化粧品成分の一覧|1級・2級の目的別早見表

化粧品の中身(1級)

この早見表は、化粧品の成分を配合目的ごとに整理した、自作の一覧です。表示名称と目的を結びつけて、この後の原料の記事で詳しく確認できるようにしています。(確認日:2026年11月3日)

このテーマのまとめ:化粧品の原料まとめ|水性・油性・界面活性剤

成分名は、目的別に並べると、「どんな役割の成分か」から思い出せるようになります。

この早見表の使い方

  • この表は、このサイトの記事(1級の原料の記事と、2級の肌悩みの記事)に出てくる成分を、日本化粧品工業会の表示名称と配合目的で、このサイトの分類で自作したものです。
  • 「対象級」の列は、その成分が出てくる記事の級です。1級だけの成分は「1級」、2級の記事にも出てくる成分は「1級・2級」と書いてあります。
  • 表示名称は「化粧品の成分表示名称リスト」の名前です。通称は「(通称)」と書いてあります。
  • 各分類の「詳しくは」で、原料の記事に進めます。

2級の記事に出てくる成分

2級の記事(肌悩みの原因とお手入れ)で名前が出てくる成分は、次のとおりです。働き方での分け方は、説明のための整理です。

働き方成分の例対象級詳しくは
水分を抱え込むヒアルロン酸(表示名称はヒアルロン酸Na)、グリセリン1級・2級乾燥肌の原因とお手入れ、水性成分
水分を挟み込むセラミド(成分群の総称)2級乾燥肌の原因とお手入れ
油分でふたをする油脂、ロウ、エステル1級・2級乾燥肌の原因とお手入れ、油性成分

美白やシミ(シミの種類とできるしくみ)は、2級では「承認された有効成分を配合した医薬部外品が表示できる」という仕組みまでを扱います。個別の有効成分の名前は、1級の下の表と美容成分と有効成分で確認できます。

目的別の成分一覧

保湿(水性成分)

表示名称配合目的対象級
グリセリン保湿(多価アルコール)。代表的な保湿剤1級・2級
BG(ブチレングリコール)保湿、溶剤、防腐の補助1級
DPG(ジプロピレングリコール)保湿、防腐の補助1級
ヒアルロン酸Na保湿(高分子)、とろみ1級・2級
エタノールさっぱり感、収れん感、溶剤1級

詳しくは:水性成分

油性成分

表示名称分類・配合目的対象級
ヒマシ油、オリーブ果実油、シア脂油脂。エモリエント(肌をなめらかにする)1級・2級
ミツロウ、カルナウバロウ、キャンデリラロウロウ。形を保つ、皮膜をつくる1級・2級
パラフィン、マイクロクリスタリンワックス、スクワラン炭化水素1級
ステアリン酸、オレイン酸、ミリスチン酸高級脂肪酸1級
セタノール、ベヘニルアルコール高級アルコール1級
ミリスチン酸イソプロピル、トリエチルヘキサノインエステル油1級・2級
ジメチコン、シクロペンタシロキサンシリコーン油。さらっとした感触1級

詳しくは:油性成分

界面活性剤

表示名称種類・配合目的対象級
ラウリル硫酸Na、ラウレス硫酸Na陰イオン。洗浄、起泡1級
ベヘントリモニウムクロリド、セトリモニウムクロリド陽イオン。ヘアコンディショニング、帯電防止1級
コカミドプロピルベタイン、ココアンホ酢酸Na両性。洗浄料で併用1級
ステアリン酸グリセリル、ポリソルベート60非イオン。乳化、可溶化、分散1級

詳しくは:界面活性剤

増粘・皮膜形成

表示名称配合目的対象級
カルボマー増粘(合成高分子)1級
キサンタンガム増粘(天然の多糖類)1級
ヒドロキシエチルセルロース増粘(セルロース系)1級
(VP/VA)コポリマー皮膜形成(ヘアスタイリング)1級

詳しくは:高分子・増粘剤

防腐・酸化防止

表示名称配合目的対象級
メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、ブチルパラベン防腐1級
フェノキシエタノール、安息香酸Na防腐1級
トコフェロール、アスコルビン酸、BHT酸化防止1級

詳しくは:防腐剤・酸化防止剤

色材

表示名称分類・配合目的対象級
赤201、赤202、青1、黄4 などタール色素(有機合成色素)。着色1級
酸化チタン、酸化亜鉛白色顔料。隠ぺい、白さ。紫外線防御にも1級
酸化鉄、群青、紺青、酸化クロム着色顔料1級
タルク、マイカ、カオリン、硫酸Ba体質顔料。感触、かさの調整1級
マイカ、酸化チタン(いわゆる雲母チタン)パール剤。光沢1級

詳しくは:色材

紫外線防御

表示名称種類・配合目的対象級
メトキシケイヒ酸エチルヘキシル紫外線吸収剤(主にUVB)1級
t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン紫外線吸収剤(主にUVA)1級
酸化チタン、酸化亜鉛紫外線散乱剤(粉末が紫外線を散乱・吸収)1級

詳しくは:UVケア化粧品

有効成分(医薬部外品)

成分名目的対象級
トラネキサム酸、アルブチン、コウジ酸美白1級
リン酸L-アスコルビルマグネシウム(ビタミンC誘導体の一つ。化粧品の表示名称はリン酸アスコルビルMg)美白1級
グリチルリチン酸ジカリウム、アラントイン、グリチルレチン酸ステアリル肌荒れ防止1級

詳しくは:美容成分と有効成分

似た名前で間違えやすい成分

組み合わせ違い
ベヘニルアルコール と ベヘントリモニウムクロリド前者は高級アルコール(油性成分)、後者は陽イオン界面活性剤
セタノール と セトリモニウムクロリド前者は高級アルコール、後者は陽イオン界面活性剤
エタノール と 高級アルコール(セタノールなど)エタノールは水性成分。高級アルコールは油性成分
グリチルリチン酸ジカリウム と グリチルレチン酸ステアリルどちらも肌荒れ防止の成分。前者は水に溶けやすく、後者は油に溶けやすい
酸化チタン と 酸化亜鉛どちらも紫外線散乱剤・白色顔料。亜鉛はよりUVA、チタンはよりUVBを防ぐ傾向
ヒアルロン酸Na と グリセリン前者は高分子の保湿剤、後者は多価アルコールの保湿剤

試験での問われ方(取り違えやすい点)

  • 名前が似た成分:ベヘニルアルコール(高級アルコール)とベヘントリモニウムクロリド(陽イオン界面活性剤)は別物です。
  • 表示名称と通称:ビタミンC誘導体、雲母チタンは通称。成分表では個別の名前で書かれます。
  • 目的と成分:「何のために入っているか」から、成分を思い出す練習をしておきます。
  • 水に溶けやすい/油に溶けやすい:同じ目的でも、製品の形に合わせて成分を選びます。

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