1級の本試験と同じ60問を、60分で解く総合演習です。 1級の試験には2級の内容も出題されます(1級テキストには「1級の試験問題は、2級からも必ず出題されます」とあり、公式FAQでは「2級の内容も一部含まれますが、試験範囲が異なります」としています)。公式の出題範囲は1級・2級・準2級・3級の対策テキストなので、この演習でも2級以下の内容を一部出題します。各問の解説から、根拠の記事に戻れます。(確認日:2026年11月3日)
この演習の出題の配分(化粧品の中身20問、ボディ・ヘア・香り14問、化粧品のルール18問、2級以下の内容8問)は、このサイトの提案です。公式に出題割合はありません。
この分野の入口:日本化粧品検定とは|級の違い・出題範囲・勉強の順番
問題の進め方
- 本試験と同じ60問・60分で解いてみましょう(1級の本試験の問題数と時間は公式の値です)。時間を計ると、時間配分の練習になります
- 各問は4択で、正解は1つです。答えは「答えと解説」を開いて確認します
- 迷った問題には印をつけて、先へ進みます。最後に見直す時間をとります
- 間違えた問題は、解説の復習先の記事に戻ります。最後の「分野別の得点と復習先」で、弱い分野をたしかめます
この演習は、公式の配点・出題割合を再現したものではなく、得点で合格を保証するものでもありません。記事の内容から作ったオリジナル問題の抽出問題で、全論点の確認ではありません。
化粧品の中身(原料・スキンケア・UV・メイクアップ化粧品)
第1問
日本の化粧の歴史についての説明として、正しいものはどれか。
① 1873(明治6)年に、皇室でお歯黒と引眉を始めると発表された
② 化粧が庶民に広がったのは明治の西洋化以降で、江戸時代の化粧は貴族だけのものだった
③ 明治に、鉛白粉による鉛中毒が問題として認識され、無鉛白粉が研究・発売された
④ 江戸時代の白粉は、鉛や水銀を使わない原料が中心だった
答えと解説
正解:③
③ 明治には原料の安全性が課題になり、鉛白粉による鉛中毒が問題として認識されて、無鉛白粉が研究・発売されました。
他の選択肢
- ① 1873(明治6)年に発表されたのは、皇室でお歯黒と引眉をやめることです。
- ② 日本で化粧が庶民に広がったのは江戸時代で、元禄期から文化・文政期にかけて化粧が身近な習慣になりました。
- ④ 江戸時代にも、鉛や水銀を原料にした白粉が売られていました。
第2問
油脂とロウのつくりの違いとして、正しいものはどれか。
① 油脂は高級脂肪酸と高級アルコールのエステル、ロウは高級脂肪酸とグリセリンのエステルである
② 油脂は炭素と水素だけでできた油で、ロウはケイ素を骨格にした合成の油である
③ 油脂は炭素と水素だけでできた油で、ロウは高級脂肪酸とグリセリンのエステルである
④ 油脂は高級脂肪酸とグリセリンのエステル、ロウは高級脂肪酸と高級アルコールのエステルである
答えと解説
正解:④
④ 油脂はグリセリンとのエステル、ロウは高級アルコールとのエステルという点が、2つを分ける基準です。
他の選択肢
- ① エステルの相手が入れ替わっています。グリセリンとのエステルが油脂、高級アルコールとのエステルがロウです。
- ② どちらも説明が違います。炭素と水素だけの油は炭化水素、ケイ素を骨格にした油はシリコーン油です。
- ③ 炭素と水素だけでできた油は炭化水素です。ロウは高級脂肪酸と高級アルコールのエステルです。
第3問
油性成分の分類と代表的な表示名称の組み合わせとして、正しいものはどれか。
① ステアリン酸 ― 高級アルコール
② スクワラン ― 油脂
③ ジメチコン ― シリコーン油
④ シア脂 ― ロウ
答えと解説
正解:③
③ ジメチコンはケイ素を骨格にした合成の油で、さらっとした感触が特徴のシリコーン油です。
他の選択肢
- ① ステアリン酸は炭素数の多い脂肪酸で、高級脂肪酸に分類されます。高級アルコールの例はセタノールなどです。
- ② スクワランは炭素と水素だけでできた炭化水素の仲間で、油脂ではありません。
- ④ シア脂は高級脂肪酸とグリセリンのエステルである油脂で、固まりやすい脂の例です。ロウではありません。
第4問
両性界面活性剤の特徴として、正しいものはどれか。
① 分子内にプラスとマイナスの両方の部分をもち、洗浄料でほかの界面活性剤と組み合わせて使われる
② 水に溶けたとき、親水基がプラスに電離する
③ 水に溶けてもイオンに分かれず、乳化・可溶化・分散などに使われる
④ 水に溶けたとき、親水基がマイナスに電離する
答えと解説
正解:①
① 両性界面活性剤の特徴は、プラスとマイナスの両方をもつ点です。コカミドプロピルベタインなどが洗浄料に使われます。
他の選択肢
- ② これは陽イオン界面活性剤の特徴です。ヘアコンディショナーに使われるものが代表です。
- ③ これは非イオン界面活性剤の特徴です。
- ④ これは陰イオン界面活性剤の特徴です。石けんやラウリル硫酸Naなどが当たります。
第5問
界面活性剤の働きと、その働きが利用される例の組み合わせとして、正しいものはどれか。
① 乳化 ― 皮脂や化粧の油汚れをミセルに取り込んで、水で流す
② 起泡 ― 肌や髪の表面に膜をつくり、形や色を保つ
③ 洗浄 ― 水と油の一方を細かい粒にして、もう一方の中に散らし、白く濁った乳液状にする
④ 分散 ― ファンデーションや日焼け止めの粉体を、液の中にむらなく散らす
答えと解説
正解:④
④ 粉体を液の中にむらなく散らすのが分散で、ファンデーションや日焼け止めで使われます。
他の選択肢
- ① 油汚れをミセルに取り込んで水で流すのは洗浄の働きです。乳化は、水と油の一方を細かい粒にして、もう一方の中に散らす働きです。
- ② 肌や髪の上に膜をつくるのは、高分子の皮膜形成の働きです。起泡は泡立てる働きです。
- ③ 水と油の一方を粒にして散らし、白く濁った乳液状にするのは乳化です。洗浄は、汚れを肌から浮かせて水で流す働きです。
第6問
化粧品の成分の組み立て(構成)についての説明として、正しいものはどれか。
① 化粧品のベースになるのは美容成分で、水や油性成分は、防腐剤と同じく「その他の成分」として加える
② 界面活性剤は、ベースになる成分ではなく、美容成分の一つとして配合される
③ 水・水性成分・油性成分・界面活性剤をベースにして、美容成分や防腐剤などのその他の成分を加えてつくられる
④ 化粧水は、水性成分を含まず、水と美容成分だけでつくられる
答えと解説
正解:③
③ 化粧品は、ベースになる成分(水、水性成分、油性成分、界面活性剤)に、美容成分や防腐剤などのその他の成分を組み合わせてつくられます。
他の選択肢
- ① ベースになるのは、水・水性成分・油性成分・界面活性剤です。美容成分は、防腐剤などと同じく、その他の成分に入ります。
- ② 界面活性剤は、水と油をつなぐ、ベースになる成分の一つです。
- ④ 化粧水は、水と、保湿剤などの水性成分が大半を占めます。
第7問
高分子の由来による分類と代表的な表示名称の組み合わせとして、正しいものはどれか。
① (VP/VA)コポリマー ― 天然高分子
② カルボマー ― 天然高分子
③ キサンタンガム ― 半合成高分子
④ ヒドロキシエチルセルロース ― 半合成高分子
答えと解説
正解:④
④ セルロース系は、天然の高分子を化学的に加工した半合成高分子で、水に溶けてとろみをつけます。
他の選択肢
- ① (VP/VA)コポリマーは合成高分子で、ヘアスタイリング剤の膜をつくります。天然高分子の例は、キサンタンガムやヒアルロン酸Naです。
- ② カルボマーはアクリル系の合成高分子です。天然高分子の例は、キサンタンガムやヒアルロン酸Naです。
- ③ キサンタンガムは、植物や微生物などから得る天然高分子の例です。半合成ではありません。
第8問
同じ成分を、化粧品の全成分表示の表示名称と、医薬部外品の成分名で書いた組合せとして、正しいものはどれか。
① 化粧品:グリチルリチン酸2K――医薬部外品:グリチルリチン酸ジカリウム
② 化粧品:グリチルリチン酸ジカリウム――医薬部外品:グリチルリチン酸2K
③ 化粧品:リン酸L-アスコルビルマグネシウム――医薬部外品:リン酸アスコルビルMg
④ 化粧品:ビタミンC誘導体――医薬部外品:リン酸L-アスコルビルマグネシウム
答えと解説
正解:①
① 化粧品の全成分表示ではグリチルリチン酸2K、医薬部外品の成分名ではグリチルリチン酸ジカリウムと書きます。同じ成分でも、化粧品の表示名称と医薬部外品の成分名とで書き方が違うことがあります。
他の選択肢
- ② 表示名称と成分名が入れ替わっています。ジカリウムは医薬部外品の成分名で、2Kは化粧品の表示名称です。
- ③ これも入れ替わっています。リン酸アスコルビルMgが化粧品の表示名称で、リン酸L-アスコルビルマグネシウムが医薬部外品の成分名です。
- ④ ビタミンC誘導体は通称で、全成分表示に書く表示名称ではありません。表示名称は成分ごとに決まっています。
第9問
防腐剤に関する説明として、正しいものはどれか。
① 複数の防腐剤を組み合わせると効果が高まり、1つあたりの量を減らせるため、1つの製品に複数入っていることも多い
② フェノキシエタノールは酸化防止剤で、パラベンと併用されることが多い
③ 防腐剤は、化粧品基準で配合できる種類は定められているが、配合の上限は定められていない
④ 防腐の工夫は、水を多く含む化粧水や乳液より、油分が主体の製品で重要になる
答えと解説
正解:①
① 防腐剤は併用により効果が高まります。パラベンとフェノキシエタノールの併用が例です。
他の選択肢
- ② フェノキシエタノールは抗菌性のある防腐剤で、パラベンと併用されることが多い成分です。酸化防止剤の例はトコフェロールなどです。
- ③ どの防腐剤をどれだけ配合できるかは、化粧品基準で定められています。上限も定められています。
- ④ 水を多く含む化粧水や乳液ほど、微生物が育ちやすく防腐の工夫が重要になります。
第10問
色材の分類と例の組み合わせとして、正しいものはどれか。
① 赤色202号 ― 無機顔料
② 群青 ― 有機合成色素(タール色素)
③ カルミン ― 天然色素
④ 酸化亜鉛 ― 天然色素
答えと解説
正解:③
③ カルミンは虫から得る色素で、植物や動物などの天然物から得る天然色素の例です。
他の選択肢
- ① 赤色202号は有機合成色素(タール色素)の例です。無機顔料の例は酸化チタンや酸化鉄などです。
- ② 群青は金属の酸化物などでできた無機顔料の例です。有機合成色素ではありません。
- ④ 酸化亜鉛は無機顔料のうち白色顔料で、天然物から得る色素ではありません。
第11問
有効成分と、医薬部外品(薬用化粧品)の成分表示に関する説明として、正しいものはどれか。
① 有効成分は、配合量の多い順に並べて書くことが法律で義務づけられている
② 有効成分は成分ごとに承認され、製品(品目)ごとの承認は必要ない
③ 全成分表示の義務はないが、自主基準で「有効成分」と「その他の成分」に分けて書くのが原則である
④ 化粧品も医薬部外品も、有効成分とその他の成分に分けて書くのが原則である
答えと解説
正解:③
③ 薬用化粧品はこの書き分けがあるため、成分表を見ると化粧品か医薬部外品かを判断する手がかりになります。
他の選択肢
- ① 配合量の多い順に書く全成分表示は、化粧品の表示のルールです。有効成分の書き方とは別です。
- ② 有効成分は、成分だけで承認されるのではなく、製品(品目)ごとに承認されます。
- ④ 化粧品は全成分表示で、配合量の多い順に書きます。有効成分とその他の成分に分けて書くのは医薬部外品の側の原則です。
第12問
日本の化粧の歴史に出てくる、お歯黒についての説明として、正しいものはどれか。
① 五倍子粉(ふしこ)と鉄を含む液を使って、歯を黒く染める習慣である
② 明治時代に、鉛白粉の代わりとして広まった習慣である
③ 江戸時代に、庶民の男性のあいだで始まった習慣である
④ 白粉に含まれる鉛を使って、歯を白く保つための化粧である
答えと解説
正解:①
① お歯黒は歯を黒く染める習慣で、材料は五倍子粉と鉄を含む液でした。貴族の習慣から、江戸時代には既婚女性の習慣として続きました。
他の選択肢
- ② お歯黒は平安から江戸にかけての習慣で、明治時代に広まったものではありません。鉛白粉は白粉の原料です。
- ③ 貴族の習慣から、江戸時代には既婚女性の習慣として続きました。庶民の男性の習慣として始まったものではありません。
- ④ お歯黒は歯を黒く染めるものです。鉛や水銀が使われたのは、白粉の原料です。
復習先:化粧品の歴史
第13問
スキンケア化粧品の剤型と設計の説明として、正しいものはどれか。
① 乳液は化粧水より油分が少なく、クリームより油分が多い
② 美容液は水と油を乳化させた粘度の低いもので、乳液と同じ剤型である
③ 美容液は剤型の決まりがなく、化粧水に近いものからクリームに近いものまである
④ ジェルは水と油を界面活性剤で乳化させる剤型で、乳液と同じ分類である
答えと解説
正解:③
③ 美容液は、特定の肌悩みに働きかける美容成分を高めた配合で、剤型はさまざまです。
他の選択肢
- ① 油分は化粧水、乳液、クリームの順に増えます。乳液は化粧水より多く、クリームより少なくなります。
- ② 水と油を乳化させた粘度の低いものは乳液です。美容液は剤型が決まっていません。
- ④ ジェルは、増粘剤でとろみをつけた形として整理されます。乳化タイプは乳液やクリームです。
復習先:スキンケア化粧品の種類、高分子・増粘剤
第14問
美容成分と、配合しやすい基剤の関係として、正しいものはどれか。
① 水に溶けやすい成分は、乳液やクリームに配合しやすい
② 油に溶けやすい成分は、化粧水に配合しやすい
③ 水に溶けやすい成分も、油に溶けやすい成分も、基剤による違いはなく同じように配合できる
④ 水に溶けやすい成分は化粧水に、油に溶けやすい成分は乳液やクリームに配合しやすい
答えと解説
正解:④
④ 美容成分には、水になじみやすい親水性のものと、油になじみやすい親油性のものがあり、基剤との相性が大切です。水に溶けやすい成分は化粧水に、油に溶けやすい成分は乳液やクリームに配合しやすくなります。
他の選択肢
- ① 向きが逆です。水に溶けやすい成分は、水が中心の化粧水に配合しやすくなります。
- ② 向きが逆です。油に溶けやすい成分は、油分を含む乳液やクリームに配合しやすくなります。
- ③ 成分の溶けやすさによって、配合しやすい基剤は違います。基剤との相性が大切です。
第15問
石けんを洗浄成分とする洗顔料で、泡の質や洗い上がりを整えるために組み合わせることがある成分として、記事で挙げられているものはどれか。
① セタノールなどの高級アルコール
② コカミドプロピルベタインなどの両性界面活性剤
③ ベヘントリモニウムクロリドなどの陽イオン界面活性剤
④ BHTなどの酸化防止剤
答えと解説
正解:②
② 石けん成分に両性界面活性剤を組み合わせて、泡の質や洗い上がりを整えている製品があります。
他の選択肢
- ① セタノールは油性成分の高級アルコールで、石けんの泡の質を整える成分として挙げられていません。
- ③ 陽イオン界面活性剤は、ヘアコンディショナーなどで髪をなめらかにする用途で使われる種類です。
- ④ BHTは酸化防止剤で、口紅などの油性の製品で使われる成分です。
復習先:洗浄料・クレンジング料の処方、界面活性剤
第16問
男性の肌と男性化粧品に関する説明として、正しいものはどれか。
① 皮脂が多いので、洗顔を何度も行って、皮脂をできるだけ取り除くのが基本である
② 皮脂が多いので、乾燥しにくく、うるおっている傾向がある
③ 男性化粧品は、洗浄力を最優先にし、保湿成分は配合しないのが基本である
④ 皮脂を落とす洗浄力と、肌のうるおいを守ることを両立させるのが、設計の中心である
答えと解説
正解:④
④ 男性の肌は皮脂が多い一方で水分が少なくなりやすく、洗浄と保湿の両立が基本の考え方です。
他の選択肢
- ① 洗いすぎると、必要なうるおいまで落としやすくなります。皮脂を取り除くことだけを目指さず、洗浄と保湿を両立させます。
- ② 皮脂が多いからといって、うるおっているとは限りません。皮脂が多くても、水分は少なくなりやすい傾向があります。
- ③ 洗浄力だけを優先せず、保湿成分も配合して、うるおいを守る設計にします。
第17問
紫外線を防ぐ成分と、その説明の組み合わせとして、正しいものはどれか。
① t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン ― 有機化合物の紫外線吸収剤で、主にUVAを防ぐ
② 酸化亜鉛 ― 有機化合物の紫外線吸収剤で、塗っても白く見えにくい
③ メトキシケイヒ酸エチルヘキシル ― 有機化合物の紫外線吸収剤で、主にUVAを防ぐ
④ メトキシケイヒ酸エチルヘキシル ― 無機の粉末で、紫外線を散乱・反射する
答えと解説
正解:①
① 吸収剤の代表成分の1つで、主にUVAを防ぐものとして挙げられています。
他の選択肢
- ② 酸化亜鉛は無機の粉末の散乱剤で、塗ると白く見えやすい成分です。
- ③ メトキシケイヒ酸エチルヘキシルは吸収剤の代表成分ですが、主に防ぐのはUVBです。
- ④ 無機の粉末で紫外線を散乱するのは散乱剤です。メトキシケイヒ酸エチルヘキシルは有機化合物の吸収剤です。
第18問
化粧品に使われる水についての説明として、正しいものはどれか。
① 水道水を、そのまま使うのが基本である
② 不純物やイオンを取り除いた精製水が基本で、ほかの成分を溶かす土台になる
③ ミネラルを多く加えた水を使うのが基本である
④ 油性成分の仲間として扱われ、水に溶けにくい成分を溶かす土台になる
答えと解説
正解:②
② 化粧品に使う水は、不純物やイオンを取り除いた精製水が基本です。水は、ほかの成分を溶かす土台になります。
他の選択肢
- ① 不純物やイオンを取り除いた精製水を使うのが基本です。水道水をそのまま使うわけではありません。
- ③ 基本は、不純物やイオンを取り除いた精製水です。ミネラルを多く加えた水が基本というわけではありません。
- ④ 水は水性成分の中心で、油性成分の仲間ではありません。水に溶ける成分を溶かす土台になります。
第19問
常温(約25℃)での状態と、油性成分の例の組み合わせとして、正しいものはどれか。
① 固体 ― ヒマシ油
② 液体 ― カルナウバロウ
③ 液体 ― スクワラン
④ 液体 ― パラフィン
答えと解説
正解:③
③ スクワランは炭化水素の仲間で、常温で液体の油です。のびやなじみ、色材の分散に役立ちます。
他の選択肢
- ① ヒマシ油は、常温で液体の油です。
- ② カルナウバロウは、常温で固体のロウです。スティックの形を保つ役割をします。
- ④ パラフィンは、常温で固体の炭化水素です。名前に「ワックス」が付くものも、ロウとは別の炭化水素の仲間です。
第20問
フェイスパウダーの種類についての説明として、正しいものはどれか。
① ルースは粉を固めた形状で、プレストは粉のままの形状である
② ルースは粉状のもので、プレストは粉を固めたものである
③ ルースとプレストは粉の粒の大きさで分けられ、固めてあるかどうかは関係しない
④ ルースは粉状だが、プレストは粉ではなく、クリーム状にして固めたものである
答えと解説
正解:②
② フェイスパウダーは、粉状のもの(ルース)と、粉を固めたもの(プレスト)に分けられます。
他の選択肢
- ① ルースとプレストの説明が入れ替わっています。粉のままのものがルースで、固めたものがプレストです。
- ③ 分けるのは、粉のままか、固めてあるかという形状です。粒の大きさで分けるものではありません。
- ④ プレストは粉を固めたもので、クリーム状ではありません。
ボディ・ヘア・香り
第21問
制汗成分の作用と代表的な成分の組み合わせとして、正しいものはどれか。
① 収れん作用は焼ミョウバン、汗をゲル化して汗孔をふさぐ作用はクロルヒドロキシアルミニウム
② 収れん作用はクロルヒドロキシアルミニウム、汗をゲル化して汗孔をふさぐ作用は焼ミョウバン
③ 収れん作用はパラフェノールスルホン酸亜鉛、汗孔をふさぐ作用はイソプロピルメチルフェノール
④ 収れん作用はイソプロピルメチルフェノール、汗孔をふさぐ作用はパラフェノールスルホン酸亜鉛
答えと解説
正解:①
① 収れんで汗腺まわりの皮膚をひきしめるのは焼ミョウバンやパラフェノールスルホン酸亜鉛など、汗をゲル化して汗孔や毛孔を物理的にふさぐのはクロルヒドロキシアルミニウムなどで、この組み合わせが合っています。
他の選択肢
- ② 二つの作用の対応が入れ替わっています。クロルヒドロキシアルミニウムは汗孔をふさぐ側、焼ミョウバンは収れん側です。
- ③ パラフェノールスルホン酸亜鉛が収れんの成分である点は合っていますが、イソプロピルメチルフェノールは、においの原因菌を抑える殺菌の成分であり、汗孔をふさぐ成分ではありません。
- ④ 殺菌の成分であるイソプロピルメチルフェノールを収れんに、収れんの成分であるパラフェノールスルホン酸亜鉛を汗孔をふさぐ側に当てはめており、どちらも違います。
第22問
除毛剤の説明として、正しいものはどれか。
① 酸化剤がシスチン結合を切って、毛をやわらかく崩す医薬部外品である
② 医薬部外品で、チオグリコール酸塩などの還元剤がシスチン結合を切り、毛をやわらかく崩す
③ ワックスや脱毛テープのように毛を根元から抜き取る物理的な製品で、医薬部外品に区分される
④ パーマ液の第2剤と同じ種類の働きで、切れたシスチン結合を再びつなぎ直す製品である
答えと解説
正解:②
② 除毛剤は医薬部外品で、有効成分のチオグリコール酸カルシウムなどは還元剤として毛のケラチンのシスチン結合を切ります。パーマ液の第1剤と同じ種類の働きです。
他の選択肢
- ① 切る働きをするのは酸化剤ではなく還元剤です。酸化剤は、パーマ液では切れた結合をつなぎ直す第2剤の成分です。
- ③ 毛を物理的に抜き取るワックスや脱毛テープは、除毛剤ではなく脱毛料の例です。除毛剤は化学的に毛を溶かす製品です。
- ④ 除毛剤はパーマ液の第1剤と同じ還元剤の働きで、結合を切ったあと再びつなぎ直しません。つなぎ直す働きは第2剤(酸化剤)のものです。
第23問
入浴剤の一般的な分類と、代表的な成分・働きの組み合わせとして、正しいものはどれか。
① 薬用植物系(生薬系):セラミドや植物油、スクワランなどの保湿成分で、入浴後の肌のうるおいを保つ
② 清涼系:硫酸ナトリウムや塩化ナトリウムなどで、皮膚の表面に膜をつくり熱を逃がしにくくする
③ 無機塩類系:メントールなどで、ひんやりした入浴感を与える
④ 酵素系:パパインなどのたんぱく質分解酵素で、皮膚表面の古い角質を分解して取り除く
答えと解説
正解:④
④ 酵素系は、パパインなどのたんぱく質分解酵素を配合し、古い角質を分解して取り除くタイプです。
他の選択肢
- ① セラミド、植物油、スクワランなどの保湿成分を使うのはスキンケア系です。薬用植物系は、トウキ、センキュウ、カミツレなどの薬用植物を使います。
- ② 硫酸ナトリウムや塩化ナトリウムなどを使い、保温に役立つとされるのは無機塩類系です。清涼系の代表成分はメントールなどです。
- ③ メントールなどでひんやりした入浴感を与えるのは清涼系です。無機塩類系は、硫酸ナトリウム、硫酸マグネシウム、塩化ナトリウムなどを使い、保温に役立つとされます。
復習先:入浴剤の種類と成分、ボディケア化粧品まとめ
第24問
ボディの引き締め・マッサージ用の化粧品(シェイプアップ料)で、化粧品の効能の範囲(56項目)に基づく表示の説明として、正しいものはどれか。
① カフェインを配合した製品は、脂肪を分解する旨を表示できる
② 「肌をひきしめる」は56項目にあるが、脂肪の分解や部分やせにあたる項目はない
③ バストやヒップ用の製品は、部位に合わせてバストアップやヒップアップの旨を表示できる
④ 温感成分を配合した製品は、部分やせの旨を表示できる
答えと解説
正解:②
② 「肌をひきしめる」は56項目の一つです。一方、脂肪を分解する、部分やせ、サイズダウンにあたる項目は56項目にありません。
他の選択肢
- ① 成分を配合していても、化粧品は56項目の範囲を超える表現はできません。カフェインなどの成分の働きは、効能の約束にはなりません。
- ③ パーツ用の製品でも、化粧品として言える範囲は同じ56項目です。バストアップやヒップアップにあたる表現は言えません。
- ④ 温感成分は肌になじませると温かく感じさせる成分で、部分やせは56項目にありません。成分の有無で言える範囲が広がることはありません。
第25問
縮毛矯正とストレートパーマの違いの説明として、正しいものはどれか。
① 縮毛矯正は、2種類の薬剤に加えて、アイロンの熱を加える工程がある
② ストレートパーマは、2種類の薬剤に加えて、アイロンの熱を加える工程がある
③ 縮毛矯正は、2剤で結合を切ってからアイロンで伸ばし、1剤で固定する
④ 縮毛矯正は、新しく生えてくる部分にも矯正の効果が続く
答えと解説
正解:①
① ストレートパーマは2種類の薬剤だけで髪をまっすぐに近づけます。縮毛矯正は、同じく2種類の薬剤を使うほか、アイロンの熱を加える工程があります。
他の選択肢
- ② アイロンの熱を加える工程があるのは縮毛矯正です。ストレートパーマは2種類の薬剤だけで髪をまっすぐに近づけます。
- ③ 1剤の還元剤で結合を切り、アイロンで髪をまっすぐに伸ばしてから、2剤の酸化剤で固定します。
- ④ 矯正した部分は長く持つ一方、新しく生えてくる部分には元のクセが出ます。
第26問
化粧品としてのヘアケア製品の表示について、効能の範囲(56項目)に基づく説明として、正しいものはどれか。
① 「毛髪の帯電を防止する」は表示できるが、「クシどおりをよくする」は表示できない
② 「発毛」は表示できるが、「毛髪をしなやかにする」は表示できない
③ 「傷んだ髪が回復する」は表示できるが、「髪型を整え、保持する」は表示できない
④ 「髪型を整え、保持する」は表示できるが、「発毛」は表示できない
答えと解説
正解:④
④ 「髪型を整え、保持する」は56項目にあります。「発毛」は56項目にないため、化粧品では表示できません。
他の選択肢
- ① 「毛髪の帯電を防止する」も「クシどおりをよくする」も56項目にあり、どちらも表示できます。
- ② 「発毛」は化粧品では使えず、「毛髪をしなやかにする」は56項目にある表現なので、可否が逆になっています。
- ③ 「傷んだ髪が回復する」は化粧品では使えない表現で、「髪型を整え、保持する」は56項目にあるため、可否が逆になっています。
第27問
ヘアカラーリング製品の区分と作用の組み合わせとして、正しいものはどれか。
① 脱色剤(ブリーチ):医薬部外品で、酸性染料を髪に吸着させて、色を足す
② 半永久染毛料(ヘアマニキュアなど):化粧品で、酸性染料などを髪に吸着させ、メラニン色素は分解しない
③ 一時染毛料:医薬部外品で、髪の内部で酸化染料が発色する
④ 永久染毛剤(酸化染毛剤など):化粧品で、髪の表面に染料を付着させるだけで、メラニン色素は分解しない
答えと解説
正解:②
② 半永久染毛料は化粧品で、酸性染料などを髪の表面から浅い内部に吸着させます。メラニンを分解しないため、髪の色を明るくすることはできません。
他の選択肢
- ① 脱色剤は医薬部外品ですが、髪のメラニン色素を分解して明るくする製品です。酸性染料を吸着させて色を足すのは半永久染毛料です。
- ③ 一時染毛料は化粧品で、髪の表面に付着させて短期間で落ちます。髪の内部で酸化染料が発色するのは永久染毛剤です。
- ④ 永久染毛剤は医薬部外品で、化粧品ではありません。
第28問
酸化染毛剤の1剤と2剤についての説明として、正しいものはどれか。
① 1剤と2剤を混ぜると、髪の表面に染料が付着するだけで、メラニン色素は分解されない
② 1剤は酸化染料とアルカリ剤で、2剤は酸化剤である。混ぜて髪に塗ると、髪の内部で発色し、メラニン色素の分解も同時に起こる
③ 2剤は、メラニン色素を分解せず、色を足すだけの役割である
④ 1剤は酸化剤で、2剤は酸化染料とアルカリ剤である
答えと解説
正解:②
② 1剤は酸化染料とアルカリ剤で色のもとになり、2剤の酸化剤が酸化染料を発色させます。同時に髪のメラニン色素が分解されて明るくなります。
他の選択肢
- ① 酸化染毛剤では、髪の内部で酸化染料が発色し、メラニン色素の分解も同時に起こります。メラニンを分解しないのは半永久染毛料です。
- ③ 2剤の酸化剤は、酸化染料を発色させるとともに、メラニン色素を分解します。
- ④ 成分が入れ替わっています。1剤が酸化染料とアルカリ剤、2剤が酸化剤です。
第29問
パーマ液の区分と成分に関する説明として、正しいものはどれか。
① パーマネント・ウェーブ用剤は化粧品の区分で、承認の基準は定められていない
② 洗い流すヘアセット料は医薬部外品の区分で、チオグリコール酸塩を有効成分とする
③ 洗い流すヘアセット料の還元成分は、臭素酸塩や過酸化水素水である
④ 化粧品には「洗い流すヘアセット料」があり、システアミンなどチオール基をもつ還元成分を配合したものがある
答えと解説
正解:④
④ パーマ液のうち化粧品の区分にあたるのは洗い流すヘアセット料で、システアミン、チオグリセリン、ブチロラクトンチオールなどの還元成分を配合したものがあります。医薬部外品はパーマネント・ウェーブ用剤です。
他の選択肢
- ① パーマネント・ウェーブ用剤は医薬部外品で、チオグリコール酸またはその塩類、システイン類などを有効成分とし、承認の基準があります。
- ② 洗い流すヘアセット料は化粧品の区分です。チオグリコール酸塩を有効成分とするのは、医薬部外品のパーマネント・ウェーブ用剤です。
- ③ 臭素酸塩や過酸化水素水は還元成分ではなく、切れた結合をつなぎ直す第2剤の酸化剤です。
第30問
爪甲が爪床から離れて伸びた先端の部分を表す名称はどれか。
① 自由縁
② 爪根
③ 黄線
④ 爪郭
答えと解説
正解:①
① 自由縁(フリーエッジ、爪先)は、爪床から離れて伸びた先端の部分です。
他の選択肢
- ② 爪根(ネイルルート)は、皮膚の下に隠れている爪の根元の部分です。
- ③ 黄線(イエローライン)は、爪甲が爪床から離れる境目の線であり、先端の部分そのものを指す名称ではありません。
- ④ 爪郭(ネイルウォール)は、爪甲の両脇と根元を囲む皮膚です。
第31問
植物性の天然香料である精油の抽出法の説明として、正しいものはどれか。
① 水蒸気蒸留法は溶剤で香り成分を取り出す方法で、柑橘類の果皮にも同じ方法が用いられる
② 水蒸気蒸留法は精油の抽出で最も広く使われ、柑橘類の果皮からは圧搾法で精油を得る
③ 圧搾法は精油の抽出で最も広く使われ、柑橘類の果皮からは水蒸気蒸留法で精油を得る
④ 溶剤抽出法は水蒸気を通して香り成分を取り出す方法で、得られる抽出物にアブソリュートなどがある
答えと解説
正解:②
② 水蒸気を通して揮発する香り成分を取り出す水蒸気蒸留法が最も広く使われ、柑橘類の果皮は圧搾法で精油を得ます。
他の選択肢
- ① 溶剤で取り出すのは溶剤抽出法です。水蒸気蒸留法は水蒸気を使い、柑橘類の果皮には圧搾法が用いられます。
- ③ 二つの方法の対応が入れ替わっています。広く使われるのは水蒸気蒸留法で、柑橘類の果皮に用いるのは圧搾法です。
- ④ 水蒸気を通して取り出すのは水蒸気蒸留法です。溶剤抽出法は溶剤で香り成分を取り出す方法で、抽出物にアブソリュートなどがあります。
第32問
歯みがき剤の区分と効能の表示の説明として、正しいものはどれか。
① 化粧品歯磨剤は「むし歯の発生及び進行の予防」、フッ化物配合の薬用歯磨剤は「ムシ歯を防ぐ」と書き分ける
② 化粧品歯磨剤の56項目には「ムシ歯を防ぐ」はなく、「歯石の沈着を防ぐ」が含まれる
③ 化粧品歯磨剤も薬用歯磨剤も、どちらも「むし歯の発生及び進行の予防」と表示できる
④ 化粧品歯磨剤は「ムシ歯を防ぐ」、フッ化物配合の薬用歯磨剤は「むし歯の発生及び進行の予防」と書き分ける
答えと解説
正解:④
④ 化粧品は56項目の範囲の「ムシ歯を防ぐ(使用時にブラッシングを行う歯みがき類)」、フッ化物配合の医薬部外品は承認された効能の「むし歯の発生及び進行の予防」と、書き分けます。
他の選択肢
- ① 二つの表現の対応が入れ替わっています。「むし歯の発生及び進行の予防」は医薬部外品の承認された効能です。
- ② 化粧品歯磨剤の56項目には、「歯石の沈着を防ぐ」とともに「ムシ歯を防ぐ(使用時にブラッシングを行う歯みがき類)」も含まれます。
- ③ 化粧品が表示できるのは56項目の範囲で、「むし歯の発生及び進行の予防」は医薬部外品の承認された効能の言い方です。
第33問
歯根と歯槽骨のあいだにあり、歯を歯槽骨に結びつけて、かむ力のクッションやかんだ感覚のセンサーになる組織はどれか。
① セメント質
② 象牙質
③ 歯髄
④ 歯根膜
答えと解説
正解:④
④ 歯根膜は歯根と歯槽骨のあいだにあり、歯を歯槽骨に結びつけて、かむ力のクッションやかんだ感覚のセンサーになります。
他の選択肢
- ① セメント質は歯根の表面を覆う骨に似た薄い組織で、歯根膜の線維がつながります。歯槽骨とのあいだで歯を結びつけるのは歯根膜です。
- ② 象牙質はエナメル質やセメント質の内側にあり、歯の構造上の主体をつくる組織で、歯を歯槽骨に結びつける組織ではありません。
- ③ 歯髄は歯の中心にあり、血管と神経が通る部分で、クッションやセンサーの役割を担う組織ではありません。
第34問
ジェルネイルについての説明として、正しいものはどれか。
① アクリレートは感作性が低く、硬化が不十分でもかぶれは報告されていない
② ニトロセルロースを皮膜のもとにして、溶剤が揮発して乾く
③ アクリレート系の樹脂を使い、十分に硬化していないと、接触皮膚炎(かぶれ)を起こすことがある
④ 一般のネイルエナメルと同じ材料で、落とし方も同じ除光液で足りる
答えと解説
正解:③
③ ジェルネイルはアクリレート系の樹脂を使った爪の装飾で、成分のアクリレートが十分に硬化していないと、接触皮膚炎を起こすことがあります。
他の選択肢
- ① 接触皮膚炎や、爪の変形、剥離などの健康被害が報告されています。
- ② これは一般のネイルエナメルの説明です。ジェルネイルはアクリレート系の樹脂を使います。
- ④ ジェルネイルは、一般のネイルエナメルとは使う材料が違います。一般のネイルエナメルは、ニトロセルロースを皮膜のもとにしています。
復習先:ネイル化粧品とお手入れ
化粧品のルール
第35問
化粧品の製造販売業の許可と製造業の許可を定める薬機法の条文の組合せとして、正しいものはどれか。
① 製造販売業は第14条の9、製造業は第13条
② 製造販売業は第12条、製造業は第42条第2項
③ 製造販売業は第12条、製造業は第13条
④ 製造販売業は第13条、製造業は第12条
答えと解説
正解:③
③ 「製造販売業は第12条、製造業は第13条」は、製造販売業の許可が第12条、製造業の許可が第13条に定められている点と合っています。
他の選択肢
- ① 「製造販売業は第14条の9」は誤りです。第14条の9は、化粧品の品目ごとの製造販売の届出の規定で、事業者の許可の条文ではありません。
- ② 「製造業は第42条第2項」は誤りです。第42条第2項は化粧品基準の根拠で、製造業の許可の条文ではありません。
- ④ 「製造販売業は第13条、製造業は第12条」は、2つの条番号が逆です。製造業の許可は第13条、製造販売業の許可は第12条です。
復習先:化粧品と薬機法まとめ
第36問
薬機法第2条第2項が定める医薬部外品の説明として、正しいものはどれか。
① 第3号は、医薬品の目的に使われる物のうち、厚生労働大臣が指定するものである
② 第3号は、身体を清潔にし、美化し、魅力を増すことを目的とする物である
③ 第2号は、脱毛の防止、育毛、除毛を目的とする物である
④ 第1号は、ねずみ、はえ、蚊、のみなどの防除を目的とする物である
答えと解説
正解:①
① 「第3号は、医薬品の目的に使われる物のうち、厚生労働大臣が指定するもの」は、第3号の内容と合っています。大臣が指定した物が医薬部外品になる形です。
他の選択肢
- ② 「身体を清潔にし、美化し、魅力を増す」は、化粧品(第2条第3項)の使用目的です。第3号は、医薬品の目的に使われる物のうち大臣が指定するものです。
- ③ 「第2号は、脱毛の防止、育毛、除毛」は誤りです。これは第1号の目的で、第2号は防除を目的とする物です。
- ④ 「第1号は、ねずみ、はえ、蚊、のみなどの防除」は誤りです。防除は第2号で、第1号は口臭・体臭の防止、あせも・ただれ等の防止、脱毛の防止・育毛・除毛などの目的です。
第37問
化粧品の効能の範囲(56項目)の一覧で、( )内の言葉の扱いとして、正しいものはどれか。
① ( )内は、効能には含めないが、使用形態から考慮して限定するものである
② ( )内は、「皮膚」と「肌」の使い分けを可とする、という意味である
③ ( )内は、「補い保つ」を「補う」あるいは「保つ」でも可とする、という意味である
④ ( )内は効能に含まれるため、製品によらず省略して表示できる
答えと解説
正解:①
① 通知の注3では、( )内は効能には含めないが、使用形態から考慮して限定するものとされています。たとえば歯みがき類の条件や、洗顔料、打粉などです。
他の選択肢
- ② それは注2の内容です。注3の( )内は、使用形態から考慮して限定するものです。
- ③ それは注1の内容です。注3の( )内は、使用形態から考慮して限定するものです。
- ④ ( )内は効能には含めず、使用形態から考慮して限定するものです。使える製品が限られます。
復習先:化粧品の効能の範囲
第38問
次のうち、化粧品の定義に当たらない物と、その理由の組合せとして正しいものはどれか。
① 石けん:医薬品の用途を併せて目的とするため
② 疾病の治療・予防も併せて目的とする塗り薬:使用方法が塗擦に当たらないため
③ 口から摂る食品(サプリメント):使用方法が「塗擦、散布その他これらに類似する方法」に当たらない
④ 薬用化粧水:疾病の治療を目的とするため
答えと解説
正解:③
③ 口から摂る食品は、塗擦、散布その他これらに類似する方法という使用方法の要素に当たらないため、化粧品ではありません。
他の選択肢
- ① 石けんは化粧品の代表例で、医薬品の用途を併せて目的とする物ではありません。理由の説明が当てはまりません。
- ② 「使用方法が塗擦に当たらない」は誤りです。塗り薬は塗擦で使います。化粧品から外れる理由は、医薬品の用途も併せて目的とされているためです。
- ④ 「疾病の治療を目的とするため」は誤りです。疾病の治療を目的とするのは医薬品です。薬用化粧水が化粧品の定義から除かれるのは、医薬部外品であるためです。
第39問
医薬部外品(第2条第2項)と化粧品(第2条第3項)の定義に、共通して出てくる条件はどれか。
① 身体に塗擦、散布その他これらに類似する方法で使用されること
② 厚生労働大臣が指定した物であること
③ 人体に対する作用が緩和であること
④ 品目ごとに承認を受けた物であること
答えと解説
正解:③
③ 「人体に対する作用が緩和」は、医薬部外品の定義にも化粧品の定義にも出てくる言葉です。2つを分けるのは使用目的と指定の有無、制度の扱いです。
他の選択肢
- ① これは化粧品の使用方法の要素です。医薬部外品の定義の柱書にはこの条件は含まれていません。
- ② 大臣の指定は医薬部外品の第3号の型の条件で、化粧品の定義にはありません。
- ④ 承認は定義の条件ではなく制度の扱いの話です。化粧品は原則として品目ごとの承認が不要で、届出をします。
第40問
化粧品の広告で、効能の範囲56項目とは別に、事実に反しない範囲で表現できるとされるものはどれか。
① 「みずみずしい肌に見せる」
② 「肌をひきしめる」
③ 「ムシ歯を防ぐ」
④ 「皮膚にうるおいを与える」
答えと解説
正解:①
① 「みずみずしい肌に見せる」は、メーキャップ効果にあたる表現で、56項目とは別枠で、事実に反しない範囲で表示できます。
他の選択肢
- ② 「肌をひきしめる」は、56項目の中の効能です。別枠の表現ではありません。
- ③ 「ムシ歯を防ぐ」は、使用時にブラッシングを行う歯みがき類に限った、56項目の中の効能です。別枠の表現ではありません。
- ④ 「皮膚にうるおいを与える」は、56項目の中の効能です。別枠の表現ではありません。
第41問
企業から依頼を受けたSNS投稿に「PR」と表示した場合の説明として、正しいものはどれか。
① PR表記があれば、薬機法第66条の対象から外れる
② ステマ規制への対応にはなるが、効能が誇大であれば薬機法第66条の問題になりうる
③ 体験談の形で書けば、効能が56項目を超えても第66条の問題にならない
④ 第66条はメーカー(広告主)に向けた規定なので、投稿した個人は対象にならない
答えと解説
正解:②
② PR表記は、広告であることを分かるようにするステマ規制への対応です。何を言っているかは別の問題で、効能の誇大は第66条の問題になりえます。
他の選択肢
- ① 「対象から外れる」は誤りです。PR表記は薬機法の免除ではありません。
- ③ 「体験談の形なら問題にならない」は誤りです。第66条は「明示的であると暗示的であるとを問わず」とされ、体験談や口コミの形でも誇大は問題になりえます。
- ④ 「投稿した個人は対象にならない」は誤りです。第66条は「何人も」とされ、SNSで紹介する個人も対象です。
復習先:SNS・PRのルール、化粧品の広告ルール
第42問
2023年10月1日に始まったステルスマーケティング規制について、規制の対象として正しいものはどれか。
① 景品表示法に基づく告示で、規制の対象は表示を見た一般消費者
② 景品表示法に基づく告示で、規制の対象は広告主である事業者
③ 景品表示法に基づく告示で、規制の対象は広告主と、依頼を受けて投稿した第三者の両方
④ 景品表示法に基づく告示で、規制の対象は依頼を受けて投稿したインフルエンサーなどの第三者
答えと解説
正解:②
② ステマ規制は、2023年10月1日から景品表示法違反とされる告示で、規制の対象は判別しにくい表示を行った広告主(事業者)です。
他の選択肢
- ① 規制の対象は表示を行った事業者で、表示を見た一般消費者ではありません。
- ③ 依頼を受けて投稿したインフルエンサーなどの第三者は、ステマ規制の対象ではありません。対象は広告主です。
- ④ 依頼を受けて投稿したインフルエンサーなどの第三者は、ステマ規制の対象ではありません。対象は広告主です。
第43問
化粧品の官能評価で、個人差や環境の影響を減らす工夫として、正しいものはどれか。
① 塗る量や部位だけをそろえ、温度や湿度は評価する日の環境に任せる
② 結果は統計的に整理せず、評価者全員の回答をそのまま並べて比べる
③ 評価の条件は評価者ごとに変え、それぞれが使いやすい量や部位で評価してもらう
④ 温度、湿度、塗る量や部位などの条件をそろえ、評価者を選んで、結果を統計的に整理する
答えと解説
正解:④
④ 官能評価は人の感覚を使うため、個人差やその日の体調・環境の影響を受けます。条件をそろえ、評価者を選び、統計的に整理することが大切です。
他の選択肢
- ① 温度や湿度も、評価に影響する条件です。塗る量や部位とあわせて、条件をそろえます。
- ② 個人差があるため、結果は統計的に整理して読みます。
- ③ 条件が評価者ごとに違うと、製品の違いが比べにくくなります。条件はそろえます。
復習先:化粧品の官能評価
第44問
通信販売の定期購入で、申込みの最終確認画面に分量・金額・期間などを誤認させる表示があったとき、消費者が申込みを取り消せる根拠となる条文はどれか。
① 特定商取引法第11条
② 特定商取引法第12条の6
③ 特定商取引法第15条の4
④ 特定商取引法第12条
答えと解説
正解:③
③ 最終確認画面などで誤認させる表示があったとき、消費者が申込みを取り消せることを定めているのは第15条の4です。
他の選択肢
- ① 第11条は、広告に表示すべき事項(販売価格、支払い、引渡し、申込期間、返品など)の規定で、取消しの規定ではありません。
- ② 第12条の6は、最終確認画面などで分量・金額・期間などを誤認させないよう表示を求める規定です。取消しの根拠は第15条の4です。
- ④ 第12条は、誇大広告等の禁止の規定で、申込みの取消しを認める規定ではありません。
復習先:景品表示法・特商法と化粧品
第45問
化粧品の広告や美容の施術の表現に関する記述として、正しいものはどれか。
① 医師法第17条は、美容に関する施術の広告を禁止する規定である
② 「施術で治る」のような表現は景品表示法の問題で、医師法や薬機法の問題にはならない
③ 「治療のようなマッサージ」は、化粧品の広告であれば56項目の表現として認められる
④ 医業は医師でなければ行えず(医師法第17条)、「施術で治る」のような表現は医療的な表現として問題になる
答えと解説
正解:④
④ 医師法第17条は、医師でなければ医業を行えないと定めています。「施術で治る」のような表現は医療的な表現で、薬機法の効能の範囲も超えます。
他の選択肢
- ① 第17条は広告の規定ではなく、「医師でなければ、医業をなしてはならない」という規定です。
- ② 「施術で治る」のような表現は医療的な表現で、医療的な表現として問題になり、化粧品の広告なら薬機法の効能の範囲も超えます。景品表示法だけの問題ではありません。
- ③ 「治療のようなマッサージ」は医療的な表現として問題になるうえ、56項目の範囲を超えます。
第46問
化粧品の全成分表示を義務づけるしくみとして、正しいものはどれか。
① 薬機法第61条第4号に基づき成分を指定した、平成12年厚生省告示第332号
② 薬機法第66条に基づく、昭和55年厚生省告示第166号
③ 薬機法第42条第2項に基づく、平成12年厚生省告示第331号
④ 薬機法第61条第5号に基づき成分を指定した、平成12年厚生省告示第332号
答えと解説
正解:①
① 全成分表示は、薬機法第61条第4号(厚生労働大臣の指定する成分の名称)に基づき、平成12年厚生省告示第332号で成分を指定するしくみです。
他の選択肢
- ② 第66条は誇大広告等の禁止です。昭和55年の告示第166号は使用の期限を指定した告示で、全成分表示の根拠ではありません。
- ③ 第42条第2項と告示第331号は、化粧品基準(配合できる成分のルール)の根拠で、全成分表示のしくみではありません。
- ④ 第61条第5号は使用の期限の規定です。成分の名称は第4号です。
第47問
化粧品の全成分表示の書き方として、正しいものはどれか。
① 混合原料(プレミックス)は、原料の商品名で1つにまとめて書く
② 抽出物は、抽出された物質と抽出溶媒を分けて書く(最終製品に溶媒が残らない場合を除く)
③ 全成分表示では、国が指定した表示指定成分(102種類)だけを書けばよい
④ 表示名称は、メーカーごとにわかりやすい呼び方を選んでよい
答えと解説
正解:②
② 抽出物は、抽出された物質と、抽出溶媒や希釈溶媒を分けて書きます。最終製品に溶媒が残らない場合は除きます。
他の選択肢
- ① 混合原料(プレミックス)は、混ざっている成分ごとに書きます。
- ③ 表示指定成分(102種類)だけが表示されていたのは、2001年4月に全成分表示が始まる前です。全成分表示では、配合した成分を原則すべて表示します。
- ④ 表示名称は、日本化粧品工業会の「化粧品の成分表示名称リスト」など、業界で整理された名称を使います。呼び方がメーカーごとに違うと、消費者が比べられなくなるためです。
復習先:全成分表示の読み方
第48問
化粧品基準で、載っているものしか配合できないポジティブリスト方式で管理される成分の組合せとして、正しいものはどれか。
① 防腐剤・紫外線吸収剤・界面活性剤
② 紫外線吸収剤・タール色素・香料
③ 防腐剤・紫外線吸収剤・タール色素
④ 防腐剤・保湿剤・タール色素
答えと解説
正解:③
③ 防腐剤、紫外線吸収剤、タール色素の3つは、載っているものしか使えないポジティブリスト方式で管理されます。
他の選択肢
- ① 界面活性剤はポジティブリストの成分ではありません。防腐剤・紫外線吸収剤・タール色素以外の成分は、ネガティブリスト方式です。
- ② 香料はポジティブリストの成分ではありません。防腐剤・紫外線吸収剤・タール色素以外の成分は、ネガティブリスト方式です。
- ④ 保湿剤はポジティブリストの成分ではありません。防腐剤・紫外線吸収剤・タール色素以外の成分は、禁止・制限を並べたネガティブリスト方式です。
復習先:化粧品基準
第49問
化粧品の表示に関する公正競争規約についての説明として、正しいものはどれか。
① 薬機法第61条に基づいて国が定めた、すべての化粧品が守る義務のある法律上の表示ルールである
② 景品表示法に基づく認定を受けて、業界が自主的に設けた表示のルールである
③ 医薬品、医薬部外品、化粧品のすべての表示を、同じ内容で定めたルールである
④ 製造販売業の許可を受けるための条件として、国が定めたルールである
答えと解説
正解:②
② 公正競争規約は、景品表示法に基づく認定を受けて、業界が自主的に設けるルールの一つです。化粧品の表示のしかたを定めています。
他の選択肢
- ① 薬機法第61条が定めるのは、国の法律による法定表示です。公正競争規約は、法律ではなく業界の自主ルールです。
- ③ 化粧品の表示に関する規約で、医薬品や医薬部外品の表示まで同じ内容で定めるものではありません。
- ④ 許可の条件として国が定めるものではなく、業界が自主的に設けるルールです。
復習先:化粧品の表示事項、化粧品の表示と広告まとめ
第50問
化粧品による肌トラブルで、製造物責任法に基づく損害賠償を求めるときに、被害者が示す必要がある事項の組合せとして、正しいものはどれか。
① 色や使い心地に不満があること、損害が生じたこと、因果関係があること
② 製品に欠陥があること、損害が生じたこと、製造業者が薬機法違反で行政処分を受けたこと
③ 製品に欠陥があること、損害が生じたこと、製造業者に過失があったこと
④ 製品に欠陥があること、損害が生じたこと、欠陥と損害の間に因果関係があること
答えと解説
正解:④
④ 製造物責任法で示す必要があるのは、欠陥があること、損害が生じたこと、その因果関係があることの3点です。
他の選択肢
- ① 欠陥は「通常有すべき安全性を欠いていること」で、色や使い心地の不満だけでは欠陥とはいえません。
- ② 行政処分の有無は要件に入っていません。示す必要があるのは、欠陥・損害・因果関係です。
- ③ 製造物責任法の賠償責任は、製造業者の過失の有無にかかわらず問われます。過失の立証は要件に入っていません。
復習先:肌トラブルに関する法律
第51問
化粧品の製造販売業者が、副作用によるものと疑われる疾病・障害・死亡の発生などを知ったときに、厚生労働大臣へ報告することを定めた薬機法の条文はどれか。
① 第70条
② 第66条
③ 第68条の11
④ 第68条の10第1項
答えと解説
正解:④
④ 医薬部外品・化粧品の副作用等の報告は、第68条の10第1項の規定です。報告の提出先は、第68条の13第3項により医薬品医療機器総合機構(PMDA)です。
他の選択肢
- ① 第70条は、厚生労働大臣や都道府県知事が廃棄・回収などを命じる規定です。報告の義務を定める条文ではありません。
- ② 第66条は、虚偽・誇大な広告の禁止の規定です。副作用等の報告とは関係がありません。
- ③ 第68条の11は、回収に着手したときに、その旨と回収の状況を報告する規定です。副作用等の報告とは別です。
第52問
化粧品の評価のうち、官能評価ではなく機器による評価に当たるものはどれか。
① 3つの試料のうち、異なる1つを見分ける
② 角層水分量の測定
③ 訓練したパネルが、のびのよさを段階で採点する
④ 一般消費者が、2つの試作品を比べて好みを選ぶ
答えと解説
正解:②
② 角層水分量の測定は、数値で測る機器による評価の例です。
他の選択肢
- ① 3つのうち異なる1つを当てるのは3点識別法で、人の感覚を使う官能評価です。
- ③ 段階で採点するのは評点法で、人の感覚を使う官能評価です。
- ④ 2つずつ比べるのは一対比較法で、人の感覚で好みを調べる官能評価です。
復習先:化粧品の官能評価
2級以下の内容(一部)
第53問
化粧品の表示や原料に関する説明として、最も適切なものはどれか。
① 防腐剤フリーは、防腐剤の定義が統一されており、微生物の増殖を抑える成分が入っていないことを示す
② 無香料は、香料を配合していないという表示であり、においがないことを意味しない
③ アレルギーテスト済みは、試験で反応が起きにくいことが確かめられており、誰の肌にも使えることを示す
④ 食べ物由来の原料は、食品として使われているので、肌に使っても反応が起きにくいことが確かめられている
答えと解説
正解:②
② 無香料は「香料を配合していない」という意味です。原料そのもののにおいが残ることがあるため、無臭とは別です。香料の有無は全成分表示で確認します。
他の選択肢
- ① 「防腐剤フリー」には統一された定義がなく、特定の成分を配合していないという意味です。ほかの成分や容器の工夫で品質を保つ製品もあり、使用期限と保管の方法を守ります。
- ③ テスト済みは、試験を行ったという事実の表示です。全員に反応が起きないという保証ではありません。
- ④ 食べ物として使われる原料でも、肌に使うと反応が起きた例があります。原料のイメージではなく、自分の肌の反応で判断します。
第54問
毛のつくりと、そのはたらきの組み合わせとして、正しいものはどれか。
① 毛乳頭 ― 皮脂を出して、毛の表面をおおう
② 立毛筋 ― 毛母の細胞に働きかけて、毛の成長を支える
③ 毛包 ― 毛が生えかわる周期で、成長期、退行期、休止期の順に進む
④ 毛母(毛母細胞) ― 毛包の底にあり、細胞が増えて毛をつくる
答えと解説
正解:④
④ 毛は、毛包の中でつくられます。毛包の底にある毛母(毛母細胞)が増えて、毛をつくります。
他の選択肢
- ① 皮脂を出すのは皮脂腺です。毛乳頭は、毛母の細胞に働きかけて、毛の成長を支える部分です。
- ② 立毛筋は、毛包に付く小さな筋肉で、縮むと毛が立ちます。毛母の細胞に働きかけるのは毛乳頭です。
- ③ 毛包は、毛を包む袋のような構造です。毛が生えかわる周期(毛周期)を指す名前ではありません。
復習先:皮膚の付属器官、皮膚の構造としくみまとめ
第55問
シャンプーで頭皮を洗うときの基本として、適切なものはどれか。
① 頭皮の汚れを落とすため、爪を立てて、しっかりかき出すように洗う
② 爪を立てずに指の腹で頭皮を洗い、泡が残らないように、すすぎを念入りにする
③ 指の腹で頭皮を洗い、すすぎは泡が少し残る程度にとどめて、頭皮にうるおいを残す
④ 洗う前のブラッシングは髪を傷めるので行わず、ぬらしてから指で絡まりをほぐす
答えと解説
正解:②
② 頭皮は、爪を立てずに指の腹でやさしく洗います。泡が残ると頭皮のかゆみやべたつきの原因になるため、すすぎを念入りにします。
他の選択肢
- ① 爪は立てず、指の腹でやさしく洗います。
- ③ 泡が残ると、頭皮のかゆみやべたつきの原因になります。すすぎは念入りにします。
- ④ 洗う前にブラッシングをして、髪の絡まりをやさしくほぐし、汚れを浮かせます。
第56問
化粧品の広告で「浸透」という言葉を使うときの考え方として、正しいものはどれか。
① 「角層まで」のように、浸透する範囲を示して書く
② 範囲を示せば、肌の奥深くまで浸透すると書いてよい
③ 「浸透」は、化粧品の効能の範囲(56項目)として、そのまま書ける
④ 「浸透」という言葉は、化粧品の広告ではどんな場合も使えない
答えと解説
正解:①
① 化粧品の広告で「浸透」を述べるときは、「角層まで」と範囲を示すことが求められます。肌の深いところへ作用するような書き方はできません。
他の選択肢
- ② 化粧品で表示できる効能は56項目の範囲と決まっていて、肌の深いところへ作用するような書き方はできません。
- ③ 「浸透」は56項目の効能そのものではありません。使うときは、「角層まで」と範囲を示します。
- ④ 「角層まで」のように範囲を示せば、使うことができます。
第57問
ニキビに関して、化粧品の効能として表示できる範囲の説明として、適切なものはどれか。
① 打粉で「ニキビを防ぐ」と言える
② 美容液で「ニキビの炎症を鎮める」と言える
③ 洗顔料で「(洗浄により)ニキビ、アセモを防ぐ」と言える
④ 化粧水で「(洗浄により)ニキビ、アセモを防ぐ」と言える
答えと解説
正解:③
③ 化粧品で言えるのは、洗顔料の「(洗浄により)ニキビ、アセモを防ぐ」など、56項目の範囲です。
他の選択肢
- ① 打粉で言える項目は「あせもを防ぐ」です。ニキビを防ぐという項目は、洗顔料の範囲の表現です。
- ② 炎症を鎮めるという表現は、56項目の範囲にありません。炎症が強いときは医療機関に相談します。
- ④ この項目は「洗浄により」の条件がつき、洗顔料に当てはまる表現です。化粧水には当てはまりません。
第58問
酸化と抗酸化に関する説明として、正しいものはどれか。
① 化粧品の品質を酸化から守る酸化防止剤は、肌の酸化を防ぐ話とは別である
② 表皮には抗酸化のしくみがないため、ビタミンC・Eを外から補うしかない
③ 紫外線による活性酸素は、メラニンをつくる細胞の働きを抑えるため、シミの原因にはならない
④ SODやカタラーゼは、活性酸素を発生させる酵素である
答えと解説
正解:①
① 酸化防止剤は化粧品自体の品質を守るもので、活性酸素による肌の酸化とは別の話として扱います。
他の選択肢
- ② 表皮にも、グルタチオンやカタラーゼなどの抗酸化因子があります。
- ③ 紫外線による活性酸素は、メラニンをつくる細胞を刺激して、シミの原因になるとされます。
- ④ SODやカタラーゼは、活性酸素を分解する体内の抗酸化酵素です。
第59問
歯ブラシの当て方と交換についての説明として、適切なものはどれか。
① 歯と歯ぐきの境目には毛先を45度ほどの角度で当てて弱い力で動かし、前歯の裏側は歯ブラシを縦にして使う
② 毛先が広がった歯ブラシのほうが汚れをかき出しやすいので、広がってから交換する
③ 前歯の裏側も、ほかの歯と同じように歯ブラシを横にしてみがく
④ 歯と歯ぐきの境目は汚れがたまりにくいので、歯の面だけに毛先を当てればよい
答えと解説
正解:①
① 歯と歯ぐきの境目には、毛先を45度ほどの角度で当て、弱い力で動かします。前歯の裏側は、歯ブラシを縦にして使います。
他の選択肢
- ② 毛先が広がったら交換します。交換の目安は1〜2か月です。
- ③ 前歯の裏側は、歯ブラシを縦にして使います。
- ④ 歯と歯ぐきの境目にも、毛先を45度ほどの角度で当ててみがきます。
第60問
日焼け止めの塗り方として、適切なものはどれか。
① 手のひら全体に広げて一度に塗り、手のひらに残った分はそのままにする
② 顔の正面にムラなく塗れば、顔の側面や耳は日焼けしにくいので省いてよい
③ 少量ずつ手に取って指の腹でムラなくのばし、顔の側面、耳、首などの塗り残しやすい所にも塗る
④ 量は製品の使用量の目安より少なめにして、その分、塗り直しの回数を増やせばよい
答えと解説
正解:③
③ 日焼け止めは、少量ずつ手に取り、ムラなくのばします。顔は指の腹を使うと塗りやすく、顔の側面、耳、首から襟元、うなじなどは塗り残しやすい所です。
他の選択肢
- ① 少量ずつ手に取り、指の腹を使って、顔にしっかりのせます。
- ② 顔の側面や耳は、塗り残しやすい所です。忘れずに塗ります。
- ④ 製品に書かれた使用量の目安を守ります。量が少ないと、表示どおりの効果は得にくくなります。
復習先:UVケアの基本、スキンケアの基本まとめ
分野別の得点と復習先のまとめ
間違えた問題の番号を、次の表の分野に当てはめて、復習するまとめに戻りましょう。分野ごとに、正解数をメモしておくと、弱い分野が見えます。
| 範囲(公式の項目名、またはテキストの節名) | 問題番号 | 復習するまとめ |
|---|---|---|
| 化粧品の歴史 | 1、12 | 化粧品の原料まとめ |
| 化粧品の原料 | 2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、18、19 | 化粧品の原料まとめ |
| UVケア化粧品 | 17 | スキンケア・UV化粧品まとめ |
| スキンケア化粧品 | 13、14、15、16 | スキンケア・UV化粧品まとめ |
| メイクアップ化粧品 | 20 | メイクアップ化粧品まとめ |
| ボディケア化粧品 | 21、22、23、24 | ボディケア化粧品まとめ |
| ヘアケア化粧品 | 25、26、27、28、29 | ヘアケア・ネイル化粧品まとめ |
| ネイル化粧品 | 30、34 | ヘアケア・ネイル化粧品まとめ |
| フレグランス化粧品 | 31 | 香り・オーラルケア・サプリまとめ |
| オーラルケア製品 | 32、33 | 香り・オーラルケア・サプリまとめ |
| 化粧品と医薬品医療機器等法 | 35 | 化粧品と薬機法まとめ |
| 化粧品の定義 | 36、38、39 | 化粧品と薬機法まとめ |
| 化粧品の広告やPRのためのルール | 37、40、41、42、44、45 | 化粧品の表示と広告まとめ |
| 化粧品の品質と安全性を保つために | 48 | 化粧品の表示と広告まとめ |
| 化粧品の表示 | 46、47、49 | 化粧品の表示と広告まとめ |
| 肌トラブルに関する法律 | 50 | 化粧品の品質と安全性まとめ |
| 不良品とトラブル | 51 | 化粧品の品質と安全性まとめ |
| 化粧品の官能評価 | 43、52 | 化粧品の品質と安全性まとめ |
| スキンケアの素朴な疑問 | 53 | スキンケアの基本まとめ |
| UVケアの基本 | 60 | スキンケアの基本まとめ |
| ヘアケアの基本 | 55 | ボディ・ヘア・ネイルの基本まとめ |
| デンタルケア | 59 | ボディ・ヘア・ネイルの基本まとめ |
| 皮膚の付属器官 | 54 | 皮膚の構造としくみまとめ |
| 皮膚の作用 | 56 | 皮膚の構造としくみまとめ |
| 肌悩みの原因とお手入れ | 57 | 肌悩みの原因とお手入れまとめ |
| 肌を劣化させる要因 | 58 | 肌を劣化させる要因まとめ |
正答率が低い分野が1つに偏っていれば、その分野のまとめから読み直します。分野がばらけているときは、間違えた問題の解説にある復習先を順に読み返します。
再挑戦の手順
- 間違えた問題に印をつけ、復習先の記事を読む
- 同じ分野の練習問題(基本確認問題・テーマ別の問題)を解き直す
- 数日あけて、間違えた問題だけをもう一度解く
- 全体をもう一度、時間を計って通して解く

