー)
- 皮脂の分泌や発汗の機能が低下し、バリア機能の障害が生じやすくなる(肌のバリア機能)
食生活の乱れ
食事は、肌をつくる材料と、体の巡りを支えています。乱れた食生活は、肌にも影響するとされます。
| 食生活の乱れ | 肌への影響の考え方 |
|---|---|
| 栄養の偏り・不足 | 肌のもとになる栄養が足りず、コラーゲンの合成やターンオーバーに影響する可能性がある |
| 食べすぎ、糖質・脂質のとりすぎ | 皮脂が増えやすくなったり、糖化が進みやすくなったりする可能性がある |
食事と美容の具体的な栄養素は、食事と飲み物の美容で扱います。糖のとりすぎで起こる糖化は、糖化と肌で確認できます。
代謝不良
代謝不良は、ここでは体の巡りが低下し、肌に酸素や栄養が行き届きにくくなる状態として扱います。
- 血行不良:血の巡りが悪いと、肌に必要な酸素や栄養が届きにくくなる
- 冷え、運動不足、睡眠不足:血行や体の巡りの低下につながる
- 肌への影響:ターンオーバーの乱れ、くすみ、ごわつき、くま
血行不良とくすみの関係はくすみの原因別ケア、くまとの関係はくまの種類で確認できます。生活習慣の改善の方法は、2級のメイク・生活習慣の分野で扱っています(睡眠と美肌、運動と美容、入浴と美容)。
試験での問われ方(取り違えやすい点)
まずは次の違いを理解しましょう。
- 内的要因の種類:加齢、食生活の乱れ、代謝不良、ホルモンバランスの乱れ、ストレスです。
- 自然老化と光老化:自然老化は年齢による変化、光老化は年齢に加えて紫外線を長年浴びることで進みます。
- 加齢による変化:コラーゲン・エラスチンの減少、ターンオーバーの遅れ、皮脂分泌の低下などです。
- 代謝不良:血行不良などで、肌に酸素や栄養が届きにくくなる状態です。
- 食生活の乱れ:栄養の偏りや、糖質・脂質のとりすぎが、肌に影響するとされます。
次に読む
- 練習問題:肌の劣化要因 練習問題|7問
- 続き:ホルモンバランスと肌|女性ホルモンと月経周期

