2級 皮膚と肌悩み 基本確認問題|9問

皮膚と肌悩み(2級)

2級の皮膚と肌悩みの分野を、4択9問で確認できます。皮膚の構造、肌悩み、肌を劣化させる要因の3つのまとめから、広く出題しています。すべてこのサイトのオリジナル問題です。正解は1つで、答えと解説は折りたたんであるので、考えてから開いてください。(確認日:2026年11月3日)

この分野の入口:2級の皮膚と肌悩みの出題範囲と覚える順番|3つのまとめ

問題の進め方

  • この9問は、分野全体から選んだ抽出問題で、全論点の確認ではありません。各まとめの練習問題(皮膚の構造、肌悩みのお手入れ、肌の劣化要因)とあわせて使ってください
  • 第1問〜第3問は皮膚の構造、第4問〜第6問は肌悩み、第7問〜第9問は肌を劣化させる要因です
  • 解説には、正解の理由、ほかの選択肢が違う理由、復習先の記事を書いています
  • 間違えた分野は、復習先の記事に戻って確認しましょう

第1問〜第9問

第1問 表皮の細胞のうち、大部分を占める細胞はどれか。

  1. メラノサイト
  2. 角化細胞(ケラチノサイト)
  3. ランゲルハンス細胞
  4. 線維芽細胞
答えと解説

答え:2

  • 正解の理由:表皮の細胞の大部分(約90〜95%という目安)は、角化細胞です。基底層で生まれ、角質細胞に変わりながら上へ向かいます。
  • 1:メラノサイトは、メラニンをつくる細胞で、表皮では少数派です。
  • 3:ランゲルハンス細胞は、異物を見張る免疫の細胞で、少数派です。
  • 4:線維芽細胞は、表皮ではなく、真皮にいる細胞です。

復習:表皮の構造、真皮の構造

第2問 真皮にある線維芽細胞のはたらきとして、正しいものはどれか。

  1. メラニン色素をつくる
  2. 異物を見つけて、免疫に伝える
  3. コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などをつくる
  4. 皮脂を分泌する
答えと解説

答え:3

  • 正解の理由:線維芽細胞は、真皮にいて、コラーゲンやエラスチンなどの線維と、ヒアルロン酸などの基質をつくる細胞です。
  • 1:メラニン色素をつくるのは、表皮の基底層にいるメラノサイトです。
  • 2:異物を見つけて免疫に伝えるのは、主に有棘層にいるランゲルハンス細胞です。
  • 4:皮脂を分泌するのは、毛包に開く皮脂腺です。

復習:真皮の構造、表皮の構造

第3問 皮膚の表面の性質に関する説明として、正しいものはどれか。

  1. 皮脂膜などのはたらきで、弱酸性に保たれている
  2. 弱酸性は、主に角層の中のNMFだけで保たれている
  3. 弱酸性は、真皮の細胞が出す酸によって保たれている
  4. 弱酸性は、汗だけで保たれていて、皮脂は関係しない
答えと解説

答え:1

  • 正解の理由:皮膚の表面は、皮脂と汗が混じり合った皮脂膜や、常在菌のはたらきなどで、弱酸性(pH約4.5〜6.5という目安)に保たれています。
  • 2:NMFは、角質細胞の中で水分を抱え込む成分です。表面の弱酸性を保つ主役ではありません。
  • 3:表面の弱酸性は、皮脂膜や常在菌のはたらきなどによるもので、真皮の細胞が出す酸によるものではありません。
  • 4:皮脂膜は、皮脂と汗が混じり合ったものです。汗だけではなく、皮脂も関わります。

復習:皮膚表面の構造、肌のバリア機能

第4問 くすみのタイプと、その背景の組み合わせとして、正しいものはどれか。

  1. 黄ぐすみ――血行不良
  2. 青ぐすみ――糖化
  3. 青ぐすみ――血行不良
  4. 茶ぐすみ――乾燥
答えと解説

答え:3

  • 正解の理由:血行不良で、肌に酸素や栄養が行き届きにくくなると、青白く、青黒くくすんで見えます。
  • 1:黄ぐすみの背景は、糖化です。
  • 2:青ぐすみの背景は、血行不良です。糖化は黄ぐすみです。
  • 4:茶ぐすみの背景は、紫外線や摩擦によるメラニンの増加です。乾燥でくすむと、全体にグレーっぽく見えます。

復習:くすみの原因別ケア

第5問 肌荒れと敏感肌に関する説明として、正しいものはどれか。

  1. 肌荒れは病名で、原因は1つに決まる
  2. 乾燥や刺激でバリア機能が下がると、肌荒れや、刺激への敏感さにつながる
  3. しみる、赤くなるなどの異常を感じても、使い続けて肌を慣らすのが基本である
  4. 新しい化粧品は、合うかどうかを確かめるため、一度に複数を始めるのがよい
答えと解説

答え:2

  • 正解の理由:乾燥や刺激でバリア機能が下がると、外からの刺激が入りやすくなり、炎症が起こったり、刺激に敏感になったりします。
  • 1:肌荒れは病名ではなく、肌の調子が乱れた状態の総称です。原因も複数が重なることが多くあります。
  • 3:異常を感じたら、使用を中止します。症状が続くときは、医療機関に相談します。
  • 4:複数を同時に始めると、合わなかったときの原因が分かりにくくなります。

復習:肌荒れの原因とお手入れ

第6問 化粧品の効能と、シワ・たるみの関係の説明として、正しいものはどれか。

  1. 「乾燥による小ジワを目立たなくする」は効能の範囲にあり、試験などで効果を確認した場合に限って表示できる
  2. 「乾燥による小ジワを目立たなくする」は、試験などを行わなくても、どの化粧品でも表示できる
  3. 「乾燥による小ジワを目立たなくする」は、深いシワやたるみも対象に含む
  4. 「シワを予防する」は、効能の範囲にあり、表示できる
答えと解説

答え:1

  • 正解の理由:シワに関する効能は、「乾燥による小ジワを目立たなくする」の1項目で、日本香粧品学会の「化粧品機能評価法ガイドライン」に基づく試験などで、効果を確認した場合に限って表示できます。
  • 2:試験などで効果を確認した場合に限る、という条件があります。
  • 3:対象は、乾燥による小ジワです。深いシワやたるみは含まれません。
  • 4:シワの予防・解消といった表現は、効能の範囲にありません。

復習:シワ・たるみの原因、化粧品の効能の範囲

第7問 内的要因のまとめとして、正しいものはどれか。

  1. 紫外線、空気の汚れ
  2. 加齢、食生活の乱れ、代謝不良、ホルモンバランスの乱れ、ストレス
  3. 空気の乾燥、花粉、黄砂
  4. 加齢、ホルモンバランスの乱れ、紫外線
答えと解説

答え:2

  • 正解の理由:公式の試験範囲では、内的要因として、加齢、食生活の乱れ、代謝不良、ホルモンバランスの乱れ、ストレスの5つが挙げられています。
  • 1:紫外線や空気の汚れは、外的要因です。
  • 3:空気の乾燥、花粉、黄砂は、肌の外側から受ける外的要因です。
  • 4:加齢とホルモンバランスの乱れは内的要因ですが、紫外線は外的要因です。1つ混ざっています。

復習:肌を劣化させる内的要因、肌を劣化させる要因まとめ

第8問 ストレスと肌に関する説明として、正しいものはどれか。

  1. ストレスで皮脂が減るので、毛穴が詰まりにくくなる
  2. ストレスを受けると副交感神経が優位になり、血行がよくなって、くすみが改善する
  3. ストレスで交感神経が優位になると、皮膚の血管が広がって血行がよくなる
  4. ストレスや疲れで皮脂が増え、毛穴の詰まりやニキビにつながるとされる
答えと解説

答え:4

  • 正解の理由:ストレスや疲れで皮脂の分泌が増え、毛穴の詰まりやニキビにつながるとされます。
  • 1:ストレスや疲れでは、皮脂は減るのではなく増えるとされます。
  • 2:ストレスを受けると優位になるのは交感神経で、血管が収縮して血行が低下しやすくなります。副交感神経が優位になるのではありません。
  • 3:交感神経が優位になると、血管は広がらず、収縮します。

復習:ストレスと肌

第9問 糖化の説明として、正しいものはどれか。

  1. 糖化は、酸素がたんぱく質と結びつく反応で、AGEsはその最初にできる物質である
  2. 糖が脂質と結びついて過酸化脂質ができる反応である
  3. AGEsは、糖化の初期にできる物質で、時間がたつと自然に元に戻る
  4. 糖がたんぱく質と結びついてAGEsができ、AGEsは元に戻りにくく、弾力の低下や黄ぐすみに関わるとされる
答えと解説

答え:4

  • 正解の理由:糖化は、糖がたんぱく質と結びついてAGEsができる反応です。AGEsは、糖化が進んだ末にできる最終産物で、元に戻りにくく、コラーゲンの弾力の低下や、黄ぐすみに関わるとされます。
  • 1:糖とたんぱく質が結びつく反応が糖化です。酸素による反応ではありません。AGEsも最初にできる物質ではありません。
  • 2:糖が脂質と結びついて過酸化脂質ができるのは、糖化ではなく、皮脂の酸化の話です。糖化は、糖とたんぱく質の反応です。
  • 3:AGEsは最終産物で、元に戻りにくい性質があります。

復習:糖化と肌、酸化と肌

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分野記事
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