肌を劣化させる要因は、外的要因(乾燥・空気の汚れ・紫外線)、内的要因(加齢・食生活の乱れ・代謝不良・ホルモンバランスの乱れ・ストレス)、そして外的・内的の両方に関わる酸化の3区分で整理します。テキスト第3版で追記された糖化(第2版と第3版の違い)も、あわせて押さえます。このまとめで全体を見てから、個別の記事に進みましょう。(確認日:2026年11月3日)
この分野の入口:2級の皮膚と肌悩みの出題範囲と覚える順番|3つのまとめ
肌を劣化させる要因は、まず「外から」「内から」「両方」の3つに分けて整理します。
3つの区分で整理する
| 区分 | 要因 | 例 |
|---|---|---|
| 外的要因 | 肌の外側から受ける影響 | 空気の乾燥、空気の汚れ、紫外線 |
| 内的要因 | 体の内側から起こる影響 | 加齢、食生活の乱れ、代謝不良、ホルモンバランスの乱れ、ストレス |
| 外的+内的要因 | 外側と内側の両方から起こる現象 | 酸化(活性酸素) |
糖化は、公式の範囲ページにはなく、テキスト第3版で追記された内容です(第2版と第3版の違い)。3つの区分には入れず、酸化と並べて学びます。
外的要因は日々の対策で影響を減らしやすく、内的要因は生活習慣の見直しが中心です。酸化は、紫外線対策などの外的な対策と、抗酸化のしくみの両面から考えます。
要因と肌への影響
| 要因 | 肌への主な影響 | 取り違えやすい点 |
|---|---|---|
| 空気の乾燥・空気の汚れ | バリア機能の低下、炎症、酸化 | 花粉や黄砂はPM2.5の付着でアレルギー反応を起こしやすくなるとされる |
| 紫外線 | 光老化(シワ・たるみ)、シミ、日焼け | UVAは真皮まで、UVBは主に表皮。UVCは地表に届かない |
| 加齢・食生活・代謝不良 | ハリの低下、ターンオーバーの遅れ、くすみ | 自然老化は年齢、光老化は年齢+紫外線 |
| ホルモンバランスの乱れ | 皮脂や水分の変化、月経周期による肌の傾向 | エストロゲンは排卵の前、プロゲステロンは排卵のあとに増える |
| ストレス(自律神経) | 皮脂の増加、血行の低下 | 交感神経は活動時、副交感神経は休息時に優位 |
| 酸化 | シミ、シワ、皮脂の酸化によるバリア機能の低下 | 酸化=サビ(活性酸素) |
| 糖化 | 弾力の低下、黄ぐすみ | 糖化=コゲ(糖とたんぱく質)。AGEsができる |
肌悩みとのつながりは、肌悩みの原因とお手入れまとめで確認できます。たとえば、乾燥は外的要因、くすみは血行(内的)や糖化、シミは紫外線(外的)や炎症、というように、悩みと要因を結びつけて学ぶと理解が深まります。
確認問題3問
この3問は、このまとめの要点を確認するための抽出問題です。全論点を確認するものではありません。7問の練習問題は肌の劣化要因 練習問題にあります。
問1 肌を劣化させる要因の区分として、正しいものはどれか。
- 紫外線は内的要因である
- ホルモンバランスの乱れは外的要因である
- 空気の汚れは外的要因である
- 加齢は外的要因である
答えと解説
答え:3
- 正解の理由:空気の汚れ(PM2.5、花粉、黄砂など)は、肌の外側から受ける外的要因です。
- 1:紫外線は外的要因です。
- 2:ホルモンバランスの乱れは、体の内側から起こる内的要因です。
- 4:加齢(自然老化)は内的要因です。
問2 光老化の説明として、正しいものはどれか。
- 年齢に加えて、紫外線を長年浴びることで進む皮膚の老化である
- 紫外線を浴びなくても、年齢とともに進む皮膚の変化である
- 紫外線のうち、UVBだけで起こる皮膚の変化である
- 室内の乾燥と食事の乱れで起こる皮膚の変化である
答えと解説
答え:1
- 正解の理由:光老化は、加齢に紫外線の長期的な影響が加わって進む老化です。
- 2:紫外線を浴びなくても年齢とともに進むのは、自然老化です。
- 3:光老化には、真皮まで届くUVAも深く関わります。UVBだけではありません。
- 4:乾燥や食事の乱れは別の要因です。光老化の主因は紫外線です。
復習:紫外線と肌、肌を劣化させる内的要因
問3 酸化と糖化の説明として、正しいものはどれか。
- 酸化は糖とたんぱく質が結びつく反応で、糖化は活性酸素による反応である
- 酸化も糖化も、活性酸素が主な原因である
- 酸化も糖化も、肌の老化とは関係しない
- 酸化は活性酸素による反応で、糖化は糖とたんぱく質が結びつく反応である
答えと解説
答え:4
- 正解の理由:酸化は活性酸素が細胞や皮脂を傷つける反応(サビ)、糖化は糖とたんぱく質が結びつきAGEsができる反応(コゲ)です。
- 1:酸化と糖化の説明が入れ替わっています。
- 2:糖化の主な原因は、糖とたんぱく質の結びつきで、活性酸素ではありません。
- 3:どちらも肌の老化に関わるとされます。

